兵庫県は30日、新たに13人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者数が20人を下回るのは24日以来、6日ぶり。県内の累計患者は2268人となった。死者は53人で変わらない。
発表自治体別では、神戸市=6人▽姫路市=2人▽尼崎市=1人▽西宮市=1人▽県所管分3人。
県所管分では宝塚市に住む30代女性会社員と、20代の男子学生、伊丹健康福祉事務所管内(伊丹市、川西市、猪名川町)の60代無職女性の感染が判明した。
神戸市はこの日、28日に感染が分かった30代の女性が、同市内の私立高校の教員だったと発表。校内での濃厚接触者は確認されなかったが、念のため同校の教員3人にPCR検査を行うという。また29日に同市が感染を確認した20代女性が、市内の介護関係施設の職員だったことも判明。施設内の濃厚接触者はいなかった。
同市は風評被害を防ぐためとして、学校・施設名を明らかにしていない。
また尼崎市は、既に感染が確認されていた県立尼崎総合医療センター(尼崎市)の20代女性看護師の濃厚接触者だった入院患者1人が、陰性だったと明らかにした。同センターは院内の消毒などを済ませ、入院や診療を通常通り続けている。(まとめ・杉山雅崇)
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