第7話『狂気の正体』Part2 Part1に戻る
「先生……」
「脱出するぞ。手を離すな」
「…は…はいっ」
中尾は前を向いてゆかりの手を引き走る。
ゆかりも最初はギョッとなったが、この混乱から脱出させるためのサポートと言うことになって安心してついていった。
しかしすんなり通すつもりは悪漢の面々にはなかった。
「野郎。ここはとおしゃしねえぜ」
棍棒を振り下ろす不良生徒。だが中尾はそれを軽く右手で受け止めてさばく。棍棒がその部分からポキリと折れた。その隙にゆかりをつれて脱出に成功した。
「ちっ。味な真似を」
もう一人が舌打ちしていると棍棒を振り下ろした男が『アチチチチ』と棍棒を手放す。
「何してんだよ」
「見…見ろよ…これ。何でこんなになってんだ?」
折れた部分が見事に炭化していた。疑問はあったが混戦ですぐに彼らも戦闘に戻って忘れた。ただし追撃者はいた。
「テメーらの相手はこのおれだぁ」
校庭に声が響き渡る。が…男の声だが上条でも榊原でも十郎太でもない。しかし四季隊は知っているようだ。渋面がそれを物語る。
「どーしたどーした。ひゃっほーい」
学生服の男が勢いよく飛び出てくる。
「入来!!」
二年生の教室から坂本が叫ぶ。
「放って置いたら良いわ。身の程知らずの行く末を坂本くんが気にすることないわよ」
冷たく言い放つ橘千鶴だが、坂本は放って置けるかとばかしに駆け出していった。そして校庭では
「また貴様か…」
春日が苦々しく言う。
「おうおう。四季隊の兄さんたちよ。去年はブイブイ言わせてたが今年は違うぜ。この入来蛮さまがパワーアップしたんだぜ」
「ほう。届かない『気』が少しは飛ぶようになったのか? それとも落とせない対空技が落とせるようになったか」
「抜かせ。まずは手前らの戦意を根こそぎ引っこ抜いてやる。見やがれ俺の新必殺技」
入来は力瘤を作って挑発する。しゃがんで挑発する。前転して挑発。好転して挑発。飛びあがって挑発。
「見たかぁ。相手の戦意を根こそぎ奪う精神に攻撃をかける必殺技。その名も挑発烈火」
最後に笑顔でサムズアップをして締めていたところを四季隊全員に袋叩きにされた。
「ぎにゃあああああああああああ」
「…馬鹿……」
坂本に着いて校庭まできた千鶴は冷たく言い放つ。
そして気がつけば入来を助けようとかけつけた坂本と共に校庭に出てしまっていた。
坂本はかまわず入来を助けに出るから千鶴としても付いて行くしかない。
「ほほう。相変わらず仲が良いな。お二人さん」
揶揄するように春日が言う。その春日に対して坂本が抗議する。入来を抱きかかえたままキッと睨む。
「どうしてこんなことをするんだ? 無関係の者たちを巻き込まないでもらいたい。いくら無限塾でも全員が全員武芸の達人と言うわけではない。『非戦闘員』を巻き込まないでもらおう」
「くくくく。俺はてめえのような『優等生』って奴が…だいっ嫌いなんだよぉぉぉぉぉぉぉ」
ロッドを振りかざし春日が坂本に詰め寄る。が…
「……坂本くんに指一本でも触れたらこの私が承知しないわよ……」
「くっ」
千鶴の凄まじい眼光…すでに殺気と呼べるレベルのそれにさすがに春日も手を引く。
(くっ……この小娘……去年からそうだったがとんでもねぇ気をしているぜ…寒気すら覚えるとはな…)
実は寒気ではなく物理的に気温が下がっていたのであるがそれはまた別の話し。そして
