大阪府の男性が刑事告訴されたとする虚偽の記事をインターネットのニュースサイトに掲載したとして、警視庁玉川署が名誉毀損容疑で、コンサルタント会社役員の新田龍氏を書類送検していたことが6日、同署への取材でわかりました。
送検容疑は2015年3月、出版社サイゾーが運営するサイト「ビジネスジャーナル」に、大阪府の男性が公正証書原本不実記載容疑などで同庁に告訴されたとする虚偽の記事を掲載し、男性の名誉を損ねた疑い。新田氏は「ブラック企業アナリスト」と名乗り、労働問題に関する記事を執筆していました。「取材が足りなかった」と容疑を認めているといいます。
NHK受信料制度の合憲性などが争われた訴訟で、最高裁大法廷は6日、双方の上告を棄却。受信料制度は「憲法に違反しない」との判決を言い渡しました。支払い義務の強制は、表現の自由のもと、知る権利を充足するものとして、立法裁量として許容されるとしています。
訴えられたのは2006年3月からテレビを持つ東京都の男性。11年9月に受信契約の締結を求める通知書を受け取りましたが、拒否し続け、NHKから受信料約20万円の支払いを求めて提訴されました。
このほか、争点になっていた「支払い義務の発生」や「消滅時効の進行」のタイミングについては、消費者の承諾がない場合、判決確定で契約が成立するとし、(1)受信設備設置時からの支払い義務が生じる、(2)消滅時効は判決確定から進行する、と判断しています。
岩手県の地方紙、岩手日報は6日付紙面で、同紙の女性記者が10月中旬、同県岩泉町の伊達勝身町長(74)からわいせつ行為を受けたとして、厳重抗議したと報じました。町長は6日の町議会で謝罪。午後4時半から記者会見し、進退などについて説明します。
同社によると、伊達町長は10月中旬の早朝、取材目的で泊まっていた町内の記者の宿泊先を訪ね、何度も部屋のドアをノック。記者が開けると部屋に入り、抱きついて複数回キスをしたといいます。
伊達町長は岩手日報に対し、「(昨年8月の)台風10号の後から幻覚・幻聴があった。(当日朝は)助けてくれという声が聞こえたので、『大丈夫か』と部屋に行ってハグした(抱きしめた)。今思えば、社会通念上許されない」と釈明。わいせつ目的は否定したということです。被害を訴えている女性記者は精神的ショックで休職しており、刑事告訴を含めて検討しています。
NHKの受信料制度が憲法に違反するかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷は合憲と初判断しました。
健康食品販売会社「ロイヤルフーズ」を巡る出資金詐欺事件で、警視庁生活経済課は6日、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の疑いで、社長の原田一弥容疑者(63)=静岡県熱海市=や元妻の小野寺朝子容疑者(68)=同、元従業員ら計8人を再逮捕しました。
再逮捕容疑は2013年12月~15年5月、返金能力がないにもかかわらず、イスラム教の戒律に従った「ハラル」の認証を受けた化粧品開発などへ投資をすれば、元本を保証した上で利息も得られるとうそを言い、神奈川県の高齢者ら10人から約7800万円を詐取した疑い。
原田容疑者らは資金集めのため、歌手の小林幸子さんらが出演するパーティーなどを頻繁に開催し、出資者を無料招待していました。出資者の大半は70代以上の高齢者で、首都圏を中心に約1千人から約60億円を集めていたとみられています。
将棋の羽生善治竜王が6日朝、史上初の永世7冠達成から一夜明けて、鹿児島県指宿市の宿舎で取材に応じ「(目覚めて)夢なんじゃないかと思いました。よかったなと思います」と率直な心境を打ち明けました。
前夜は理恵夫人に勝利を報告。「お疲れ様でした」と労いの言葉をもらい、温泉に入ってすぐに眠りに就いたといいます。「朝、新聞を読んで、終わったんだなと思いました。緊張が解き放たれました」。夫人に感謝の思いを伝えたいとし「対局に集中できるように細やかに気を使ってくれて、とても感謝しています」と穏やかな顔で語りました。
高校の同窓会活動費を着服したとして奈良県警香芝署などは5日、業務上横領容疑で、三郷町立野南の無職、伊藤宏容疑者(57)を逮捕しました。逮捕容疑は、平成25年9月~27年9月ごろまでの間、静岡県立高校の同窓会(大阪市城東区)の活動費を口座から34回にわたって引き出し、計約85万円を着服したとしています。
同署によると、伊藤容疑者は同団体の会計を担当しており、27年7月ごろから連絡がとれなくなっていました。不審に思った会員が口座を確認したところ、お金が引き出されていたことに気付いて弁護士に相談し、今年1月に告訴しました。伊藤容疑者は「生活費やパチンコ代に使った」と容疑を認めています。
仙台育英の野球部員ら、飲酒や喫煙 1人が救急搬送
甲子園の常連校で、今夏の全国高校野球選手権大会で8強入りした仙台育英高の硬式野球部員と引退した3年の計6人が11月、市内の飲食店で飲酒や喫煙をしていたことが6日、同校への取材で分かりました。うち3年の1人が急性アルコール中毒の疑いで救急搬送されました。
同校は宮城県高校野球連盟に報告しており、今後、生徒への聞き取りなどを進め、処分を検討します。6人の中には、夏の全国大会でベンチ入りした生徒も含まれているとのことです。同校によると、6人は2年と3年の各3人。11月27日午後7時ごろから約4時間、剣道部を引退した3年の2人と共に、仙台市青葉区の飲食店で飲酒、喫煙していました。
大阪市西区の路上で、無職の男性(65)が首を絞められ、その後死亡した事件で、大阪府警西署捜査本部は5日、殺人容疑で神戸市長田区丸山町の無職、東久保政孝容疑者(57)を逮捕。「何もやっていない」と逮捕時に話し、容疑を否認したといいます。
逮捕容疑は、1日午後9時20分ごろ、路上で男性に暴行を加え、搬送先の病院で死亡させた疑い。捜査本部によると、男性は飲食店で東久保容疑者から「どこの若い衆や」と怒鳴られるなどしてトラブルになったとのこと。司法解剖で、死因は首を絞められたことによる蘇生後脳症と分かりました。捜査本部はトラブルの経緯を調べます。
5日午後9時ごろ、東京都新宿区歌舞伎町2丁目のホテル一室の浴室で、女性の遺体が見つかったと従業員から110番がありました。
警視庁新宿署によると、遺体は水が張られた浴槽内で見つかったとのこと。遺体に目立った外傷はなく、新宿署は死因や事件性の有無を調べています。