2. 現在 ・真実と事実

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「お母さんっ!!」 病室に飛び込んできた旬。 ベッドの側に勢いよく駆け寄ってきた。 心配そうにして腰を屈めて私の顔を覗く。 「…旬、心配掛けてごめんね」 私が謝ると旬は首を横に振った。 私は右手で旬の頬に手を当てた。 点滴が効いてきたのか、最近にはないくらい身体が楽になってきていた。 旬に微笑むと、旬も僅かだけど笑い返してくれた。 旬は手にレジ袋を持っていた。 私の視線に気付いてか、旬はそれを私に渡してくれる。 「何?」 右手で受け取る。 旬に手助けして貰って、その中身を出すと、昔からよく食べているミルクパンだった。 「お母さん、このミルクパン好きでしょ?これなら食べられる?」 胸が熱くなる。 このミルクパンはレストランに併設されているパン屋さんのパン。 旬が小さい頃からよく食べていたパン。 旬が分けてくれるから、私も何度も食べていた。 小さな透明の袋に、子供の手でも握りやすいサイズの細長いパンが7つ入っている。 「これ…旬も好きだよね」 私がそう言うと、旬は頬をゆるませた。 「旬ちゃん、夕食あんまり食べられなかったみたいなのよ。お母さんが心配で」 旬に付き添って戻ってきた義母が教えてくれた。 「あそこのレストランのハンバーグ好きなのに、食べられなかったの?」 私の問い掛けに、 「食べたよ…。完食出来なかっただけ…そんなに残してないし…」 旬は小さな声で言った。 きっと私を心配して、食べられなかったんだろう。 「旬、これ半分こしようか?お母さん、沢山はまだ食べられないから」 そう言うと旬は頷いてパンを分けてくれた。 「…おじいちゃまが買ってくれたの?」 「ううん。お小遣いで買った」 「そう…。ありがとう…」 泣きそうになる。 でも、グッと堪えた。 旬は一個私にパンを差し出した。 「お母さん、食べて」 旬がすがるような目で私にパンを差し出してくる。 食べないときっとまた不安にさせる。 「半分こ。旬も食べて」 そう言って口を開けると、旬はパンを2つにちぎって私の口の中と自分の口の中に入れた。 ほんのり甘い。 味がする。 「…美味しい」 呟くように言うと、旬は満面の笑みを見せて頷いた。 この子を悲しませるわけにはいかない。 「旬…ありがとう…」 母親なのだから、しっかりしないといけない。 面会時間の関係もあって、旬は義母と航大と共に間もなく矢代の実家へ帰って行った。
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この子の為にも頑張って! 体調戻さないと闘えないよ‼️

旬君良い子だよ😢

旬君、お母さん大好きだから沢山の心配したね〜😭杏ちゃん、可愛い旬君の為にもミルクパン食べて体力つけて元気に回復して旬君の不安を少しでも解消してあげないとね〜😢

辛いなぁ。私も浮気されたから❗️

泣ける😭😭😭💦号泣

のんは財産狙い? 航大がラグビーで機能無くなるくらいの大ケガすればいいのに!とか思ってしまう😓

なんていい子なの😢杏ちゃんの愛情の賜物だね👼旬君の為にも泣いてはいられないね😊まずは少しずつ体調を整えようか。心を落ち着かせよう❗相手は感情的だから、こちらは冷静に…

↓うんうん、2人の愛情あってこその旬くんの育ち方だと思うから余計に遣る瀬ない😣この現状も試練として2人に乗り越えさせるのか続きが本当に気になります😖ただやっぱりあのモラハラは‥

旬君を手放さない為に強くなって😭

旬くん 本当に優しい思いやりのある子😊杏ちゃんからの愛情だけじゃなくて、航大さんからの父親としての愛情もたくさんもらってきたからだと思うと、本当に何故航大さんがこんなに豹変してしまったのか謎💦

杏お母さん負けないぞ(^^)/早く旬くんと一緒に眠りたいね‼️ミルクパン美味しいよね🎵

航大!何とか成敗する方法はないのか❓

旬くん。優しい子だね〜。杏ちゃんがちゃんと愛情注いで育てたから、ちゃんと人の痛みのわかる子なんだね。えらいね。

旬君…優しい良い子。みんなの愛情をしっかり受けて成長してる子

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