第1章 運命
プリキュア が好きでこの話を作りました。わたしは、この作品を読んでもらいたくて書いてます。
趣味です。
それは、突如起こった。
青空を覆う黒い雲。そして、そこに現れたのは【闇の魔神】だった。俺たちの故郷は…いや、この【DREAM WORLD】は滅亡の危機に陥った。
「第1話 私が変身!?奇跡の戦士プリキュア 誕生」
「咲、忘れ物は無い?学校の道分かる?迷子にならない?」
「もうお母さん、7年前ぶりだからって心配し過ぎだよ〜。全部大丈夫。じゃあ行ってきまーす!」
私は笑顔でそう言って家を出ました。こんにちは読者の皆さん!私は桃瀬咲17歳!今日から夢色町の高校【ホープ学園】に転校する高校2年生です。
実は、小学4年生の頃までこの町に住んでいて一度引っ越したんですけど、去年お父さんの仕事の関係でこの春にまた帰ってきました。
昔と変わらない自然、町並み、空気、全てが懐かしいです。
懐かし味に触れながら学校に向かっている途中、ある公園を見つけました。
「わぁ懐かしい。夢色公園だ。ここも全然変わって無いな〜。まだ時間もあるし、ちょっと寄って行こう」
夢色公園は、町外れにある小さな公園で小さい時、大切な親友とよく遊んだ所なんです。
公園に入ってすぐの事、奥の方に設置してあるベンチに1匹のハートの首輪をつけた黒い猫が寝ているのを見つけました。
「わぁ猫ちゃ〜ん、可愛いよしよーし」
私が猫の頭を撫でたら、猫は起き上がり少し不機嫌そうな顔をして去って行きました。
「えぇ~(汗)ただ頭撫でただけだよ。…ってそろそろ行かない遅刻しちゃう!!」
私は急いでその場を後に、学校へ向かいました。
「今日は皆んなに転校生を紹介します!」
あの後、なんとか間に合い、今こうして自己紹介前に至っています。ちょっと緊張してるけど、楽しみでもあります。
「じゃあ、中に入って」
先生の一言で私は前へ進んだ。教室がざわざわしている中、教室内に入ると
「あれ、もしかして桃瀬じゃね!?」
ある1人の男子がそう言いました。えっ!?って一瞬なったけど、すぐさま、
「おっ、確かに桃瀬だ」「桃瀬さんよ、可愛い」
そんな言葉が教室内のあちこちから聞こえてきました。
「なんだ皆んな、桃瀬の事知っているのか?」
「知っているも何も先生、桃瀬は昔俺たちのクラスメイトだったんです。桃瀬を忘れられる訳ないですよ」
そう喋る男子をよく見ると、小学生以来に見るクラスメイトだった【加藤君】だった。
加藤君以外にも、名護くん、増田さん、目高ちゃんなど、懐かしい人達がクラスの30人中、12人もいました。
「そうか確か昔この町に住んでたんだっけな。それはよかったな桃瀬。すぐにクラスに馴染めるな。」
「アハハハハ、はい!私も皆んなに嬉しいです。」
私は一度深呼吸をして、自己紹介をした
「皆さんお久しぶり、そして初めまして。私は桃瀬咲です。先生もおっしゃっていた通り、私は昔この町に住んでいました。7年ぶりに会ったクラスメイト、そして新しく出会う人達とこの学園生活を豊かに送っていきます。よろしくお願いします!!」
皆んなは拍手して、私を迎えてくれました。出たしは好調です。
「じゃあ桃瀬の席は、黒瀬の隣だ。」
黒瀬?…もしかして【黒瀬白】ちゃん!?私はすぐにそこへ向かった。そこには、黒髪でメガネのロングヘアーの女の子がいました。
「やっぱり、白ちゃんだー!!久しぶりー!!」
私は思わず白ちゃんに抱きつきました。
「おっおい、落ち着けよ、離せよ皆んな見てるだろ(照)」
「なんだ、黒瀬とも知り合いだったのか?」
先生がそう言うと、加藤君が
「先生、桃瀬と黒瀬は大親友なんです。しかも2人とも勉強もスポーツも万能、俺たちのヒーローですよ!」
と言っていたのを聞いて少し照れました。白ちゃんはすごい赤面してたけど(汗)
「これからよろしくね、白ちゃん!(笑顔)」
白ちゃんは更に顔を赤くして
「べっ、別にあんたなんかに会えて全然嬉しくないんだからね、勘違いしないでよね!!(照)」
(ツンデレだ…)
私以外のクラスメイトと先生がそう思いました。
午後1時、今日は早く終わる日です。私は白ちゃんと一緒に帰る事にしました。
「私、また白ちゃんと同じクラスになれて本当に嬉しいの!しかも隣、これはもう運命だよ!!」
「運命だなんて…全く咲は昔からおおげさだよ(笑)」
