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Nスタ 安倍首相が辞任の意向 安倍首相が今夕会見・大坂なおみが勝利も抗議の“棄権”・池江選手あす復帰戦…
2020/08/28 18:17

出典:『Nスタ 安倍首相が今夕会見へ 体調不安説どう説明?』の番組情報(EPGから引用)


2020/08/28(金) 15:49:00 ~ 2020/08/28(金) 18:15:00
Nスタ[字]

安倍首相が今夕会見へ 体調不安説どう説明?▽波紋!大坂なおみが勝利も抗議の“棄権”▽池江選手あす復帰戦▽注目の街!清澄白河3000日かけて完成した ほか

番組内容
夕方の忙しい時間に「トクするNEWS」をお届けします!
今の関心事を深掘りする、井上貴博・ホラン千秋のナットクニュース解説。
「トクする!3コマニュース」は難しい話題もイラストなどでどこよりもわかりやすくお伝えします。
天気はもちろん森田さん。ホラン千秋との「トクする天気」は最新CGで明日の天気が一目瞭然!
特集は6時15分頃から。旬の情報やグルメなど、トクする情報満載です!

出演者
メインキャスター:井上貴博(TBSアナウンサー)
キャスター:ホラン千秋
キャスター:小林廣輝(TBSアナウンサー)月~木
※金曜日は熊崎風斗(TBSアナウンサー)
ニュースプレゼンター:山内あゆ(TBSアナウンサー)
ニュースプレゼンター:小林由未子(TBSアナウンサー)
ニュースプレゼンター:良原安美(TBSアナウンサー)
天気キャスター:森田正光

公式ページ
▽番組HP
http://www.tbs.co.jp/n-st/

▽フェイスブック https://www.facebook.com/TBS.nst/

公式ページ2
▽インスタグラム
https://www.instagram.com/nst_tbs/


『Nスタ 安倍首相が今夕会見へ 体調不安説どう説明?』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)
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  1. 安倍総理
  2. 総理
  3. 辞任
  4. 国民
  5. 判断
  6. 治療
  7. 皆様
  8. 今後
  9. 問題
  10. 意向
  11. 石破
  12. 総理大臣
  13. 日本
  14. 課題
  15. 会見
  16. 状況
  17. 今日
  18. 潰瘍性大腸炎
  19. 今回
  20. 総裁選挙

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『Nスタ 安倍首相が今夕会見へ 体調不安説どう説明?』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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≫午後2時過ぎの総理官邸。

