家のコロナ検出量多いのは3位便所、2位シャワー、1位は?

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「家庭内に感染が疑われる人がいる場合は別にして、家庭にウイルスを持ち込まないために何より重要なのは、徹底した手洗いです。それがおざなりになってきて、手をさっと洗って、アルコール消毒液をちゃっちゃと振りかけて終わり、という人が多い。それではウイルス対策になりません」(京都府立医科大学大学院消化器内科学准教授・内藤裕二氏)

 家庭内の新型コロナウイルス量を調べた海外の研究がある。それによると、ウイルス量が多かったトップ3が、洗面台(19・23%)、シャワー室(18・75%)、トイレ(8・7%)。一方で、電気機器や家具などの検出量は少なかった。

「気道よりも糞便中の方が新型コロナウイルスが長く生存するという研究結果も報告されています。洗面台やシャワー室、トイレでウイルス検出量が多いのは、それと関係しています」(内藤裕二氏)

 また、内藤准教授の研究室では、皮膚の上で新型コロナウイルスがどれくらい生存するかを世界で初めて突き止めた。現在、海外の医学雑誌に投稿中のため詳細は触れられないが、私たちが想像している以上に長い。咳の飛沫で空中拡散した新型コロナウイルスは最長3時間、銅表面では4時間といわれているが、それをはるかに超える。

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