療養費は自己負担 コロナ「2類相当」見直しで生まれる弊害
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■自宅で治そうとする人が増える?
問題は自己負担になった場合、軽症者や無症状の人が、カネを払ってまで、入院したりホテル療養するのかどうか、ということだ。
「費用の負担を強いられるとなると、まずPCR検査を受ける人が減るでしょう。お金に余裕がない人は、陽性の結果が出ても、軽症や無症状の場合は、入院したりホテルで療養せず、自宅にこもって治そうとするでしょう。その結果、家族に感染を広げることになってしまうのではないか。なかには、出歩く人や働く人もいるでしょう。そうなれば市中感染が広がってしまいます。一方、お金のある人は余裕で入院できる。貧しい人が切り捨てられ、貧富の差が拡大することは明らかです」(横山北斗氏)
少しのカネをけちって、感染を拡大させるとしたら、本末転倒もいいところだ。