「まぁ。千鶴さん。やっとご挨拶できますわ。姫子です。あなたと同じ学校になれて嬉しいですわ」
今度は春風のようなほえほえした空気が緊張感を台無しにする。それまでの殺気がうそのように千鶴に春日など突っ伏す。
(この娘は…この能天気さが嫌でとことん避けていたのに、こんな場面で直撃されてしまったわ…)
二人とも名家の令嬢なので知り合いではあったが、千鶴はそれぞれのグループがライバル関係と言うのを差し引いても姫子のこの世間知らず振りを嫌っていた。
「…そう…私は坂本くんとこの馬鹿を運ぶから後は好きにして頂戴…」
すっかり気が萎えてしまい入来を運ぶ坂本を手伝いつつ下がる。その背中に
「あら…残念ですわ。せっかくご挨拶できると思いましたのに。でもお怪我の介抱が先ですわね」
坂本たちと入れ違いでみずきたちが降りてきていた。
7人は気配を殺して成り行きを見ていたが、一番後からおっとりとやってきた姫子が出てしまったので戦闘体制になる。
「秋本。お主の相手は拙者であろう」
「ああ。待ちかねたぜ」
気配もなく秋本の前に立つ十郎太ににんまりと笑みを浮かべる秋本。姫子も十郎太のそばにいる。 そのほうがむしろ安全だし姫子がそばにいたいと希望したからだ。
そのとなりでみずきが挑発する。
「サル。リターンマッチに来たのかよ」
「まとめてこい。小娘に負けた屈辱を晴らしてやる」
ロッドを手に春日が顔をゆがめる。睨み合いながら乱戦を嫌って移動する。
そして夏木と真理も睨み合いである。だが榊原は真理でも夏木でもなく姫子やみずきをみていた。
「へっ。2対2でも勝てないのに2対1で勝ち目があると思ってんのか」
「ぐふふふ。それはどうかな」
そして…上条はいきなり冬野に殴りかかる。これには喧嘩を売った冬野も驚いた。だが破気はない。後から綾那もついてきた。上条がほえる。
「こんな奴らのためにこれ以上誰かの涙は見たくない。みんなに笑顔でいてほしい。だから見ててください。俺の変身」
周囲は唖然としていたが本人はかまわず変身ポーズを取る。どうやらいつもの乗りと察したのはポーズが完了した後だ。
4対8のバトルが始まろうとしていた。
裏道を通り人目を避け中尾とゆかりは走る。割と無限塾のそばにある取り壊し中のビルに逃げ込む。どこかの店舗として使われていたようだ。この階は倉庫だったところか。窓は高く外から中を窺い知れない。コンクリートが打ちっぱなしである。
「きゃあっ」
かけあがり転げるように部屋の中に入るゆかりが悲鳴を上げる。庇うようにして中尾がかけこむ。
「はぁっはぁっはぁ…はぁ…はぁ…」
勉強はともかく運動神経があるほうではないゆかりは走り回って荒い呼吸をしていた。
だからか見下ろす中尾の冷たい…爬虫類のような視線に気が回らなかった。
「落ち着いたかね。ここで奴らをやり過ごそう」
「は…はい…先生…」
ゆかりは「やり過ごす」と言う言葉に安堵した。だがかけあがってくる足音が彼女を恐慌に引き込む。
「せ…先生…」
「大丈夫だ…」
不気味なほど落ち着いた中尾の声。頼もしさより不気味さを感じた。やがて悪漢からの追っ手が乱入してきた。
「見つけたぜぇ。逃げられると思ったかよぉ」
中尾たちを足止めした連中ではない。一人はモヒカンがり。一人はスキンヘッドだった。