突然の一報にざわめく報道陣。

安倍総理が辞任の意向を固めまし
た。

持病が悪化したため、国政への影響
を考えて

決断したものとみられます。

≫連続の在任期間は歴代最長の2
799日。

≫このあと午後5時から予定され
ている注目の総理会見。

自身の口から一体何が語られるの
でしょうか。

≫大変大きなニュースが入ってき
ました。

今日は番組3時間、安倍総理が辞任
の意向を固める、

このニュースを軸にして
お伝えしていきます。

≫このあとに予定されている会見
ではどのようなことが語られるの

か、

そして今後の体制はどうなるのか、

早速、中継で伝えてもらいます、後
藤さん、お願いします。

≫安倍総理が辞任の意向を固める
というニュースは

ほとんどの与党議員にとっては青
天の霹靂のことでした。

そして、その安倍総理なんですけれ
ども、今から5分ほど前に

総理官邸に入ったんですが、

記者団の辞任の意向に対してただ
した問いかけに対しては

無言で立ち去り、エレベーターに姿
を消していったんです。

午後2時ごろ、自民党本部に入った
安倍総理は

二階幹事長と会談し、辞任の考えを
正式に伝えました。

その後、安倍総理は自民党の役員会
に引き続き出席したほか

つい先ほど、公明党の山口代表と会
談しました。

自民党幹部によれば、安倍総理は臨
時首相代理は

置かない考えを示しているという
ことで、

今後も自民党の新総裁が選出され
るまで、

引き続き総理大臣として職務を続
行するものとみられています。

また今後の大きな焦点である自民
党の総裁選びなんですが、

二階幹事長に選び方について

一任することを決めています。

長期政権だったんですけれども、今
後の安倍総理の

政治的な課題は

レガシー、政治的な遺産をどのよう
に作っていくかということだった

んですけれども、

今日の辞任の意向のニュースを受
け、

ある与党の重鎮議員は、

安倍総理も東京オリンピック、憲法
改正と

いずれもできなかったということ
で、

さぞ無念だっただろうというコメ
ントを出しているということで

結果的に志半ばでの退陣と言える
と思います。

≫バタバタと動きが慌ただしくな
っているように感じますが、

今、レポートにありました
次の自民党総裁選びについては

二階幹事長に一任することが決ま
ったということですが、

総裁選のやり方も含めて

二階幹事長に一任するという考え
方でいいですか?

≫次の総裁選びの最大のポイント
は、どういった意見を踏まえての

新総裁選びにするかということだ
と思うんですね。

つまり、総裁選挙をしっかり行うの
か、

あるいは、任期半ばといったことも
あって

安倍総理の来年9月までの任期を

継続するということで、より短期間
で済ませられる

両院議員総会、この場合は衆・参の
自民党所属の議員の意見が

かなりの部分が反映されることに
なりますから、

≫ここからは病気の部分、政治の部
分、

それぞれ話を伺っていきます。

消火器内科がご専門です、東邦大学
医療センター佐倉病院、

特任教授でいらっしゃいます鈴木
康夫さんです。

そして「news23」コメンテー
ター、

元朝日新聞政治部の星浩さんです。

このあと、自民党の元幹事長である
石破さんにも話を伺えるというこ

とですが、

その前にまずは中継で
今の状況を伝えてもらいます。

自民党本部前からお願いします。

≫安倍総理は午後2時から1時間
半ほど

自民党本部に滞在し、
二階幹事長ら数人の幹部に

辞任の意向を伝えたあと、臨時役員
会を開き

10人を超える自民党幹部の前で
みずから説明をされたようです。

注目されているのは
今後の政権運営の体制です。

辞任後、臨時代理を置いて政権運営
をするという話がありましたが、

安倍総理は後任が決まるまでは自
身が務めると

役員会の場で語ったようです。

また、後任の総裁の決め方について
は役員会でどのような

形でやるのか、時期も含めて

二階幹事長に一任しました。

安倍総理の辞任については党内で
も驚きをもって

受け止められており

総理に近い政権幹部の1人は、

これからの総裁選びはどうするん
だと

困惑を隠せないでいました。

また、与党の重鎮からは

安倍総理はオリンピックも憲法改
正もできなくて

かわいそうだと同情の声も上がっ
ています。

≫ここで石破さんと中継がつなが
ったようです。

お忙しいところどうもありがとう
ございます。

石破さんはこの一報、安倍総理が辞
任の意向を固めたというのは

いつ、どこで、どんな形で知りまし
たか?

≫総理が自民党本部にお入りにな
ったときに、

私、雑誌のインタビューを
受けていたんですけど、

お入りになる時点で、どうも辞任の
ご意向を

明らかにされるらしいという連絡
は入りましたね。

そのあと、辞任のご意向を明らかに
されたということは

それほど時間を置かずに聞きまし
た。

≫ほぼ報道が出るのは同じタイミ
ングでお知になったと。

≫そういうことです。

≫今、バタバタと次の先の話になっ
ているわけですけれども、

総裁選挙には石破さんご自身は出
馬の意向ですか?

≫二階幹事長に時期とかやり方を
一任されたということです。

どういう形で幹事長が判断をされ
るか

どういう形で総裁選挙が行われる
のか、

まずそれを見たいと思っています。

≫やり方をどうするのかといった
ところですか。

≫石破さん、やり方のことですけど

党員は党費を払っているわけです
から、

総理大臣を選ぶための党員だとい
うことで、

100万人の党員投票をやるべき
だと主張されていますが

今もそこは変わらないですか?

