タイトル通り今日1日だけ公開するブログ。
どうしても書き留めておきたくて、でも長時間晒すのは恥ずかしいから、今日1日だけ。

母と妹と久しぶりに夜ご飯を食べに行った。
相変わらず可愛く、にくたらしい妹と、お茶目で私のことが大好きなママ。

1年前、メンタルクリニックに初めて行く前に、自分の精神状態が自分で把握出来なくて、母親と会ってる時に気が緩んで新宿で大泣きした事がある。
私にとって母親とは、守ってあげたいものであり、弱い所を見せられない存在。それは今でも代わってない。
それが会って安心して気が緩んで泣いてしまうのだから自分の分からないところで当時は相当気を張っていたのだと思う。
バランス感覚が上手く取れてなかった時期だなと思う。
稽古も休みたくない、舞台もやりたい、でも仕事はもっと休めない。心身のコンディションは最悪、という時に会ってしまった。
何を話したか覚えてないけどとにかく大泣きして、その後母は、銀行から現金を5万下ろして、「今月はこの分仕事を休みなさい」と言ってくれたのだけ覚えている。
そこから少しの間何ヶ月間か援助を受けていた。
本当に、本当に援助を期待して、泣いたわけでも話したわけでもなかった。 たまたま「母親の前で」気が緩んでしまっただけだったから。

学生時代の私にお金を渡すことをとことん嫌って、渋っていた母親に金銭の援助を期待するなんて1ミリもそんなはずなかった。

不思議に思ってずっと考えていたけど、私が実家て経済的に自立する出ることで、妹だけを養えばいいという実家の経済的な余裕が、母の心の余裕になっているのだとその時確信した。

そして今日また少しだけあってきて、ご飯を食べた。母の誕生日は、コロナ禍で会えなかったから、ご飯を食べた。
そして本当に、結婚していた時は父の借金の返済で朝も夜も、もうずっと働き詰めで今は私立に通う妹がいるので、当時ほどではないが働いている。
堅実で、自分にも厳しく、私達のことを本当に愛しているのだと思う。自分に対する物欲もなく、無駄な買い物や、新しい洋服を買うところなんて見た事もなかった。
そんな母が、「この前形の綺麗なパンツがあったから買うか迷ってるんだよね〜」といって私をショッピングに連れ出し、更にはブラウスまで買うなんて言うから。

私は母が自分のためにお金を使ってることが、使おうと思える母の心の余裕がある事が、涙が出そうなくらい嬉しくて高々4000円ちょっとのブラウスだけれど、私が誕生日プレゼントに買ってあげる!買わせて!と言って買ってその場で渡した。

すごくよく似合ってた、シフォンの袖が可愛かったし、さっき買ったパンツにもきっと似合う。

5万円手渡しして、休みなさいと言ってくれたあの時の自分の肩の荷が降りた感じは一生忘れられない。
それをたかだか4000円ちょっとのブラウスで恩返しできた気にはならないけど、でも、母の欲しいものを、買って渡せた、ということが私の何よりの糧であり、喜びだった。

喜んでいたし、追って「プレゼントありがとう」と連絡もくれた。

なんか、すごく疲れたけど、あの笑顔を見れただけで、今まで辛かったこと帳消しにできるくらい、嬉しかったな。

恥ずかしい、おはすみなさい