福井県は29日、新たに福井市と鯖江市の男女5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれもカラオケ喫茶の利用者や濃厚接触者。
新たに感染が確認されたのは、福井市と鯖江市に住む70代の男女5人。県によると、このうち2人は集団感染が発生した福井市のカラオケ喫茶「カサブランカ」を利用し、1人は別の店を利用していた。残り2人もカラオケ喫茶で感染が確認された患者の濃厚接触者。カラオケ喫茶を介した集団感染が広がっていることから、県は、福井と丹南地区の85店舗の経営者や従業員約200人を対象に29日からPCR検査を始めたことを明らかにした。
カラオケ喫茶に対し、昼の営業の休業を呼び掛けているが、85店舗のほとんどが応じている。
また県では、電話相談窓口を設置し、カラオケ喫茶の利用者に相談と検査を呼び掛けている。