≫それはそうですね、わが党として
所属議員に対して

これは地方議員も含みますが、
党員獲得ということで

大運動をやっているわけですから。

自民党員になったらバスに安く乗
れるとか、

スーパーで安く買えるなんていう
ことはあるわけないので、

自民党員になる意味というのは、市
長も知事もそこの有権者が選ぶん

だけど、

総理大臣は国会議員だけが選ぶの
で、

だけど自民党総裁というのは、党員
の方々が投票権がある、

あなたにも総裁が選べますよ、

それは往々にして総理大臣ですよ、

だから自民党に入ってくださいね
というお願いをしてきわけで、

そうすると、党員の方々のご意向、

特にわが党の総裁選挙は基本、郵送
ですので、

投票所に足を運んでいただくわけ
ではない。

そうすると、コロナに対する対応と
いうのも

それなりに最小限で済む可能性は
工夫しだいによってあるのであっ

て、

それぞれの候補者が何を述べるの
かも、今回リモートで

いろんなことを試してみたけれど
も、できるだろうと。

それは党員の方々の権利をきちん
と尊重するというのは、

国民政党たる、近代政党たる自民党
によって

必要なことじゃないでしょうか。

≫そうなると、総裁選の通常のやり
方でやるべきだと、

地方党員の意見をくみ上げる。

その中でリモートなどでの話し合
いもあったということですが

やり方を変えて

この辺りの期間を少し短縮できる
のではないかという

お考えもありますか?

≫ただ、党員の方々がコロナ禍にど
う対応するのか、

緊迫する安全保障状況に
どう対応するのか、

あるいは人口の急減にどう対応す
るのか、

そのことについて候補者たちが1
つのテーマについて

1時間半とか2時間とか、

わが国の命運を決する選挙になる
のであって、

あまり簡便な方法は取るべきでは
ない。

それはアメリカの大統領選挙でも、
今度、

トランプさんとバイデンさんがや
るわけですが、

相当長い期間をかけて、共和党と民
主党の候補者を

選んでいくわけですよね。

平穏無事で人口が増えて、経済が伸
びているのと違うので、

ましてやコロナ禍で、一人一人の命
暮らしが

かかっているわけだから、

どうするかということを主権者の
皆さん方、

この際は自民党員の方々ですが、

お考えいただく、その前にそれぞれ


己の考え方を披瀝する、ディスカッ
ションする、

それは重要なことだと私は思いま
すよ。

≫目下、先の考え方として、総裁の
選び方を

総裁選にするのか、両院議員総会に
するのか、

ここは大きな試金石として私たち
は見たほうがいいということです

か?

≫今、緊急事態なので、両院議員総
会が

いいんじゃないかという意見は

党内にはありますよね、その辺はど
うですか?

≫どう緊急なのかという判断です
よね。

それは例えば国会を開いています
という状況だとすれば

自民党の都合で国会をしばらくお
休みですよというわけにはいかん

でしょう。

それは極めて緊急なことの1つに
入るでしょうね。

5時からの総理の会見で、どういう
ような認識をお示しになるか

そこは一国の最高責任者たる総理


今の状況がどれほど厳しいものか
という認識は

お持ちだと思います。
そして我が党が

どうあるべきかということについ
ても

最も正しい見識をお持ちだと思い
ますので、

そこは5時の総理の会見をきちん
と拝見して、

それぞれの任にある者が考えるべ
きことでしょう。

≫今の石破さんの話を伺っていま
すと、

総裁選びのやり方は幹事長に一任
する、

それを待ちたいという
話でしたけれども、

やるか、やらないか、意向を示すと
いうのは

早めにおっしゃってもいいのかな
と感じるのですが、

その辺りはいかがでしょう?

