カンニング
カンニングとは、試験などでできるだけ良い点数を取ろうとするスキルを体系化した、エクストリームスポーツの一種である。現世界王者は日本のタレント竹山さん。通常の勉強法ではいくら努力しても成果が現れない者でも、やる気さえあればマスターできるため、全国的に学生への人気が高い。
概要[編集]
高度経済成長期、激しさを増す受験戦争により学校の試験は難化の一途を辿り、限界に達する生徒が増えていた。そこで学生たちは団体を結成、試験への全く新しい対抗法を作り上げた。それが今日のカンニングの始まりである。カンニングのテクニックは主に先輩から後輩へ語り継がれるものであり、時代による流行も見られる。2000年代に入ってからは、携帯電話などの電子機器による方法が人気である。故エディ・ゲレロや石川啄木、正岡子規もカンニングをした。
カンニングの有効性は科目の特徴によって異なる。英語や社会科などの暗記科目では大きな効果を発揮するが、思考力が要求される国語や数学などではあまり役に立たない。また大学入学後は論述式の試験が中心となるため、少々のメモや覗き見では太刀打ちできない。カンニングが有効となるのは大学受験ぐらいまでと言えるだろう。
囲碁界におけるカンニング[編集]
囲碁界も参照。
囲碁が盛んな日本・中国・韓国では、Stay Home推進の一環としてインターネットを介した囲碁大会が盛んに行われるようになった。Social Distanceを保つ上では素晴らしいことだが、審判の目が届かなくなったことでAIとかZoomを使った不正行為が多発している。2020年には関東地方でも大学生がこのような行為に手を染めてしまい、大問題となった。主催者側は「SDGsアクションプラン2020」と前途ある大学生の将来を鑑みて、当該選手を持続可能な方向に保全する教育上の配慮を行った。なお日本棋院と関西棋院の棋士たちは本件について一切コメントしていない。
将棋界におけるカンニング[編集]
将棋の世界でも囲碁界と同様な不正行為が散見されるが、藤井聡太や羽生善治に名人戦で勝つことはまだできていない。
テクニック[編集]
- チラ見
- もっとも人気の高いテクニック。監視している教員に見つからぬよう隣の生徒の回答をちょっとだけ見せてもらう。この時、ターゲットに気付かれると教員に言いつけられてしまうので、「ターゲットがよそ見をしていて、なおかつ、教員がこちらを見ていない一瞬」を見極めるテクニックが必要である。この際、見られる側はわざと間違った答えを見せる場合もあり、心理戦に勝利した者だけが正答を手にすることが出来る。
- 物拾い
- 消しゴム等の筆記用具を不可抗力を装って床に落とし、それを拾う時に隣もしくは近くの席の生徒の回答を見せてもらう。出来るだけゆっくりした動作で行うことが成功の秘訣だが、あまりにゆっくり過ぎると不自然なため注意が必要である。ただ、最近では物を落とした際には必ず試験官を呼んで拾ってもらうことが義務付けられているため、この方法はかなり難しい部類に入るだろう。
- 書き置き
- 試験開始前に、机や壁の目立たない場所に出題が予想される回答を書いておく。前の人のイスの背に書いておくと目立ちにくく効果的である。出題範囲の決まっているテスト、例えば漢字テスト、単語テスト、用語テストに有効である。
- 先生トイレ!
- 書き置きの応用。あらかじめトイレに答えを書いたり、教科書を置いたりしておき、「先生トイレ!」「先生はトイレでは(ry」と言ってトイレに行って、ゆっくりと答えを見る方法。ただし近年では先生に答案用紙を持っていかれる場合がある。
- メモ
- 危険度が高いが、得られる成果も大きいテクニック。出題が予想される問題の解答を紙片に書き、透明のシャーペンの筒の中や、袖の内側などに貼っておく。メモの作成には縮小コピーが用いられる場合もある。上級者では、オブラートに回答を書いておき、教員に見つかりそうになると、オブラートを食べて証拠隠滅してしまう者もいる。なお、オブラートは本人には見えるが、教員側からは光が反射してよく見えないので、かなり有効な手段だと思われる。メモに記しておいた内容がテストに出ないと無駄になることが大きな欠点の一つだろう。歴史上にはカレンダー機能付きの時計を分解し、そのカレンダー部分に公式を書き込み、テスト中竜頭を回転させて回答を求めた者もいる。
- すり替え
- 成績優秀者を買収し、こっそり答案をすり返る方法。席の場所や、タイミング等かなり運が鍛えられてないと難しい。バカな奴と組むと墓穴を掘ってしまう。そんな奴いないよね?
