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集合場所に一君と優子さんの姿を見つけた。
「旬!!」
一君が私達の姿を見付けてこちらに手招きしてくれる。
「おはよう」
「おはようございます」
それぞれ挨拶を交わす。
「杏ちゃん、今年参加するって伝えそびれててごめんね」
「ううん。そんなの大丈夫です。旬も喜んでます」
旬と一君は二人で何か楽しそうに話している。
参加者とその家族が続々と集まってきていた。
「二葉ちゃんはよくなりました?」
「うん。すっかり!一にうつるかもって心配したけど、やっぱりあの子かからなかった。すごくない?生まれてからずっと風邪ひいたことないし、感染症もかかったことない」
「強くて有難いですね」
「免疫とかどうなってんだろ」
優子さんは一君を見ながらそう言って肩をすくめた。
間もなく開催主催者による挨拶があり、旬達を担当ティーチャーに引き渡した。
笑顔で手を振って見送った。
「優子さん、二葉ちゃんは?」
「昨日から実家の母が遊びに来てくれてるから、二葉はおばあちゃんと一緒」
「それは楽しそう」
「杏ちゃん、帰省は?」
「旬が帰ってきてからお盆前に少し帰る予定で…」
「そっか…。家は変わらない?」
「えっ?はい、特に」
「そう。夏休みだからね、大変かなって」
「うちは一人っ子なので」
「そっか」
私と優子さんは他愛ない話をして、その場で別れた。
車で自宅へ戻ると、駐車場に航大の車はなかった。
入れ違いになってしまった。
家に入ると、朝食はちゃんと食べて出た様子だった。
私は家事を済ませて、いつものように矢代の実家のお手伝いに向かう。
与えられた役割をしっかりと全うする。
施設のお婆様の荷物を届けて、少し話をする。
「みんな元気かしらね?」
と聞かれたから、それぞれの様子を知らせた。
お婆様は特に航大の様子を聞きたがった。
「あの子は忠広(義父のこと)より真面目で、正直だからね。真っ直ぐすぎて不器用なとこがあるから…」
とお婆様は航大を心配した。
「杏ちゃん、ずっと側で支えてやってね」
お婆様のそのお願いに、
「はい。精一杯努めます」
と返事すると、優しい笑顔で私の肩を擦ってくれた。
神田夫妻は航大から杏の事悪く聞いてそう。 でも優子さんは信じてないんじゃない? だって信用できない人に子供の病気を相談なんかしないでしょ!
優子さんは白じゃないかな?神田夫から杏ちゃん原因で夫婦仲が冷え切ってるとか聞いて心配してるとか?でも聞いてる話と違うのかなって
神田夫妻怪しいね…夫婦揃って不倫の横棒担いだんじゃ…本当はこの2人の結婚望んでなかった?昔の同級生の方が…って…
優子さんがのん?一週間フリーだよね。
神田夫妻は、何か知っているな‼️
ラグビー仲間は知ってそう。でものんの協力者とは思いたくない。
優子さんは知っているよね?元カノとも面識あるだろうし。味方になるか、敵になるか?ラグビー関係者みんな疑ってしまう😢
自分の為に真白の為に腐らず這い上がってきたからこそ皆に愛されるヒーローになったけど、航大はヒーローになり得るのか?真のヒーローが現れるのか‥😖
どうしたって恭ちゃんと比べてしまふ‥🍎始めこそ恭ちゃん非難あったけど、恭ちゃんは自分を責めることはあっても真白の人となりを責めたり否定することはなかった‥😢
優子怪しいな
まさかの、杏ちゃんのまわりみんな敵とかっていうパターンはやめて欲しい…😖💦
実家に1月くらい帰れるといいのに
優子さんは知ってそう〜。相当惚れ込んでた元カノなのかな。ヤダなヤダな〜😭
優子さん怪しい!もしかして、ヨリを戻したいのんに協力した?相談しちゃうのかな。
↓私もそう思う。
優子さん何か知ってる❓
優子さん、私も知ってると思う‼️
優子さんは元カノも知っているのだろうね。
疑心暗鬼(私が)優子さんあやしい、、