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クリエイターが知っておくべき「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の知識
COLUMN 2020.2.17

クリエイターが知っておくべき「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の知識

デジタルトランスフォーメーションとは「わかりやすく」言うと…

デジタルで素敵な革命を起こすこと

DX、デジタルトランスフォーメーションとは、「デジタルで世界を変える」ことです。

ザックリし過ぎて曖昧がゆえに、捉えどころがないのがDX(デジタルトランスフォーメーション)と言えるでしょう。

文字通り解釈すれば、「デジタルに移行してフォーメーション組んじゃおう」という意味です。

デジタルトランスフォーメーションは、2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によって提唱された概念です。

そうです。概念なのです。

デジタルトランスフォーメーションはなぜDXなの?

「X」は英語圏でトランスの略語を意味するから

Digital Transformationなら「DT」だと思う方もいるでしょう。日本でいう「DT」はお笑いコンビのダウンタウンの略称で使われることもあります。

英語圏では「Trans」を省略する際にXを用います。

Trans-は「横切る」イメージを持ちます。つまり、何かが何かを突き抜けて行く印象です。それは、一つの線が一つの線とクロスして、「X」を象るとも言えます。

デジタルトランスフォーメーションの成功事例

具体的なデジタルトランスフォーメーションについて

では、具体的にデジタルトランスフォーメーションがどんなものなのか、その事例に迫っていきましょう。

実際に企業が行っているデジタルトランスフォーメーションは以下のような事例があります。

<DXの事例>
・車の自動運転
・ドローンを使った測量
・工事現場を丸ごとデジタル化
・機械にIoTを取り付け即時データ収集
・複数の交通機関をデジタルで連携
・部品を指定してCGで家の完成イメージを作る
・液晶ディスプレイ上で試着する
・薬の飲み忘れを防ぐ服薬支援システム
・ウェアラブルデバイスで情報収集
・現地に医者が行かなくてもできる遠隔治療
・マーケティングオートメーション
・AIチャットボットによるサポートセンター自動化

そして、上記のようなDXにチャレンジして、成功事例がある企業と、失敗事例を作る企業に分かれます。

同じことをしても、成功と失敗に分かれるのです。

デジタルトランスフォーメーションで成功する企業というのは、グローバルな視点で取り組んでいます。

世界規模で事業に取り組んでいる企業は、DXの恩恵を受けやすいのです。また、変革がスムーズに進めば、グローバルな恩恵を受けることになります。

逆に言えば、小さな規模でトランスフォーメーションに取り組んでも、受けられる恩恵は小さく、導入のコストだけが掛かってしまう場合もあります。

社内でDXに関するリテラシーを統一するなど、経済的なコストだけでなく、メンタルコストも非常に大きくなっていくのです。

デジタルトランスフォーメーションの課題

1.既存システムの依存と打破

あるシステムによって成り立っている企業ほど、既存のシステムを止めることは困難です。

自社のITシステムが老朽化していると言っても、一気に変えることは難しいわけです。

ということは、既存のシステムを回しながら、新たな部隊を用意する必要があります。

2.変化の激しい時代へのリスク

テクノロジーの革新がどんどん進んでいくということは、今、DXを行ったとしても、すぐに腐敗する可能性もあるということです。

そのため、なかなかDXに踏み切れない企業も存在しているでしょう。

3.最適なDXの企画や立案が難しい

単にDXをすればいいというわけではありません。DXはその対象範囲があまりにも広いため、社外でDXを企画提案する側も、社内でDXを受ける側も、何が最適なのかを見失う傾向にあります。

DXの実現には企業の経営を熟知しながら、デジタルについて深い知識とリテラシーを備えている必要があります。

4.深刻なIT人材不足

DXを行う際に、安定したDXを確立するに耐えうる人材が不足する傾向にあります。

日本ではIT人材の7割以上がベンダー企業(ITのソフトウェアやサービス、システム、製品などを販売する企業)に偏っていて、ユーザー企業(一般企業)がITエンジニアを確保し、きちんと教育していくことが大きな課題になっています。

デジタルトランスフォーメーションの向かう先とは

デジタルを意味のあるものにすること

デジタルトランスフォーメーションのあるべき姿とは、DXが武器になることです。

顧客の視点でみれば、有益なデジタル商品やデジタルサービスを手にすることが挙げられるでしょう。

企業内で働く側の視点でみれば、有益なデジタルツールを手にすることが挙げられます。

デジタルに疲弊させられては、デジタルトランスフォーメーションの意味はありません。

顧客側の視点、働く側の視点、両方で、企業が幸福体現力を高めることがデジタルトランスフォーメーションの向かうべき未来だと言えます。

最後に:クリエイターもDXの影響を絶えず受ける

デジタルクリエイティブに携わる能力を身に付けよう

以上、クリエイターが知っておくべきデジタルトランスフォーメーションについて、分かりやすい言葉を使って解説してきました。

デジタルの波は、IT業界だけのものではありません。

クリエイターも、DXの波をしっかり受けていくことになります。

これからは、デジタルに関するクリエイティブに長けていることが、クリエイターとしても重要になっていくでしょう。

デジタルリテラシーを普段から高め、より高度なデジタル技術を取り入れていくことを目指すと良いでしょう。今回の記事もぜひ、参考にしてください。

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