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東京都医師会・尾崎治夫会長が激白「国民の命が侵されるならば、たとえ安倍総理でも意見する」

尾崎治夫(おざき・はるお)/1951年、東京都生まれ。順天堂大学卒、医学博士。東京都医師会副会長を経て、2015年から会長に。東京都東久留米市で「おざき内科循環器科クリニック」を開業(撮影/写真部・小黒冴夏)

尾崎治夫(おざき・はるお)/1951年、東京都生まれ。順天堂大学卒、医学博士。東京都医師会副会長を経て、2015年から会長に。東京都東久留米市で「おざき内科循環器科クリニック」を開業(撮影/写真部・小黒冴夏)

AERA 2020年8月24日号より

AERA 2020年8月24日号より

――安倍晋三首相は「説明責任を果たす」と言いながら、国会が終了してから1カ月半、記者会見すら開いていません(インタビューの4日時点)。

 安倍総理にあえて言うとすれば、コロナが感染拡大する前はあれだけ能弁だった人が、なぜ自分の口で何も言わなくなったんだ、と。危機の時こそ、リーダーは積極的に話をするべきだ。国民もそれを期待している。

――医師会といえば日本を代表する「業界団体」の一つ。それが政権与党の自民党、総理にも物申す。勇気がいることだと思いますが、どうしてですか。

 よく勘違いされるが、私は自民党や医師会を守りたいのではない。私たちは公的なお金を診療報酬としてもらい、都民や国民のための医療を行っている。守りたいのは都民や国民の命。その命が侵されることがあれば、たとえ総理であっても意見を言うのは、当たり前だ。

(構成/編集部・野村昌二)

AERA 2020年8月24日号


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