Memo-Aro-andum

🍶⛰🌏🌋好物についての雑記帳🌋🌏⛰🍶

私と教養棟の4年間の物語【前編】

知っている人が多いとは思いますが私は一度死んでいます。

というのも実は大学4年最後の成績開示でとある教養科目の成績評価がD-*1となったのです。

< あああッ…。

この落単によって卒業要件を充足できず、いわゆる卒留が確定しました。

まぁ結局なんとかなったので今でこそ笑い話にできますが、当時は生きた心地は全くなかったものです。

いい機会ですから過去ツイを振り返りながら僕と教養科目が歩んできた軌跡を追ってみようかなと思います。

本記事の目的は自分の過去ツイをコンテンツとして最大限に消費しつつ、ついでに今この記事を読んでいる「教養の足りてない」そこのあなたに危機感を持ってもらうことです。笑

北大への入学と教養課程との出会い

1年間の浪人期間を経て総合入試理系数学重点群で合格をして今から4年前に北大生になりました。

北大では入学方式(総合入試or学部別入試)に依らず1年生は総合教育部というところに所属して「教養科目」を履修します。

総合入試入学者はこの教養での成績をもとに志望学部学科に分属されます。

特に人気の高い医学部や農学部などを志望する場合はハイスコアを狙って血で血を洗う戦いとなります。

しかし私はというと実はこの時点では行きたい学科を数学科か地球惑星科学科に絞り込んでいたので教養のモチベーションはそんなに高く有りませんでした。

というのも実は理学部は人気がなく分属に必要な成績は相対的に低く、中でも数学科と地惑はとりわけ低いそんなに高くなかったのです。*2

そんな油断からか、きちんとシラバスを読んでなくて大学1年生10月には教養通い*3が確定します。

なにわろてんねん。

専門課程へ

大学でのいろいろな出会いを経て、地球惑星科学科へ移行に成功した大学2年生の春です。

出来るだけ早く教養を取りきらねば…。という焦りは最初こそありました。

学期ごとに履修上限があり、さらに専門科目の成績で研究室分属が決まることも分かっていたので本当は賢く立ち振る舞わなければいけないことも分かっていました。

大学といえば専門的なことを好きなだけ勉強出来るところだと思っていたので専門課程の授業は自分にとって幸せな時間の連続でした。

そのせいか教養のことは少しずつ頭の片隅へと追いやられていったのでした…………。

好きなことはいくらでもできるのにそうじゃないことはたとえやらなくてはならないことでも後回しにしてしまう、というかもはや出来ない …覚えのある人はそこそこ居るのでは??*4

そんなこんなで僕は教養科目どころか学芸員科目まで途中で捨てて、地惑と自分の興味の数学科や農学部、工学部の授業に全ツッパしたのでした。

偉そうなことを言っているが…

落としているじゃん…。

そして4年生前期…

時の流れとは無情なもので気がつけば4年生、LDD*5です。

希望の研究室🌋に分属されてついに自分の研究をスタートさせる晴れやかな門出の春であるはずが、未だに残った教養の単位に一抹の不安を感じていました。

このままではいけないということでここで教養科目ズブズブ仲間と同じ授業を履修して相互に監視、緊張感を保つことで単位取得を狙う作戦に出ます。

これが功を奏したのか、4年前期で因縁の主題別科目とおさらばすることが出来たわけです。

50近くのいいねに恵まれ、また祝福のリプライも多数戴きました。

自覚はあります。

犠牲もたくさん払いましたが後悔はしていません。

ちょうどこの時期は院試も終了していよいよ本腰を入れて卒論に取り組もうと気合を入れていた時期でもありました。

すべてが上手くいっているように見えていました。

そう、あの電話がかかってくるまでは…。


次回予告

やめて!

理学部教務からの電話で教養の単位が実は足りてないことを知らされたら、やっと教養とおさらばできたあろさわの精神まで燃え尽きちゃう!

お願い、死なないであろさわ!あんたが今ここで倒れたら、フォロワーさんや親への単位取りきった報告はどうなっちゃうの?

4年後期はまだ残ってる。ここを耐えれば、卒業できるんだから!

次回、「あろさわ卒留す!!!」

デュエルスタンバイ!(後編に続く…)

*1:北大では11段階の成績評価を採用しており、通達によるとD-とは「授業科目の到達目標のほとんどまたはすべての面で合格となる最低限の学修成果はなかった。」と定義される不合格相当のグレードです。

*2:噂によると地惑の分属に必要なGPAは近年高騰しているらしい。

*3:教養科目を1年で取り切れず2年以上で教養棟に通わなければいけない状態のこと

*4:というかこのブログ書いている今も実は先にやるべき課題をほっぽらかしているわけなんですけどね

*5:Last Danshi Daigakusei