- 解答肩代わり
- あらかじめ白紙の解答用紙を用意しておき、2枚の間にカーボン紙を挟み、2枚を軽く糊付けしておく。そして後ろの席の者にそれを取らせ、答えを書いてもらい、回収時に糊を剥がして名前のみ自分のを書き足しておく。ただし、この方法は極めて条件が厳しく、後ろの席が成績優秀者でなければならず、また解答用紙は筆跡の関係上マークシートでなければならない。無論、試験官が自ら回収していく形式の場合は完全に不可能である。
- 解答盗み
- 試験前に、あらかじめ教師から気づかれないように解答を盗み、それを丸暗記する。この行為はカンニングとはみなされない。ただ、リスクも大きいので、あまり一般的ではない。
- 耳なし芳一
- 回答を顔から肛門にかけて全身全てに書いておく猛者のこと。但し、監視員に簡単に見つかってしまう危険を伴う。
- 携帯電話の使用
- メールの使用により、友人同士で答えを教えあう。携帯電話の使用が進んだ今、複数人でのカンニングにもっともよく使用される方法。かつては韓国で行われたときには逮捕者まで出て社会問題化したらしいが、日本でも2011年にYahoo!知恵袋に問題文を投稿して他者に解答してもらうと言う、さらに進化した手法(詳細は2011年度大手大学入試問題流出事件)が使われて話題になっている。
- ○×問題
- リスニングテストにおいて、複数の選択肢から正しいものを選んで○をつけるタイプの問題では、他の生徒の立てる鉛筆の音に注意を向けることで、生じる音のパターンやタイミングから正解が推測できる。不正行為には該当しないため、このテクニックは成績優秀な生徒の間でも広く実践されている。
- 録音
- あらかじめ教科書・ノートなどを音読して録音し、ヘッドホンを袖や肩に仕込んで聞く。近年iPod等の普及により単元ごとの頭出しが容易になり、教科書の空語補充などで絶大な威力を発揮する。ただし近年ゆとり世代やお年寄りの聴力は低下傾向にあるので音漏れに注意。カンニングに利用せずとも音読は学習に有効なのでおおきなこえでふだんからげんきによみましょう。
- パンによる暗記
- 教科書・ノートなどの覚えたい部分にある種の食パンを押し当て、文字を写し取る。そのパンを食べると写し取った部分を暗記できる、というきわめて楽で簡単な方法である。ただひとつの問題点は、文字を写し取れる食パンは22世紀になるまで発明されないため、入手が難しいことである。またそのパン1枚で覚えられるのは1ページ分が限度であり、その上それを排泄してしまうとその記憶は消滅する。
- 乗っ取り
- 回答用紙にクラスの秀才の名前を書いて、採点者を困惑させ、あわよくば自分の利益にしてしまう方法である。マークシート方式では、解答欄がずれてしまっているのに気付かずコピーしてしまうと、後にアリバイ工作のトリックに解れが出てしまう。また、筆跡などでばれてしまうなど危険が伴う方法である。相手の答案の名前をいかに自分のものにするかが鍵となるであろう。
- 不思議な力
- 試験の開始と同時に大地の鼓動に耳をすまし、そこからヒントを得て回答する業である。基本的に不正行為ではないにも関わらず点数が極端に低くなる危険性から、一貫してこの手法をとり続け、複数のテストに望むものは違う意味で尊敬される。
- マッハ覗き見
- 誰にも見えないほどの猛スピードで答案を見て回る。これが出来たらテストなんて受けなくても食っていけるだろう。
- 鉛筆
- 6面えんぴつに1-6までの番号を書いておき、それを転がして答えを求める。特にセンター試験で有用である。テクニックよりも平素からの運が大切な要素となる。
- 反射
- 教室の黒板の上に掛かっている額縁のガラス面を利用することによって、クラスの秀才の回答を覗く、という行為であるが、強大な視力が必要なために利用できるものは限られていて一般的ではない。ちなみに窓際でも可能でカーテンが開いていることを前提にすれば成功率は高い。
- 開き直り
- 教室にいる担当の教員などに素直に分からない主旨を伝え、解答を教えてもらう方法である。素直に相手の目を見ながら懇願することがポイントである。こちら側が美人であったり、教員がおじいちゃんだったりすると成功する例もあるが、成功確率は基本的に低い。
- テレパシー
- 脳内通信をして解答を教えあう。不審な行動が無い為バレにくいが、かなり習得が難しく一般的でない。試験官に傍受される事も多い。
- 究極の盲点
- 絶対に見つからない箇所に、出題が予測される部分を書き込み、テスト中にチラ見すると言うものである。例として、試験監督の背後が挙がるが、教師が二人居る場合は確実に見つかってしまう。また、後から気づかれることを防ぐため、時間が経ったら消えてしまうタイプのインクを使って直接服の上に書くことが一般的。
