3. 発覚6ヶ月前・突きつけられた離婚

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―――…… …ブブッ、ブブッ、ブブッ スマホの振動で目が覚めた。 膝の上に落ちていたスマホのアラームが鳴っている。 私はそれを止める。 午前5時30分。 起きる時間だ…。 眠い目を擦りながら、ハッと頭が覚醒する。 航大は!? リビングを見渡す。 もし、帰って来ていたら絶対起こしてくれるか、私を寝室まで運んでくれる。 いや、でも、酔っぱらって帰って来て、寝室一直線だったかも! そう思って、慌てて寝室に走った。 扉を開けて中を確認すると、寝室のベッドはベッドメイキングされたまま綺麗なままで、もちろん航大の姿はない。 えっ? 私は慌てて玄関に走る。 玄関には私の“ちょっとそこまでサンダル”しかない。 酔っぱらって帰って来て、靴は仕舞わないだろうと思いながらも、私はシューズクロークやシューズ室を開けて昨夜航大が履いていった靴を探した。 「ない…」 帰って来て、ない。 私は慌ててリビングに戻り、ソファに置いたままのスマホを拾い上げ航大に電話する。 心配で不安で仕方がない。 もしかしたら、事故か何かかもしれない。 早く掛かれと思うのに、 『…おかけになった電話は、電波の届かない場所にある、または電源が入っていないためかかりません―』 そうアナウンスが流れ、私は大パニックだった。 どうしたらいいかわからなくて、その場でウロウロする。 「…昨日のLINE!」 思い出して航大のLINEページを開ける。 私の送ったLINEに既読はついていなかった。 これはもう絶対事故か事件に巻き込まれたんだと、胸が痛いくらいに鼓動した。 どうしよう、どうしたら… 「お母さん、何してんの?」 声を掛けられて振り返ると、リビングにある2階へ続く階段から、旬が降りてきていた。 「バタバタバタバタ音がするから起きちゃったよ」 旬は眠い目を擦りながらやって来た。 「あっ、えっと……お父さんが帰って来てなくて!連絡も取れないのよ!!」 パニック状態で私は旬に話す。 旬はボケーッとその話を聞いてから、 「大人だから大丈夫だよ」 と言った。 「えっ!?でも、今までこんなこと一度もないのよ!?」 スマホを掴んだまま旬の肩に手を置いて話を続けていると、またスマホが振動し出した。 旬は肩にあるスマホをチラッと見て、 「お父さん」 と言った。 確かに画面には航大からの着信。 私は慌ててその電話を出た。 「もしもし!?航大、大丈夫!?」
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子供ももう分かる年頃だよね。 航大、父親としても失格

航大は何か訳ありかと信じたい気持ちもあったけど、最上級のゲスって事でいいんですね?

旬くん、大人だからこそ色々と心配なのよ。 航大は何て言い訳するんだろう?

旬はもう色々とわかる年頃。そんな子供のことも気遣えないほどって、なんなの😠💨女に夢中っていうか、奥さんへの憎悪みたいなのを感じて…全く不可解

航大なんて素敵な名前すぎるやろー。どうせ後悔するんやから航海でええやろー

航大からの電話、怖いよ~既に豹変している?

確か、朝帰りの翌日から沖縄へ行くんだよね~。ちゃんと楽しめたんだろうか?

洗脳?的な感じもする。宗教と同じで、解くのは困難な……

これからどんどん辛い事が出てくるんだろうな…。耐えられる気がしない(TдT)

航大は数々あるぴぐさんの作品の中でもダントツトップのダメ男じゃないでしょうか??

なんて言うのかね

読めば読むほどツラくなってきます。。。杏ちゃんに幸せはくるのでしょうか。。。😭

眠れない😭

あ~、続きが気になって眠れない〰️💦

旬くんの落ち着きぶりに驚いています

電話の第一声からもう既に豹変してるの?😰それとも誤魔化すんだろうか?

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