≫本当に総理が辞任のお気持ちを
表明された

その直後ですので、そのときに、こ
うあるべきだということは

総理の肉声というのを、われわれは
聞いていないわけですよ。

どういうお気持ちでお辞めになる
のか、

いろいろな総理が手がけてこられ
たことがありますね、

そのことをどのようにしてこれか
ら先、継承・発展させていくのか

総理のお気持ちを聞く前に、

われわれがあれこれ言うことは控
えたいと思っています。

≫緊急事態であることは変わりあ
りませんので、

その中であまり時間をかけても
いられないわけですしね。

≫緊急事態、新型コロナウイルスと
いう状況がある中で、

今後、日本を率いていくうえで、ど
のようなリーダーシップの要素を

持った方が

日本を率いていくべきだなと
お考えですか?

≫一人でも多くの国民の方の理解、
納得、共感が

得られるということじゃないでし
ょうか。

コロナも大変なのと同時に、

1年に人口が45万人減るという
状況にあるわけですよね。

GDPもこれだけマイナスになっ
ている。

そうすると医療、年金、介護を

どうやって支えるのかというのは
大変な問題なわけですよね。

そういうときに、51対49で

51が正しいんだという話にはな
らないですよ。

どれだけ大勢の方々が、そうだと、

政府と一緒にやろうという理解、納
得、共感、

それがないままにいろいろな難題
何一つ解決しないと思っています。

≫国民の気持ちをよく分かる、国民
の気持ちに寄り添える人が

なるべきだということですか?

≫それは当然のことだと思ってい
ますよ。

すべての方が賛成してくるなんて
ことはあるはずがないです。

だけど、立場を異にする方も

賛成はできないが納得はするとい
うことは大事なことではないでし

ょうか。

なるほど、そういうことなんだねと

自分は立場が違うので賛成は
できないけれど、

少数の意見も取り入れるべきこと
は取り入れて

いかなければいかんのですね。

51対49で51が正しいんだと
いうのは、

民主主義としてあまり正しい姿勢
だと思っていないのです。

≫今の話にも通ずると思うんです
が、

これから安倍総理の会見が1時間
弱で始まります。

その中で新型コロナウイルス、秋・
冬の道筋をつけてということが

ご本人の頭の中にもあったのでは
ないかと報道されている。

ワクチンの話もどうやら出てくる、

指定感染症の二類をどうするのか
というのも出てくる。

そのバトンを受け継ぐ人というの
は、そこのラインに乗って

これから政権を進めていくと考え
ればいいですか?

≫それはそうだと思います。

コロナという事態に早急に対応す
べく、

特措法も作った、国民の皆様にいろ
いろなお願いもしている、

緊急事態の宣言もした、

そしてGo Toキャンペーンもや
っている。

国民の皆さんが「そうだね」と言う、

政府との共感というのかしら、
そういうものを

より強く持っていただくことは必
要だと思います。

事態を早く収束させるがために、

特措法の改正という選択肢はあっ
てしかるべきでしょう。

PCR検査をどれだけ急速に拡大
していくかということですよね。

何でPCRがこんなに進まないん
だろうなという思いをお持ちの方



大勢いらっしゃいますので、それを
急速に拡大していくということ。

そして今、要請というお願いベース
でやっているわけですよね。

要請だからそれに従うか、従わない
かは

国民の皆様、あるいは事業者の方々
のご判断に

委ねているわけで、そうすると補償
という話には

ならないわけですよね。

そこにおいて、強制力を伴うとする
ならば

それは財産権に対して政府として

制約をかけるわけですから、そうす
ると憲法の規定によって

財産権は正当な補償のもとに、

公共のために用いることができる
という憲法の条文を

どうやってそれぞれの法律に
反映させていくか、

そのときに財源はどうなるのか、

それが早く収拾尽かせるために

どれほど有効かという議論は延々
とやっていてもしかたがないので

集中的にきちんとやっていくこと
が必要でしょう。

このコロナで本当に困っておられ
る方々は

大勢いらっしゃるわけですよ。

そういう方々がそうだよね、

それを待っていたんだよと言って
いただくことは

政府の責任だと私は思います。
≫その中で最もこれが

ポイントだというところはありま
すか。

今、特措法、補償の話、検査の話もあ
りましたが

1つと挙げると、石破さんは何だと
思いますか?