- 教科書全記憶
- 教科書を全記憶。確実に暗記問題はできるが思考・発展問題はプレイヤーの頭脳を問われる。っていうかこんなのできるんなら円周率を100万桁覚えてギネスブックにでも載りなさい。※これをカンニングといわないという突っ込みは無しの方向で。
- 鉛筆切れ込み作戦
- 鉛筆を縦に真っ二つに切ってセロテープで片方だけ割れ目を固定、断面に公式や、漢字、年代、人名などを書き込む方法。長い鉛筆を使うと効率よく書ける(わざと小さいやつにして手の中で隠して見るというテクもある)リスクは少ないが、落としたときに教官や生徒などに見られてしまう可能性があるため注意したい。
- 爪書き
- 爪に重要な単語、公式とその説明を書く事。ただし非常に小さい故、いかに要点や多くの種類を書けるかがテクニックとなる。取り敢えずテストが始まったら、問題用紙に爪に書いてある内容を写して、爪に書いてある内容を指でこすって落とせば見つかる危険性も低い。
- モールス信号
- クラスの秀才に机を叩いてもらってモールス信号で答えを教えてもらうやり方。戦前の海軍兵学校の入学試験でも行われた伝統の手口で、マークシートにおいて絶大な効果を発揮する。しかし挙動不審で目をつけられやすく、教えた方も巻き添えになる可能性が高い。
- 視界ジャック
- カンニングのテクニックの最上位に分類される。これは見回りの先生や生徒にもばれることなくカンニングを行える。……しかしこれは羽生蛇村と夜見島でしか使うことのできないテクニックだとわかっている。尚、感応視が使える場合他人のテストの点を大幅に下げることが可能である。うまくいけばクラスで1番になることも不可能ではない。君の体力が続けば、だが。
- 時間操作系能力
- 「ザ・ワールド」や「スタープラチナ」の時間停止、「キラークイーン・バイツァダスト」の時間逆流、「キングクリムゾン」の時間削除、「メイド・イン・ヘヴン」の時間加速などを使う難易度Sのカンニング。これができる人間と吸血鬼は世界に5人しかいない。
- 時間を止める盾
- 上述の「時間操作系能力」に似る。盾と一体になっている砂時計の砂を止めれば時間が止まり、その間答案が見放題である。ただ、時間を止める盾を手に入れるには、星から来た生物と魂を犠牲にして契約する必要があり(その際、願い事を請われた際は「誰かとの出会いをやり直すこと」と言えばよい)、更にその為には貴方が第二次性長期の少女である必要がある。更には、テスト中に人前で変身する必要があり、かなり不審である。なお、時間停止中は絶対に誰にも手を触れないこと。
- 体内ナノマシンによる暗号通信
- 伝説の英雄が潜入ミッションに使用する通信装置を使ったものである。しかし、通信開始時には耳に手を当てる必要があり、体内通信であるのに口を使ってしゃべらなければならないため、難易度は比較的高めであるだろう。
- 試験官を暗殺
- 最も確実性の高いカンニング法である。試験中に試験官を暗殺してしまえば、その間に解答を見放題である。派手に暗殺してしまうと他の受験者たちも便乗してカンニングしてしまい、結果的に平均点が上がってしまう危険性があるため、試験官が後ろで座って携帯をいじっている隙に暗殺するのが望ましい。Gなどに依頼すると確実であろう。問題はその後大騒ぎになる点であるが、スイス銀行に1000万ドルほど入金すればGがまとめて処理してくれるので安心である。
- 試験官を買収
- 上記のいかなる方法も通用しない試験監督がごく稀にいる。そんな時は金にものを言わせよう。試験監督に試験日より以前に接触し足元を見られない程度の金額を提示してやれば試験日当日は不思議なことに何をしようが注意されないのである。しかしながらこの方法はやる際に注意が必要で、もし試験監督が堕落した資本主義者ならば買収は成功するが、万が一自律した社会主義者ならば成功の可能性は極めて低い。社会主義者は薄汚い金に興味などないのであるから。まず第一に相手が薄汚い金に興味があるのかどうかを見極めるところから始めるのが最善だろう。
もっとワザを極めたい人はザ・カンニングやThat's カンニング! 史上最大の作戦?などの映像作品やカンニンGOODなどの漫画作品を見ると良い。
- 消しゴム
- 消しゴムに大事なことを書いておく。大きな消しゴムに巻紙を巻くことで成功率が上がる。
リスク[編集]
- 不合格
- ばれれば即不合格。ほら、手錠を持った優しいお兄さんが手招きしているよ。ばれなくてもだいたい不合格。
- 逮捕
- 有名大学の入試などで、珍しい方法でカンニングすると、連日テレビで報じられ、逮捕されることがある。
- 施設逝き
- 普通の人間が使えないような手段でカンニングした場合、研究用モルモットとして連行される。
- ※ちなみに一生帰ってこれると思わないこと。