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―翌日、楓花さんは昼間にお昼御飯を届けてくれた。
玄関先では何だからと、私は家に上がって貰った。
「すみません…。こんな事までして頂いて…」
ダイニングでお弁当を開ける楓花さん。
2つお弁当箱を出して、
「これは冷凍してもいけるやつだから、良かったら使って」
と私に紙袋を渡してくれた。
中にはいくつもタッパーが入っていて、保存できる料理ばかりだった。
「楓花さん…本当にこんな……申し訳ありません」
「何言ってんのよ。矢代に嫁いで10年以上ずっと杏ちゃんはご飯作ってたでしょ?身体壊した時くらい、甘えて甘えて…」
「私の料理なんて…。楓花さんに比べたら…。楓花さんのお料理の方が皆さん口に合うだろうし…」
「どうした?どうした~?杏ちゃん、誰かそんなこと言った~?」
楓花さんが私の顔を覗き込む。
航大に言われた…。
“別に杏が作らなくても姉貴が作る。姉貴の料理の方が家族の口に合うんだよ”
「い、いえ…」
でもそんなこと、楓花さんには言えない。
「私の料理は濃いのよ。だから、父さんは喜ぶ。でも母さんは眉間に皺寄せる」
そう言って、楓花さんは眉間に皺を寄せて義母の顔真似をした。
私は思わず笑ってしまう。
「そうそう、笑ってた方が、杏ちゃんらしいよ」
楓花さんのその言葉に、久々に自分が笑ったことに気付いた。
「花梨がさ“旬兄ちゃんが元気ない。杏ちゃんと同じ顔してる”って言うのよ」
「えっ…」
「旬ちゃん、杏ちゃんのこと物凄く心配してるよ。あの子、航大と違って視野が広いし、優しいし、気遣いする子でしょ?」
「……」
「今の杏ちゃんの姿に一番胸を痛めてるのは、旬ちゃんだと思う…」
しっかりしなきゃと思った。
旬の為にも、ぐるぐる同じ場所で悩んでいても仕方がない。
どうにか動き出さなきゃならない。
「私さ、杏ちゃんの異変に気付いたのいつだったかなって…。夏休みが開けたら杏ちゃん随分ほっそりして…ダイエット頑張ったって言ってたじゃない?」
「…はい」
「本当にダイエットだったの?」
「……」
「秋の創業パーティーの時、あれは―」
ピンポーン…
突然のインターフォン。
誰か来た。
「す、すみません…」
私はモニターを見に向かう。
そのモニターに映る姿に、私は驚く。
「杏ちゃん?どなた?」
楓花さんに尋ねられる。
「えっと…航大の友人の奥様で…」
モニターに映っていたのは、優子さんだった。
優子さんは杏ちゃんの味方でいてー 鳥羽先輩から連絡が入った事にして!
めっちゃ気になる😫💖。ちょくちょくチェックしちゃうよ〰️⭐️
楓花さんはなんか嘘のない人のように思えるけど…優子さんも旦那を絞り上げて心配してきたのだったらいいな。のんはサークルクラッシャー女っぽい。
優子さん、のんに頼まれ杏ちゃんの様子みにきたって感じ?楓花さんだってわからんし?早く証拠をもって弁護士事務所だよ。そんな男といたってもう無理でしょ😢
この2人は味方だと信じたい。誰も頼れなかったら反撃出来ない。優子さんは、のんの裏の顔を知ってる?🍎の細川君のような救世主come on!
これ以上、杏が誰かに裏切られたり、傷つけられるところを見たくない。😢
楓花さんは味方であって欲しいけど。優子も多分知っている。敵なのか味方になるのか?
私も誰に対しても疑心暗鬼だよー😭😱やっぱり全く無関係な弁護士だよー❗️寝不足になってしまう、気になる😱
私も1日中はまってますよ~。家事が止まちゃってます。このままだと、また気になって眠れない。ぴぐさん助けて〰️😹
もう、心臓がバクバクする・・まだ更新あるかな?眠れないよー
優子さんは航大とのんの逢瀬を外で見掛けてしまったんだろうか?優子さんも旦那さんがキッカケを作ったと知ったら心痛いだろうなぁ😰
続きが気になって寝れない‼️
心配してくれてるんだろうけど😓杏の周りは殆ど旦那side。無職で体調不良、病院も旦那側だし色々不利すぎる。迂闊に話さない方が良さそうな
なんか…登場人物の皆んなに裏があって敵に見えてしまう〜😱楓花さんには杏ちゃん、旬君の味方でいて欲しい〜😢💦
今度はなにー⁉️心臓に悪い😫
モヤモヤ…苦しい。疑心暗鬼になる😣
こわい😨もう誰も信じられない
優子さん。なんだなんだ?敵?味方?
優子さん絶対気づいてる
なんなんだ、このタイミング。敵か味方か?楓花さんも優子さんも、どっちなんだろ?もう1日中どっぷりはまってしまってる。(笑)
優子も裏がありそう、のんの友人とか…