≫それは検査と国民の生活の維持・
保障ということじゃないでしょう

か。

補償については法律論的に詰めて
いかなければならないことがたく

さんありますので、

どのような状況にそれぞれの立場
の方がおられらるのかということ



よく実態を把握することが必要な
んだと思っています。

本当にお困りの方々に十分な手当
をしていくことですよね。

そして、医療崩壊をどうやって防ぐ
かが

緊急事態の宣言の主たる目的であ
ったわけですよね。

二類をどうするのかという問題も、

コロナに感染はしているけれども、
症状が軽い方、

全くない方々が、病院ではなくて

ホテルとかご自宅でご静養いただ
くということも

やっていただかないと、

医療現場が混乱・崩壊することが起
こるわけですよね。

47都道府県1718市町村、すべ
て状況が違うのであって

東京と鳥取が同じでいいかといっ
たら、

それはそうはならない、現場の実態
を一番よく把握しているのは、

むしろ地方の自治体ではないです
かね。

そういうところにどれほど権限を
与えるかということも議論をし、

結論を得なければいけません。

≫安倍政治が8年でほぼこれで終
わるということになります。

次のリーダーを選ぶということで
すけれども、

石破さんは、安倍政治と自分はどこ
が違うんだと、

これを自分は打ち出すんだという
ようなことを

考えていらっしゃいますか?

≫今回どうするかということを前
提に物事を

申し上げるわけではないが、

2年前に総裁選挙を安倍さんとや
りましたよね。

そのときに申し上げたことは、やは
り納得と共感ということでした。

そして東京一極集中の是正という
ことでしたね。

東京の負荷を以下に減らすかとい
う意味も含みますよね。

そういうことはすべて
国民の皆様方に

ご負担をお願いすることにもなる
わけです。

だから納得と共感ということを申
し上げました。

1人でも多くの賛成していない方
の納得と共感を得ること。

そして、みずからの利益を
一切計らわないということは

大切でありまして、それが安倍さん
と違うということを申し上げてい

るわけではありません。

自分として政治家として34年、

そのことを心がけてきたし、まだ至
らないながらも

そうありたいと思っているという
ことです。

≫続いては政界、さまざまな反応が
入ってきているようです。

≫総理からどういったお話があっ
たんでしょうか?

≫辞任することにしたという
ご報告がありました。

潰瘍性大腸炎が再発をされて、

新しい治療法に取り組まれていた
ということであります。

その治療の効果が出ているという
ことでありますが、

一定期間、治療を続ける必要がある
と。

その間、まだ悪化するリスクもある
ということで、

前の政権のときのように、

突然辞任をして迷惑をかけるとい
うことがあってはいけないので、

辞任の決断をしたという御報告で
ありました。

≫街なかでもお話を伺っています、
ご覧ください。

≫安倍総理の地元である山口・下関
から中継でお伝えします。

≫安倍総理の突然の辞任、街の人は
大きな驚きを持って受け止めたよ

うです。

何人かの人に話を聞きましたが、

まずは、まさか今日、辞任とは思わ
なかったといった

反応が多く聞かれました。

また、最近、体調が悪かったような
ので仕方がない、

辞めたらあとはゆっくり休んでほ
しいといった

体調を気遣う声も多く聞かれまし
た。

安倍事務所は会見を開いた上で、後
援会が会見に応じる予定です。

≫ここからは潰瘍性大腸炎という
病気についてまとめていきます。

まずは映像をご覧ください。

先週17日と、その1週間後の今月
24日、

立て続けに病院へと入った安倍総
理。

持病の潰瘍性大腸炎は
国が指定する指定難病の一つです。

難病情報センターによりますと、潰
瘍性大腸炎は

大腸の粘膜に潰瘍などができる炎
症性の疾患で

下痢や腹痛、血便などの
症状が起きます。

重症になりますと発熱や体重の減
少、

貧血などの全身症状が起きるとい
うことです。

治療は原則として
薬による内科的な治療が行われ

多くの患者はこの治療で症状が改
善したり、

なくなったりするということです。

しかし、再発する場合も多く
症状がない状態、

寛解を維持するためには継続的な
投薬治療が必要です。

ただ、こうした内科的な治療でよく
ならない場合は

手術が必要となり、その際は

大腸の全摘出が行われます。

≫症状は患者さんによって大きく
異なると言われていますし

安倍総理の状況は主治医にしか分
からないことだと思います。

鈴木先生、一概にはしゃべりづらい
ところがあるかと思いまして

恐縮ですけれども、一般論として

言えること、考えられること、
教えていただけますか?

