Sense、欲しすぎる!
私が愛してやまない健康重視型スマートウォッチFitbitから、新作が発表されました。心の健康をサポートしてくれる「Fitbit Sense」、大ヒットFitbit Versa2の後継機「Fitbit Versa3」、そしてコンパクトなボディに多彩な機能が魅力の「Fitbit Inspire2」の3機です。注目は何と言っても「Fitbit Sense」! Apple Watchを彷彿させる上品なストラップと、心身サポート機能。「Fitbitの進化ってこういうことかー! 」と叫びたくなりましたよ。
ということで、今日はデビューした3つのうち、主に「Fitbit Sense」についてご紹介 。あー、早くハンズオンしたい。
ストレス管理
「Fitbit Sense」は、世界初の皮膚電気活動(EDA)センサー搭載スマウォ。EDAスキャンアプリを使って、デバイスの表面に手のひらを乗せることで、皮膚の発汗量の繊細な電気量の変化を感知してくれるのだそう。EDAの反応グラフにストレス変化が表示される、つまりストレスが可視化されるようになるんです。
これって結構すごいこと。自分がどんなことでストレスを感じるのかがわかれば、回避方法や心の落ち着け方を探っていくことができるでしょう。もちろん、「Fitbit Sense」はストレスとを数値化するだけにとどまりません。スコアに応じて、呼吸エクササイズやマインドフルネスのツールなどを推奨してくれるのだそうです。
このストレス管理は、数十年に渡るメンタルヘルスの診断と治療の経験を持つ Fitbitの行動療法の専門家チームが、主要な教育機関の医療専門家の指導のもとに構築したものなんだとか。言ってしまえば、手首にメンタルヘルスの専門家を付けているようなもの。なんて頼もしいのでしょう。
心臓の健康を管理
また、「Fitbit Sense」はFitbit初のECGアプリ搭載で、心房細動(AFib)という不整脈のひとつの症状の兆候を見つけてくれるのだそう。やり方は簡単。スマウォの周りのステンレススチールのリングに30秒間指を置くだけ。
マルチパス心拍センサーと新たなアルゴリズムを備えたPurePulse2.0は、心拍数の上限と加減をデバイス上で知らせてくれるのだとか。心臓のデータが上下の限度を超えた時に感知して通知してくれるので、異変があればすぐにお医者さんに相談することができますね。
発熱を感知
さらに注目なのは、皮膚温度センサー。新しく搭載された機能で、皮膚温度の変化を定期的に測定し、その傾向を確認できるといいます。
この機能は新型コロナウィルス感染をいち早く検知してくれるかもしれません。というのも、フィットビット共同創設者でCTOのエリック・フリードマン氏は、次のように話しているのです。
「(10万人以上のFitbitユーザーがこれまでこの研究に参加した結果、)私たちのアルゴリズムはCOVID-19感染者のほぼ50%を、初期症状が出る前日に70%の特異度(※)で検知することできました。 」
(※陰性のものを正しく陰性と判定する確率-Source: Wikipedia)
今の世の中、体温チェックは本当に大事。まさに必要としていた機能なので、Versa2に満足している私でもSenseが欲しくなります。
Fitbitの他のスマウォ機能も搭載
「Fitbit Sense」は、上記の機能だけでなく、他のFitbitスマウォのヘルス&フィットネスとスマート機能も兼ね備えているそうです。Charge4から搭載されるようになった、内蔵GPSや、カーディオフィットネスレベルとスコア、20以上のオンデバイスエクササイズモードはもちろん、6日以上のバッテリー寿命とてんこ盛り。あ、今回からAlexaだけでなくGoogleアシスタントの選択もできるようになったとのこと。選択肢が増えるのは良いことですね。
外見が美
しかも、外見がとにかくお洒落。特にルナホワイト/ソフトゴールドは、洗練された大人の上品さが漂っていって、オフィスカジュアルはもちろんのこと、ビジネススーツにも合いそうです。
Fitbitは、そのスポーティーな外見からどうしてもカジュアルっぽくみられてしまいがちでしたが、Fitbit Versa2のスペシャルエディションからキレイ目カジュアルでも浮かないデザインを出すようになりました。
ベルトもエクササイズの邪魔にならないように内側に収まるようになっています。これまでのベルトは激しい運動をしていると、余ったベルトがブラブラしてだらしなくなってしまうことがありましたが、これならそういった煩わしさもなさそう。
ちなみに、今回発表された「Sense」と「Versa3」はベルトの形状を共有しているそう。どちらもお洒落な簡単装着のベルトに付け替えることができるそうです。Versa2に付けることができないのが残念でならないほど、お洒落なラインナップ。選ぶのも楽しそうです。
そうそう、「Fitbit Versa3」も「Inspire2」もちゃんとポイントを押さえてアップグレードされているんですよ。
「Versa3」は内蔵GPSにアプリ内ワークアウト強度マップ、強化されたPurePulse2.0技術、Active Zone Munitesが搭載されるようになりました。通話用内蔵スピーカーとマイクも搭載されたので、Versa2の時のように、とりあえず通話をONにするだけにとどまりません。それと、音量調節機能もついたんですって。そういえば、音量調節機能なんてVersa2にもついていませんでしたね。
「Inspire2」はActive Zone Muntesと、より鮮明な画面、10日間というバッテリーライフが新たに搭載されました。てんこ盛り感はありませんが、手首にゴツメのスマウォをしたくない人に良さげ。
ではここで気になるお値段です。Fitbit Senseは3万9990円、Versa3は2万9990円、Inspire2は2万1470円。すべて税込価格です。3種類とも9月10日からAmazonなどで先行予約開始。店頭購入は10月2日からだそうです。
今からSenseの発売が楽しみです。
Source: Fitbit