ことし8月、新型コロナウイルスに感染が確認され、いったん退院した秋田市の20代の男性が、再び陽性になったことがわかった。

 秋田市によると、20代の男性はクラスターが発生したJR東日本秋田支社の社員。男性は感染が確認されたバスケットボール部員を含め、4人でと秋田市内の居酒屋で会食し、8月12日にPCR検査で陽性と判明。医療機関に入院したが、その後退院の基準を満たしたとして検査をしないで20日に退院した。

 健康観察中の24日に発熱や鼻水の症状が出たため、28日に帰国者・接触者外来を受診し、29日の検査で陽性と判明した。秋田市では、今のところ男性の濃厚接触者はいないと判断している。

 秋田県内の医療機関を退院し、再陽性と判明したのは初めて。