≫総理がご自身で病状の再燃に伴
うことによって

辞任を決意したと先ほどニュース
で拝見しましたので、

ただご自身は普通に歩いていらっ
しゃるわけですから、

重症ということではないだろうと
思うんですが、

いろんな激務だったり今後のこと
をお考えになって

決断されたと、ただそのきっかけと
して

潰瘍性大腸炎が残念ながら悪化し
たんだろうなということは

ご自身もおっしゃっていますので
そういうふうに推察されます。

≫2007年、退陣となったときに
潰瘍性大腸炎、

しかし、そのときに薬も大変よくな
ったと言われていて、

かなり抑えられるようになった、こ
の薬が効く、効かない

あとは効くスパンなど、どういうふ
うに受け取るべきですか?

≫潰瘍性大腸炎の治療は軽症例で
飲まれる薬であれば

大方それでいいんですが、中等症以
降で

さらに病状が重くなりますと、ステ
ロイドを使う、

あるいはここに血球成分除去療法
というお話がありましたが、

現在はそれに加え、さらに抗体製剤
という

炎症を悪化させるような物質を特
異的に抑える治療薬、

あるいはサイトカインといいまし
て、炎症を

惹起するようなメッセンジャー的
な役割になる、

そういったものを広く抑えるよう
な抗体製剤、

さらには飲み薬でもリュウマチの
治療で使っていたような

薬が潰瘍性大腸炎に応用されて

幅広くいろんな治療法があります
ので、

実はそれぞれの治療法によって

効き方が違うんですね。

どの治療を選んだかによって、どこ
で病気が

よくなったか判断するかによりま
すので

患者さんそれぞれの治療によって
そこら辺の判断、

ただ、最終的に幸いなことにいろい
ろな治療法がある中で、

それぞれの治療をやってみてどう
しても重症化する、

あるいは長い間、病状が改善に至ら
ないということになれば

大腸を全部とるという外科的治療


最終的には選ばれることになりま
す。

≫難病に指定されているものの

闘える武器、薬は増えてきていて、

それが合う、合わない試してみて

医療としてはかなり前進している
と捉えればいいですか?

≫潰瘍性大腸炎に対する治療はか
なり進歩して、

治療の選択肢も増えましたし

それによって改善をして、通常の日
常生活に戻っている

患者さんが増えたことは事実です。

≫患者さんたちはさまざまな内科
的な治療を行って、

それに体が慣れてきてしまうと

薬をどうしても変えなければいけ
ないタイミングというのは

やってくるものなんですか?

≫実際、そういうことがありえます

軽症でずっと来ていればいいんで
すが、

さらに上の中等症、あるいは重症で
選んだ治療が

ずーっと継続するわけですが、結局
潰瘍性大腸炎は

また再燃しますので寛解導入だけ
ではだめで

いい状態をいかに維持するかとい
うところがポイントです。

ただし残念ながら、1つの治療がず
っと継続して

効いていても、場合によって

2年、3年としているうちに効果が
減弱していくことはありえます。

≫治療法を変えて、さまざま試して
いけば

患者さんの90%の方は内科的治
療で

軽症のまま過ごすことが
できると?

