こんばんは。
最近、様々なレコード会社の方々と食事する事が多い。そこで口にされる言葉。
『インディーズもメジャーも変わらない、この言葉には怒りを感じる』
全てのレコード会社が、口を揃えて言う。
メジャーのレコード会社(レコード協会加盟企業)は、今も昔も気持ちは変わっていない。
新しいアーティストを発掘し、自分達のプロモーション(広告媒体、CDショップ訪問等)を繰り広げる。勿論、アーティストには担当が付き、レコード会社の目線で言えばCDを販売して利益を生み出す努力をする。
CDショップに、サイン入りポスターを持って、注文を取ってくる。
各担当者は、販売する音源を何度も聴いて、アーティストの事を理解する。
勿論、LIVEに来て客層を見たりと戦略的な行動を行う。
一方、インディーズの場合、流通会社が複数社存在する。ある一定の料率に合意すれば、取り扱ってくれる。インディーズでも売れているアーティストは、CDショップは注文するが、余れば返品もできる。 毎週、注文書が流れてくるので、それを見て判断する。目に止まらなければ、取扱いもされない。
少し、後者をドライな書き方にしたのは、私自身がインディーズで、CDを発売する際の実体験から書いています。販売状況のシステムを有料で使う形になったり、在庫はこちらで預かり、注文が入れば送る作業があったり。
そして、大きなポイント、原盤権の問題。
要は、レコーディング費用等を、自主レーベルで負担するか、レコード会社が負担するかで、発売元と販売元が変わる。
昔と違い、制作費自体がレコーディング方法によっては、安くで収まる。その場合は、自主レーベルで楽曲権利を保有する方が、料率的に言えば、収益が取りやすい。レコード会社が負担する場合は、CDセールス分から一定の%が引かれる形になる。
どっちが得なのか、リスクをどちらが取るかの問題。よく、『流通だけメジャー』という表現をするが、販売元と発売元を別表記にすると、そんな言われ方をする。
結論、原盤権がどっちにあっても、メジャーのレコード会社も販売に力を入れるし、アーティストも売れる努力(インストア等)をするから同じ感じですかね。
まぁ、配信だけの販売等もあるし、一概には言えませんが、CDは、音源からブックレットまでを含んだ全てが作品であり、私は守れる権利は守るべきかなと。
と、ややこしい話は、この辺りで。
さて、寝よう。
*文章の捉え方によっては、『ん?』があるかも知れませんがお許しくださいます。
YUTAKA
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