コロナウィルスと巨大テック、ウォール街の奇妙な共通点

 

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 コロナウィルスが今年に入ってから猛威を奮っている。この件に関しては何回かに分けてシリーズで記事を書きたいと思う。

 

 

コロナウィルスに有効であった抗HIV

www.bloomberg.co.jp

コロナウィルスに何故、抗HIV薬?と思うことであろう。少なくとも私は思った。故に好奇心で少し「カレトラ」を開発したアボット社」について調べさせてもらった。すると背後に奇妙な共通点が見えてきたのである。

GAFAと言われる巨大テック企業の存在。

順を追って説明していこう。

 

アボット研究所について

現在、アボット社は2つの株式公開会社に分割され、医療機器、診断機器、栄養製品を専門とする「アボット研究所」と研究ベースの製薬メーカーの「アッヴィー社」に分かれるが、ここでは分割前の「アボット研究所」からの流れも含めて述べたい。

結論から言えば、非常に問題の多い研究所であるようだ。以下に箇条書きで問題と思われる部分を示す

興味のある方は、英語版ではあるが「ダブルアイリッシュ」のリンクページを参照してみると良いであろう。既に巨大テック企業の存在が見え隠れしている。

「ダブルアイリッシュ」手法を以下の図で簡単に説明する

 

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巨大テック企業のタックスヘイブンを利用した課税逃れが問題視されているのは、有名な話だが、こちらのアボット社についてもそれらとなんら変わりない。

ちなみに同社のCEOであるマイルズ・D・ホワイト氏はマクドナルド社・キャタピラー社の取締役を務めている他、シカゴFRB元会長でもある。

 

アッヴィー社とGoogleApple

2014年9月3日、アッヴィとキャリコは、神経変性やがんなどの加齢性疾患の患者向けの新しい治療法を発見、開発、市場投入するための研究開発協力を開始したと発表した。

bio.nikkeibp.co.jp

このキャリコ(California Life Company)社こそが、アルファベット社(以下、Googleと表記)傘下の製薬会社なのである。2013年に設立、現在も研究は行っているものの既知の医薬品やバイオテクノロジー製品を開発していない。主な目的は寿命・特に長寿に関する研究だからである。ちなみにGoogleは他にもヴェリティー社という主に糖尿病に焦点をあてた研究を行っている企業も保有している。

キャリコ社のCEO、アーサー・D・レビンソン氏はApple社の会長である。彼の専門はバイオテクノロジーであり、ジェネンテック社と言うロシュ社傘下子会社の元CEOである。

そんな人物がApple社の会長とは実に不思議な話だ。

 

FacebookAmazonとヘルスケア

Facebookの動き

www.itmedia.co.jp

Facebookはこのほど、新型コロナウイルスによる肺炎の流行を受け、誤った情報が拡散しないよう不正確なコンテンツを削除するなどの対応をとると発表した。

これだけ見れば、フェイクニュースであふれるSNSの世界で非常に誠実な対応を取っているものと捉える事が出来る。

しかし、Facebookもヘルスケア産業への参入には積極的である。2016年に妻であるプリシラ・チャンと共にサンフランシスコ大学・バークレイ大学・スタンフォード大学の科学者たちを支援するチャン・ザッカーバーグ・バイオハブという独立した研究センターを立ち上げている。*4

チャン・ザッカーバーグ・バイオハブが手掛けるプロジェクトは現状、以下の2項目である。

  1. 「セルアトラス」:人体のすべての細胞の機能と位置をマップ化
  2. 感染症イニシアティブ」:感染症を排除するツールを開発

なるほど、感染症の研究を専門的に行っている。イニシアティブと名乗る位だ、感染症において主導権をもった研究を行っているのだろう。

そして、チャン・ザッカーバーグ・バイオハブの大元となるのが、チャン・ザッカーバーグ・イニシアティブという有限責任会社(LLC)である。

有限責任会社(LLC)というのは非常に重要な文脈だ。

  • 営利目的である
  • ロビー活動にその資金を使用することが出来る
  • 政治献金が出来る

チャン・ザッカーバーグ・イニシアティブにはビル・ゲイツも投資を行っている。

 

Amazonの動き

もちろんAmazonも例外ではない。ベンチャー・キャピタルのベゾス・エクスペディションズ(Bezos Expeditions)を通じて、個人的な投資を行っている。Googleの大株主の一人であることは比較的有名な話だが、ヘルスケアに関しても積極的な投資を行っている。

  • ユニティ・バイオテクノロジー社(Unity Biotechnology)
  • グレイル(Grail)
  • ジュノ・セラピューティックス(Juno Therapeutics)
  • ゾックドック(ZocDoc)

上記の企業の中でもユニティーは、アッヴィとキャリコの共同研究と関わりが深い。何故ならば、その共同研究そのものがユニティーが行った研究をベースに進められているからである。*5

 

全てはローヌグループへと集結されるのか

今まで述べて来た、製薬会社・巨大テック・ウォール街の全てを包括する記事を見つけたので紹介したい。機械翻訳でも読みにくい記事ではあるが、ジョン・ボルトン元国家安全保証顧問が上級顧問を務めている

 

www.buyoutsinsider.com

 

英語版のみであるが、ローヌグループのWikiもこちらに添付しておく。

en.wikipedia.org

 

どのように感じるかは、以上の記事とWikiを参照された方の判断に委ねたいと思う。

 

最後に、コロナウィルスに端を発した巨大テックとウォール街の奇妙な共通点について、私個人はこれを偶然とは思っていない。Facebookがコロナウィルスに対し、表立った行動に出た時点で何かしらの人為的な関与があったものと確信をしている。

 

救われるべきは人命であり、また何より大切なのも人命である。その命を救うために裏側で禍々しいものが蠢いていたとしても、急がれるのは事態の収束である。その為に習近平国家主席安倍総理トランプ大統領を始め諸各国が懸命に動いている。

今我々に出来るのは、出来るだけ正しい情報を身に着け、冷静に対応して行くことのみだと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

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