≫実は軽症って全国の患者さん、

先ほど12万人というお話がござ
いましたが、

あれは難病の申請をしている方で

われわれ、厚生労働省の研究班で実
態調査をしますと

22万人近くいるということが分
かっています。

その22万人全員が皆さん重症だ
ということではなくて

約60%の人は軽症でございます。

さらに約30%ちょっとくらいの
人が中等症、

残りの10%くらいが重症。

その中でさらに重症に対する治療
薬で

どうしてもうまくいかない方が数
パーセンと人が

毎年、手術に至るということですの


軽症例は大体60%と考えていい
と。

ですから、30%ぐらいの人は中等
症ですので、

その方々はいろいろご苦労されて
いるんじゃないかなと思います。

≫ここで一つ情報が
更新されました。

安倍総理は先ほど行われた臨時の
閣議で

辞任の意向を表明しました。

これをもってこのあと行われる記
者会見で

その理由、経緯などについての説明
があるものと思われます。

2007年も病気で退陣となった、

今回も病気、安倍総理本人としては
やるせなさというのは?

≫特にコロナ対策を集中的に打た
なくてはいけない時期に

こういうことで退陣するのは無念
なんでしょうが、

非常に総理大臣の仕事は、ストレス
の多い仕事ですので

ここで自分は治療に専念するとい
う判断を

ご自身がされたということだと思
いますね。

≫2007年にさかのぼってみま
す。

安倍内閣第1次政権のときです。

その経緯、映像にまとめてあります

≫体調不良を理由に辞任の意向を
固めた安倍総理。

実は、体調不良が原因で総理の職を
辞したのは

今回が初めてではありません。

それは2007年9月、

あまりにも突然の辞任劇でした。

≫直前の参議院選挙で大敗したも
のの、

続投の意思を表明していた中での
辞任表明。

一体、安倍総理に何があったのでし
ょうか。

≫こう話していたものの辞任の背
景にあったのは…

≫持病の潰瘍性大腸炎の悪化でし
た。

あれから13年。

新しい薬で持病は克服したと語っ
ていた安倍総理ですが、

またしても体調不良での辞任とな
りました。

≫ポストの人事を巡る慌ただしい
動きの中で

岸田政調会長のコメントが入って
きました。

≫ここからは経済への影響をお伝
えしていきます。

日経平均株価です、一時600円以
上値下がりしました。

現在の様子含めて中継です。

≫市場関係者は突然の報道に市場
が動揺し、

売り注文が重なったとしています。

午後2時過ぎ、安倍総理が辞任する
意向を固めたと報じられると、

金融市場はすぐに反応しました。

東京株式市場では、日経平均株価が
一時

600円以上値下がりし、2万30
00円を割り込みました。

また、これに合わせ、外国為替市場
でも円高が進み、

一時、1ドル=106円台前半まで
上昇する場面がありました。

結局、昨日の終値より326円安い

2万2882円で取り引きを終え
ました。

現在の金融緩和策は維持されると
の見方が強いものの

先行き不透明感は拭えず、

市場は不安定な状態となっていま
す。

≫経済への影響はショックは一時
的にはあると思いますが、

長い目で見ると落ち着きを取り戻
すと考えていいですか?

