軽症で自宅療養 新型コロナの家族内感染を防ぐ8つの工夫
一方の部屋が物置で埋まっているなら、もう一方の部屋を感染者の寝室にして、リビングの一角で非感染者がまとまって寝てもいいだろう。
【Q5】家庭の消毒はどこまでやるの?
家庭内には、共有するものがいくらでもある。ドアノブ、蛇口、各種リモコン、PCのキーボード、マウス、洗面所のコップ……。これらをすべて消毒していたら、キリがない。実は消毒の範囲に大きく関係するのが、前問の感染者との部屋分けだ。
「感染者が共有部分に触れたら、そこを消毒するのが基本です。そのセオリーに照らすと、感染者の個室を用意でき、そこで食事して、寝ることができれば、共用部分はほぼトイレと浴室に限られます。そうすると、消毒すべきポイントが見えてくるでしょう。トイレと浴室のドアノブやレバー、蛇口などが中心。自宅では、飛沫感染より接触感染に要注意です」(加藤氏)