「君たちだけかね…君たちは生徒たちの壁に過ぎないのでないのか?」
「逃がすなって冬野さんに言われてるんでなぁ。それでも逃げる奴にはこんなのどうだぁ」
いきなり隠し持っていた火炎瓶に火をつけて二人に向けて放り投げた。
無限塾。目的である8人が出てきたので外壁の兵隊たちは一般生徒にはかまわなくなった。もともと8人が逃げるのを阻止する役目である。
大乱戦だが周辺住人は苦情を告げたためしがない。
無限塾には左官クラブと言う土木や家屋の補修をするクラブがある。それが確実に被害の出た家を補修するからである。
腕前はとても高校生とは思えず、下手な職人よりよほどしっかりしていた上にただなので文句はなかった。
起こりは昔の無限塾がやはり周辺に被害を与えていたので、それを自主的にフォローしていた面々がクラブとして認められたのがそうである。
そして周辺住人が文句を言わない最大の理由は塾長のカリスマ性にあった。また乱闘なれしているのである。
それは当然ながら教師たちもである。それどころか出入りの業者すら武芸に長けていた。そんな一人の声が上がる。
「その勝負。ちょっと待ってください」
精悍な顔立ちの青年が12人に声をかける。そして草むらに向って走り出す。飛んだ。飛びげり。否。すねを伏兵ののど元にたたきつけたのだ。隠れていた男がのどを抑えて倒れこむ。他にも二人いた。
「感心しませんね。喧嘩大いに結構。ただし正々堂々やっての話。こんなスリングショットなどで『狙撃』まで考えているのは見過ごせません」
やばいと言う表情をしたので冬野の差し金であろう。伏兵たちはやけくそで青年に飛びかかる。
だがそれを空中で捕縛した青年はそのまま地面にたたきつける。そして迫っていた男の向う脛を蹴り動きの止まったところに背後で飛びあがり後頭部をめがけて蹴りをいれた。伏兵たちは地に伏した。
「おおっ。凄い。稲妻レッグラリアートにキャプチュード。アリキック。とどめに延髄切りとは」
榊原が妙に詳しいらしくまくし立てる。それに対して青年はチチチと指を振り訂正する。
「いいえ。だいたいあってますが最後はジャンピングハイキックです。『延髄切り』と呼んでいいのはアントニオ猪木その人の放つ一撃のみ」
拘りがあるようだった。姫子が代表で例を言う。
「ありがとうございます。お詳しいんですね。簡単に加勢に気がつくなんて」
「たいしたことはありませんよ。昔警備員をしていたことがありまして、こう言うことには鼻が利くんです。今はこちらに収めさせていただいている学食用のパンを作っている会社に勤めてますが。
さて、加勢を否定した以上あなた方の助っ人に入るわけには行きませんね。申し訳ありませんがこれで失礼します。ご武運お祈りします」
「まぁ。これはご丁寧にありがとうございます」
生真面目なパン屋さんはバンで出て行く。なんとなく毒気を抜かれたがその隙を見逃す冬野ではない。ナイフを投げつける。
「危ない。上条くん」
綾那が間一髪。『気』を放つ。それがナイフを食いとめた。
「若葉。その技は?」
「えへへー。上条くんのまねっこ」
「なぁにほのぼのしてやがる」
冬野が突進してくる。いきなり口から火を吹いた。
「何!?」
攻撃を受けている上条より見ていた榊原が驚く。
(まさか…あいつは火をふくと言うのか…予言の女は…若葉?)
