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『…ごめん、飲み過ぎて』
航大のその一言に、ギュッと掴まれたような痛みを感じていた胸が解放されてホッとした。
「め、珍しい…。ビックリしたよ…。無事で良かった…」
その場に座り込む。
「今、どこ?」
緊張の糸が切れた。
ホッとした。
『…実家』
「実家?」
旬は私の様子を見て、航大の様子がわかったのかトイレへと向かった。
『うん…。夜中まで飲んじゃってさ、朝少しでも長く寝れるようにこっち帰ったんだ』
「そうだったんだ…。それならそうと連絡くれたら良かったのに…」
『いや、ごめん。滅茶苦茶飲んだからさ、気が回らなくて』
「ううん、わかった。身体大丈夫?」
『もう少し寝るわ』
「わかった。出勤に間に合うようにスーツ持っていくね」
『いや、いい。実家のあるやつ着る。杏はいつも通りで』
「…そう?」
今までにはないことだったけれど、ナイーブ航大だったし、こんなこともあるだろうと思った。
今からならまだ2時間は眠れる。
私は航大に眠るように言って、電話を切り上げた。
無断外泊を注意し忘れた。
帰ってから釘は指しておかないとと思いながらも立ち上がり、キッチンへ。
朝食の準備をはじめた。
「お父さん、大丈夫だったでしょ?」
トイレから戻って来た旬が、カウンターキッチン越しに問い掛けてくる。
「うん…」
「でしょ?お父さんは僕らを悲しませるようなことはしないよ」
旬の言葉に私は笑って頷いた。
旬は航大が世界で一番カッコいいと思っている。
優しくて、強くて、いつも正しいことを教えてくれる。
仕事にも誇りを持っていて、家では優しいお父さん。
最近は少し大きくなって言わなくなったけれど、
「お父さんみたいになりたい」
が、旬の口癖だった。
ノンのLINEは返して、杏のLINEはスルー。 ホントにこの一晩に何があったのー?
事実を知ったら反面教師になりそう😭
これから、杏ちゃんは強くなっていくんだね。そうでなきゃ、旬くんを守れない。………いずれ天宮弁護士、もしくは葉山弁護士とか出てくるながれ……かな❔❓……かな❔😅💧ささやかな願望がでてしまいました💧
航大は杏だけでなく、自分を尊敬し大好きな旬君の信頼も裏切ったんだよね😢自分のしたことを子供説明出来ると思っているの?分別つく年頃だよ。両家の親に楓花姉さんにも説明出来ると?
でも、杏ちゃんもちょっと航大、航大って依存しすぎ?これから、強~くなってってね。
最初は誤魔化したのね‥後はのんの言われるがままに離婚の方向へ😰旬くんからの信頼・尊敬まで奪うなんて‥その一夜に本当に何も過ぎらなかった?躊躇はなかったの?😢
実家って、ほんと?本当だったらなんかお義母さんも信用出来ない感じがしてきた🤢
旬君が母を気遣っていた姿は、航大が家族に見せていた姿なんだよね。切ない😭
離婚は相当の理由がない限り母親に親権が行くのが普通では?精神病や無職でないかぎり。だから杏ちゃんがんばれっ!それとも相手の女の自信たっぷりさ…なにか策があるのだろうか🤔
杏を裏切ってしまって顔を合わせたら上手く誤魔化せる自信が無かったから実家に行ったんだね
航大は、流石に直ぐに杏の顔を見られなくて実家の方に帰ったのかな?
旬君の絶大なる信用を裏切って…辛すぎるよ😢
旬くん、残念だけど… お父さんはいつまでも君のヒーローでは要られなかったみたい。所詮ただの男。自分の欲の為に家族を裏切れてしまう人なんだよ😢
大切に育ててきた子供の心も裏切ってしまったんですね。😭
離婚するにせよ、航大は息子に事実(お母さんではない好きな人がいること)を話せるのだろうか。その上でどちらについていくか選ばせてあげられるのだろうか。
航大に聞かせてやりたい😭息子が尊敬してるのに なにやってるんだ😭