天領に携わり、天領の日本酒造りを支える人々、その想いを....
21歳
「自分にしか醸せない酒を造りたい」と
秘めていた想いを抱えて、
この酒造りの世界に飛び込みました。
そして15年の歳月が経ち、私も36歳。
渡邊前杜氏のもと、
酒造りに対する想いと技を学びながら、
ようやく一人の杜氏として旅立つ時が来ました。
しかしながら酒造りを重ねれば重ねるほど、
奥深さを感じ、自分の未熟さを痛感しております。
酒造りというのは仕込み1本1本を手造りで行うため、
工業製品の規格物のように
同一のものを造ることは出来ません。
ですから毎年基本に立ち返り、
いかに自分の思い描く酒を造れるかを考えていくことが第一だと考えております。
日々鍛錬しながら、
皆様にご愛飲していただける酒を醸してゆきたいと思っています。