「くっ。爆熱龍気炎」
上条も強大な気で対抗する。相殺した。互いに動きが止まったところに綾那がジャンプした。頭上から降下する。
「危ない。若葉」
自分でも血の気が引くのを感じ取れた榊原は思わず叫ぶ。
「どこを見ている」
我に返ったときはもう遅い。夏木のチェーンに絡めとられていた。したたかにたたきつけられる。バウンドしたとこをすばやく真理がフォローに駆け寄る。
「カズ。なんか今日のあんた変だぞ…ハッ!? これは…」
「俺の心が読めた…予言が見えたな…」
事情を悟った真理はこっくりとうなずく。そして怒鳴る。
「上条!! あんたが綾那を守るんだ。良いな」
「あ…ああ」
そしてこの隙をついた春日のみずきへの攻撃。それがゴングとなった。
「な…何ぃ?」
モヒカン頭とスキンヘッドは驚きを隠せない。ゆかりも目を見開いている。平然としているのは中尾だけだ。
投げつけた火炎瓶は中空で止まっていたのだ。それが静かに床に置かれる。どう言うわけか中身をぶちまけたわけでもないのに一気に炎上して消えた。ビンまでもがだ。
「危ないな…火遊びと言うのは」
中尾は諭すように静かに言う。
「や…やろう」
ワケは判らなかったがスキンヘッドは無数の釘を刺したバットを手に襲い掛かる。
だが中尾の直前で顔をゆがめて止まる。まるで見えない手で顔面を締めつけられているように苦悶の表情を浮かべている。
「はっ」
中尾はちょっとだけかがむと宙返りを打つ。その足がスキンヘッドのあごをアッパーカットのように蹴り上げる。もんどりうって倒れるスキンヘッド。
「やろおっ」
恥を掻かされて怒り心頭でたちあがる。だがその顔が再び苦痛でゆがむ。
「あ…熱い…熱い…やけどしそうな…」
「お…おい…」
次の瞬間、スキンヘッドは正真正銘『顔から火を吹いた』。もだえ苦しむスキンヘッド。不自然なことにその炎は下へと燃え移り人形の炎となる。
じたばたしていたスキンヘッドだったが膝をおって倒れる。
「ふん。いきがってた割にはこんなものか」
中尾が右手の指をぱちんと鳴らすと一瞬炎が大きくなりそして消えた。不思議なことに骨すら残さず焼かれたのに天井にも床にも焼け跡がなかった。
「は…はわわわわわわ…」
先ほどまでの威勢の良さが失せたとしても無理はない。相棒がいきなりとんでもない死に方をしたのだ。
一方の中尾はゆっくりと近寄っていく。モヒカン刈りは逃走を選んだ。
「『闘争』より『逃走』か。賢い選択だ。無駄だがな」
中尾が右腕を振るうとバットスイングのような音がした。うっすらとブーメランのような『気』が飛んで行くのがゆかりにも判った。
その『気のブーメラン』はモヒカン刈りに命中して転倒させた。
モヒカン刈りは慌ててたつと今度は後方を確認する。背中を向けて致命的な一撃を食らうのを警戒した。
しかしゆかりしか見えない。どこだと探しても見当たらない。
「私ならここだよ」
驚いて天井を見上げると中尾がまるでこうもり…否。『吸血鬼』のように天井にぶら下がっていた。それがモヒカン刈りめがけて落ちてきた。あまりのことに思考の停止したモヒカン刈りはなすがままになっていた。
「ふむ…知性の感じられない顔だ…話し相手には向かない。退場してくれ」
モヒカン刈りの顔をなでながら淡々と中尾が言う。そして指を鳴らすとモヒカン刈りも相棒の後を追った。
ゆかりは恐怖で震えていた。
「待たせたね。君に相手をしてもらいたいと思っていたんだ」
恐怖で感覚の麻痺したゆかりは動けない。その白い首に中尾の両手が食い込んだ。
戦局は四分割されていた。校庭を四つに割っての因縁の対決が同時進行していた。
上条たちと冬野の対決はどちらも一筋縄では行かない。
冬野はイカサマ師だし上条も何を考えているかよくわからない。
綾那が割とストレートな性格であるものの状況に応じてタイプを使い分けている。
以前は力でねじ伏せるタイプ(クラッシュタイプ)とスピードで圧倒するタイプ(スラッシュタイプ)だけだったが、上条のまねをするようになって対空技と飛び道具が加わりバランス型といえるタイプ(フラッシュタイプ)が出来た。
