安倍首相が『WiLL』に何度も何度も登場しているのは有名ですが
保守系雑誌の広告を扱った『憎悪の広告』の能川元一さんがいろいろ回数をチェックした模様
日本会議にメディアの関心が集まるのは悪いことではないのだろうが、まるで“闇の組織の存在が暴かれて初めて日本の現状が明らかになった”みたいな物言いには違和感が。普通に国会議員の言動やら『正論』の記事やらフォローしてればどれだけやばいことになってたか、わかったはずでしょ。
森喜朗:0回 小泉純一郎:1回 安倍晋三:21回 福田康夫:0回 麻生太郎:0回 谷垣禎一:1回 これは2000年代の自民党総裁が『正論』に寄稿者(インタビュー含む)として登場した回数。もう一目瞭然じゃないですか。
国会図書館の雑誌記事索引で『正論』のデータが収録されている1996年以降、これだけ『正論』に登場した自民党総裁経験者は安倍晋三ただ一人。他は小泉、谷垣が1回ずつ登場しているだけなので、圧倒的な肩入れぶり。
ちなみに2009年に休刊した『諸君!』の場合、著者としての登場は 小泉純一郎:1回 安倍晋三:8回 福田康夫:0回 麻生太郎:1回 谷垣禎一:0回
2004年創刊の『WiLL』の場合。 小泉純一郎:0回 安倍晋三:16回 福田康夫:0回 麻生太郎:0回 谷垣禎一:0回 もはやコメントの必要もありますまい。
『SAPIO』への安倍晋三の登場が3回と少ないのは、ウヨウヨしい記事で売っているのは同じでも、人脈的には別系統だからか。そしてあの『歴史通』にまで1度登場している。
同じことを『Voice』(PHP)について調べてみると 安倍晋三:16回 福田康夫:0回 麻生太郎:6回 谷垣禎一:4回 となって、『正論』等ほどじゃないけどやはり突出している。というか福田さんの不人気ぶりがすごい。 その他03年12月号は特集「安倍晋三総理待望論」。
↓RT とはいえ『文藝春秋』にも安倍晋三は結構「著者」として登場している。国会図書館のデータベースで調べた限り18回。ただ麻生太郎も11回なのが『正論』などと少し違うか。福田康夫は1回でやはり不人気。谷垣禎一4回。
『正論』
森喜朗:0回
小泉純一郎:1回
安倍晋三:21回
福田康夫:0回
麻生太郎:0回
谷垣禎一:1回
『諸君!』
小泉純一郎:1回
安倍晋三:8回
福田康夫:0回
麻生太郎:1回
谷垣禎一:0回
『WiLL』
小泉純一郎:0回
安倍晋三:16回
福田康夫:0回
麻生太郎:0回
谷垣禎一:0回
『Voice』
安倍晋三:16回
福田康夫:0回
麻生太郎:6回
谷垣禎一:4回
『文藝春秋』
安倍晋三:18回
麻生太郎:11回
福田康夫:1回
谷垣禎一:4回
ちなみに前著『憎悪の広告』(共著、合同出版)に収録した140点以上の新聞広告のうち、30点には安倍元首相の顔写真がコラージュされてます。これは極右のヒーロー石原慎太郎(24点)を上回る数。自民党総裁としての安倍の異質性がここにも現れています。
先日出た『憎悪の広告』
Amazon.co.jp: 憎悪の広告: 能川 元一, 早川 タダノリ: 本
内容紹介
朝刊をめくると、通勤電車の中吊りを見上げると目に飛び込んでくる(活字がデカいから)、思わず「…アナタいったいどうしたんです?」と見出しを考えた人に問いかけたくなるほど「嫌中・嫌韓・愛国」っぷりが暴走している雑誌広告の数々には朝から本当にゲンナリです。こんなのをスルーしてたら安倍内閣ができちゃった
さまざまなメディアで流され、私たちの生活のなかで「慣らされてきた」、「愛国」&「嫌中・嫌韓」イデオロギー。1993年の「朝鮮半島危機」を出発点とし、これまで20年以上にわたって繰り出されてきた憎悪と妄言の数々を、新聞広告を通じて浮き彫りにします。
能川元一 (@nogawam)さんの最新ツイート 大学非常勤講師(哲学)。ある種の人々の呼ぶところの「へサヨ」。最近の関心事は「戦争」にまつわる言説を哲学的な観点から分析することです。 http://t.co/DMeyVKZFfI https://t.co/ajurGo6RIk 兵庫県
早川タダノリ (@hayakawa2600)さんの最新ツイート 編集業。 『神国日本のトンデモ決戦生活』(合同出版→ちくま文庫)『原発ユートピア日本』(合同出版)『「愛国」の技法』(青弓社)『憎悪の広告』(共著、合同出版)あり。 敵は「良識」。 東京都千代田区
ついでに
「WiLL」2015年8月号(ワック・マガジンズ) 「安倍総理から『丁寧に説明する』という言葉だけが出ているが、丁寧に説明されたという実感は一度もない」 これは、国会で安保法制が違憲だと証言した憲法学者の小林節氏の言葉だが、各社の世論調査でも圧倒的多数が「政府の説明は不十分」だと回答している。 …
いまさら説明するまでもないが、「WiLL」は侵略戦争肯定や従軍慰安婦否定など歴史修正主義的主張だけでなく、ヘイトスピーチさながらの嫌韓・反中記事を掲載してきた極右雑誌だ。ちょっと書き出すのもためらわれるが、例えば毎号、こんな見出しが並んでいる。
「哀れな三等国、韓国!」「世界中で嫌われる韓国人とシナ人」「恥知らぬ韓国とは国交断絶」「韓国人は世界一の嘘吐き民族だ!」「何と哀れな国民か 韓国人でなくてよかった」「韓国こそ世界一の売春輸出大国だ」「去勢しないと性犯罪を抑えられない国」「『従軍慰安婦』は『韓流ドラマ』だ」「世界一の『性奴隷大国』韓国」「従軍慰安婦は韓国との“戦争”だ」「韓国には同情と哀れみを」「中・韓の武器は『嘘』と『捏造』」「習近平は“集金”平だ」……。
中身もすごい。〈日本国内では『嘘つき』は排除されますが、韓国ではタブー視されていません〉〈現在、韓国では精神病患者数が増加の一途を辿っており、自殺者も急増しています〉といった根拠不明の情報がこれでもかというほど出てくる。韓国人を十把一絡げにして“嘘つき”と罵るさまは、まさに特定の民族や人種への差別を扇動する“ヘイト雑誌”としかいいようがない。
ちなみに、2006年には「土井たか子は本名『李高順』 半島出身とされる」という2ちゃんねる情報をあたかも事実であるかのように書き、名誉毀損で訴えられ、一審から最高裁まですべて敗訴するということもあった。とても一国の首相が相手にする雑誌とは思えない。
首相動静(11日)「…午後4時23分、公邸で月刊誌『Hanada』のインタビュー。5時37分、官邸…」マイナー誌に1時間、大サービスだな。digital.asahi.com/articles/DA3S1…
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