白ちゃんは少し赤くなりながらも、やれやれって感じで笑っていた。白ちゃんも嬉しいみたい
「あっそうだ!!ねぇ白ちゃん、夢色公園に行こうよ!私達の思い出の場所にさ!」
私はそう言って白ちゃんの手を取り、夢色公園へ向かいました。
「おっおい、咲!まだ私行くなんて一言も…」
なんて言ってたけど白ちゃんは嬉しそうでした。全く可愛いなぁもう〜
夢色公園に着くと、白ちゃんは最初の私のようにこの場所を懐かしんでいました。
「懐かしい、7年ぶりにここに来たよ」
「えっ!?白ちゃんもこの公園久しぶりなの!?」
「まっ、まぁね。別にいいだろう。」
そんな何気ない会話をしている時
「あっ、あんな所に朝見た猫がいる」
朝の時と同じようにベンチに寝ている黒い猫を発見した私は白ちゃんと一緒に近づきました。
猫は私達に気づき、颯爽と起き上がりその場を去ろうとする。
「あ〜、まだ逃げていった。」
「まぁ、警戒心が強いんだろ。さぁ、そろそろ帰るよ」
私達が帰ろうとした時、1人の赤い髪をした若い男性が猫の前に立った。
「…やっと見つけたぞ」
猫がその男性を見た時、明らかに驚いていました。
「にゃ、にゃーあ」
「おいおい、猫のフリするのはやめろ。見苦しいぞ」
赤い髪の人は猫に向かって拳を突き上げました。私はすぐさま、赤い髪の人の前に立った
「ちょっと、何しようとしてるんですか!?暴力ですか!?可哀想じゃないですか!?」
私はその男性に強く言いました。でも彼は
「…おいおい、勘違いしたいでくれ。俺はその猫の飼い主だ。最近あまり言う事聞かないんでね、ちょっと手荒な躾をしてるだけだよ…」
「だからって弱い立場の猫にそんな事しようとして心が痛まないんですか!!?」
私は必死でした。そこに白ちゃんが止めに入りました。
「ちょっと、咲!?あんた必死すぎじゃ…」
そんなやりとりをしていたら、猫がその場から逃げ出しました。
「なっ!?逃すか!!!」
赤い髪の人は逃げた猫を追う。
「あっ、ちょっと待ちなさい!!」
私も彼を追う、それを見た白ちゃんが困惑した表情で私を呼び止めますが、私はそれを気にもしなかった。
猫が逃げてきたのは、夢色西大橋。夢色町の中で2番目に大きい橋です。流石の猫もヘトヘトになって倒れました。
「はぁはぁ、手間かけやがって…」
「待てーーーーー!!!」
私はヘトヘトになりながら、赤い髪の人に突っ込んだ。でも、途中で足を滑られ猫の方へ転がり落ちました。
「またお前か、いい加減しろ。これ以上俺の手間をかけるな!」
「いててて…。私、あなたがこの猫に謝らない限り止まないよ。だって酷い事しようとするんだもん!!」
私は、こけた痛みにめげず必死で猫を守りました。
「俺には時間がない。さっさとそこをどけ!」
「どかない!!私は、私は…」
赤い髪の人は突然んっ!?と驚いた表情をした。
「私は、この猫を守る!!!」
するとその瞬間私の体が光り始めました。
「なっ何!?」
「まさか、光の心の持ち主なのか!?この世界にも存在したなんて…!?」
何が起こってのか把握できない私に、誰かが話しかけてきた。
「こいつは驚きだ。まさかこんなところで出会えるなんて」
私はその声の主の方を見た、喋っていたのは、さっきの猫だった。
「えっ…」
目が点になった。だけど、猫は続けてこう言いました。
「この力を使え。この力であの男と戦うんだ。」
そう言うと、猫の首輪が光りそこから、スマホの様な物とクリスタルが現れました。
「なんなのーこれーー!!?」
「説明しているのは後だ、さぁ、そのプリスマにシャインクリスタルをセットするんだ」
私は状況を飲み込めず、言われるがままにセットしました。
「こ、こう?」
「あぁそうだ。そして、プリキュア トランスフォームと叫べ!!」
もうこうなったらやけだ!
「プリキュア トランスフォーーーーーム!!!」
すると私の周りを光が覆った。さっきまで来ていた制服から、可愛い服へと変わっていく。
「あれは…まさか!!?」
変身し終えた私は、赤い髪の人の前でこう名乗った。
「愛を育む聖なるピンクの花キュアフェアリー!!」
ここに新たに誕生したプリキュア 、キュアフェアリー。ここから始まる桃瀬咲の戦い。それは、勝利か破滅…
もしこれが運営の判断で消さなければならなくたったら、それはそれで悲しいです。プリキュア というビックタイトルを題材に、一から自分で考え投稿したものなので、この作品は続けたい