UnNews:安倍首相の辞任表明に地元山口県で安堵の声
【毎朝新聞 2020年8月28日22:25配信】
安倍晋三首相が突然の辞意を表明したこの日、国民に衝撃が走った。駅前では号外が配られ、町ゆく人はビルの大型ビジョンを食い入るように見入っていた。
7年8か月に及ぶ長期政権に対してねぎらいの言葉が聞かれる中、安倍首相の地元山口県庁や下関市役所では、職員から「よかったー!」と安堵の声が聞こえた。
山口県や下関市では、連続の在職日数が歴代最長を更新した安倍首相を祝賀するための横断幕が8月24日に掲げられたばかり。ある幹部は「横断幕を作って使われなければ税金の無駄と言われるところだった。でも首相が辞任会見を今日まで待っていただけたので、県庁でも少なくとも4日は横断幕を掲げることができた。安倍首相の優しさだ」と語った。
横断幕については、県庁や市役所が長期政権を祝賀することの是非、政治的意図の有無を巡って疑問や批判も生じていた。しかし前出の幹部は意に介さない。「これだけ長期の政権を運営した安倍首相は郷土の誇り。早急に『安倍首相おつかれさまでした』の横断幕を掲げたい」と語った。