冬野が笑いながら上条を殴りつけるのに対し上条は泣き顔だった。しかも何やら演技くさい。
どうもこの参戦もどこまで本気か推し量れない。
一方みずきと春日は共に俊敏さが売りだけにたとえて言うならメキシカンプロレス『ルチャ・リブレ』のように飛んでいる時間のほうが長いくらいだ。
七瀬はその動きには対応できないが言葉にしないまでもこれはみずきの狙い。
七瀬を実質的に戦闘に巻き込みたくないこと。そして『男』の意地で2対1はやりたくなかった。
「くっ。前より動きが良いな」
「へん。この前はノーブラだったから胸元がゆれていたかったが今日はちゃんとブラをしてるぜ。しかも今日は体育があったからスポーツブラだぜっ」
(そんなことまでばらさなくて良いわよ…)
心中で突っ込みをいれる七瀬であった。
対してこちらの榊原たちと夏木の対決は重量級対決であった。
共に相手を投げ飛ばすのを得意としていて俊敏な動きは苦手。おのずと対決スタイルは決まってくる。互いに無防備で接近する。
今度は榊原の投げが早かった。夏木が巨体をきしませて地面に倒れ伏す。だが追撃はしない榊原。 倒れていると言うことは相手の眼前を行くと言うこと。警戒していた。夏木がゆっくりと起き上がる。むしろこっちを狙っていた。この無防備な時間を。
だが夏木もわなだった。共に投げそこないしきりなおすうちに夏木が完全にたちあがる。
「しゃああああああーっっっっ」
肺の中の空気をすべて吐き出すがごとく気合を入れて迫る秋本。それをかろうじて紙一重でかわす十郎太。秋本が沈む。跳んだ。
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ」
「言った筈だ。お主は攻撃がつながらぬのが命取りと」
体重を乗せて振り下ろされる木刀をさばく。連撃がないため多大な隙が出来る。そこに十郎太のが高まる。
『風間流奥義・阿修羅激』
だが攻撃があたる瞬間に秋本は夏木のチェーンに絡めとられた。
「味方を投げるつもりか?」
戸惑う十郎太。しかし違う。秋本は上条の前に飛ばされた。
「えっ?」
一瞬の隙に冬野はみずきに向けてナイフを投げる。かろうじてブロッキングしたみずきだが春日に逃げられた。
その春日はそのまま榊原にロッドを振り下ろす。一瞬のことでブロッキングが精一杯。その間に夏木は十郎太の前に立つ。
「な…なんだよ。サル。テメーはオレに復讐したいんじゃないのかよ」
「くくく…したいさ…だが誰がとどめを刺してもかまわん」
「かーかっかっか。オレ様たちは何も因縁の対決をするとは言ってないぜ。思い込んだてめえらが悪いのよぉぉぉぉぉ」
「ぐふふふふ。速さが売りのようだがおまえの攻撃がオレに通用するかな」
「ちっ。結局乗せられたか…まぁいい。オレもテメー(上条)になら返したいものがあるからな。我慢してやるぜ」
突然想定していた相手が入れ替わってしまった。それに戸惑いを隠せないみずきたちであった。
廃ビル。ゆかりののど元に中尾の両方の親指が食いこむ。まさに恍惚といっていい表情で首をしめる中尾。
しかしいくら非力なゆかりでも必死の力はある。中尾の手を引っかき逃れる。慌てて呼吸を確保する。
「ふっふっふ。そう…そうでなくてはな…生き延びる執念。それが大きければ大きいほど死を受け入れるときの絶望は大きく…私を喜ばせる」
「せ…先生…どうしたんですか? 中尾先生…こんな…」
「中尾先生…か…本物はとっくに天国か地獄だろう。これから死に行く君には本当の事を教えてあげよう」
そこで芝居のように間を取ると歌うように「台詞」を言う。
「私の本当の名前は斑。斑信二郎。世間ではマーダラーなどと呼んでいるようだが…『殺人者』を意味する英単語に引っ掛けるとは上手く言ったものだ」
このイラストはOMCによって製作されました。クリエイターの参太郎さんに感謝。