≫ただ、安倍政権の最大の眼目は

アベノミクス、金融緩和でしたので

金融緩和が安倍景気を引っ張って
きましたので、

この金融緩和の路線がもしかした
ら変更されていくんじゃないかと、

財政再建の問題も含めて。
そうなってくると

経済政策全体が変化してきますの
で、今までのような

一本調子の株価の上昇は続かない
かもしれませんね。

≫続いては海外の反応も入ってき
ているようです。

アメリカメディアも速歩で報じて
いました。

ワシントン支局から伝えてもらい
ます。

≫安倍総理はトランプ大統領と近
い関係を築いたこともあって

アメリカメディアも相次いで報じ
ています。

「ニューヨーク・タイムズ」は短期間
でのトップの交代が多かった日本

で、

歴代最長の在任記録を作るという

大きな偉業を成し遂げたと評価し
たうえで、

予測できないトランプ大統領の機
嫌を取ったと

良好な関係を築いたことを伝えて
います。

ただ、長く在任したものの、掲げて
きた憲法改正も

北方領土問題の解決もできなかっ
たとも指摘しています。

また、「ワシントン・ポスト」は安倍
総理はトランプ大統領と

何度かゴルフをするなど親密な関
係を楽しんでいたと伝えたうえで

後任の候補に石破元幹事長、

岸田政調会長、菅官房長官の3人の
名前を挙げています。

そのトランプ氏は昨夜、共和党大会
を締めくくりましたが、

安倍総理が辞任の意向を固めたと
いう報道があったのは、そのあと

アメリカ東部時間の深夜1時過ぎ
だったこともあり

今のところ反応は出ていません。

アメリカ政府は特に中国との対抗
を考えたアジア太平洋地域での

戦略を考えるうえで、日本との関係
を重視していて、

後任が誰になるのかについて大き


関心が持たれることになりそうで
す。

≫日本では政府・与党内の政治家で
すら

この情報を知らなかったというと
ころなんですが、

日米同盟、安倍総理とトランプ大統
領の間柄、

関係性を考えると、何かトランプさ
ん本人に

一報を入れていたと考えるべきで
すか?

それともそういったものもなかっ
たと考えるべきですか?

≫ここは非常に難しいですけれど
も、あくまでも大きな国内の問題、

そして自分自身の問題でもありま
すので、

いくら近いとはいえ、外国の首脳に
日本の幹部、

あるいは日本の国民に伝える前に

ひと言言うというのは、よほど近い
関係であっても

そこはまた一線を置くところなの
ではないかなと想像はしています。

≫今、そちらは深夜、未明の時間帯
ですが、

まだトランプ大統領の反応はもち
ろん

入ってきていないということです
か?

≫トランプ大統領側としても、あく
までも現段階では

報道があった、その先、閣議での表
明はあったようですけれども、

正式に安倍総理大臣自身の口で

どんな説明をするのかをしっかり
聞いたうえではないと、

軽々に反応できるものではないで
しょうから

その辺りをしっかり聞いたうえで

トランプ大統領がいつ、どのタイミ
ングで

このことについて触れるのか、

≫ここからはいくつか星さんにお
話を聞いていきます。

≫次の総理が選出されるまで、安倍
さんが

総理大臣の職務を続けるというこ
とでして、

これは、やや裏がありまして、

麻生さんからすると、今、臨時代理
をやりたいというところで

自分が次の後継者選びも含めて中
心になりたい、

主導権を取りたいというのがあっ
たのでしょうが、

どうやら二階幹事長がそれに対し
ては

あまり賛成できないということで、

麻生さんの臨時代理をある意味で
潰したわけですね。

二階さんのほうに主導権が移って
きたということで、

もう安倍さんは辞めるほうですの
で、安倍さんの意向は

あまり反映されずに、臨時代理は置
かず、

基本的に次期総裁の選出の中心は

二階さんに移ったという、

一種の暗闘の最初の段階が

ここで展開されたと思っていいと
思いますね。

≫二階さんが臨時代理に賛成でき
ないとしたのはなぜなんですか?

≫次の総裁選挙のやり方、人選も含
めて

自分が中心になってやるんだと。

二階さんはさらに自分の幹事長続
投も考えていますので

ここで麻生さんに主導権を渡すわ
けにいかないという

二階さんなりの老かいなやり方で

臨時代理の問題を潰したというこ
となんでしょうね。

≫これだけ見ていくと木を見て森
を見ずということになりますので、

今後の日程をあわせて見ていく必
要があるであろうと思います。

≫まず、各種の世論調査で似たよう
な数字が出ています。

石破さんは何度も総裁選挙にチャ
レンジしていますし、

地方行脚もしていますから非常に
知名度が高いと。

岸田さんはそれなりに政策は進め
てきているんですが、

いまひとつ地味だということもあ
りまして、

岸田さん自身というよりも、裏に安
倍さんや

麻生さんがいるんじゃないかとい
うことで

いまひとつ任期が沸かないのが現
状ですね。

河野さんは現実には麻生さんの派
閥にも属していますし、

まだ閣僚経験も党三役の経験もま
だまだ不十分なので、

いまひとつ今回はちょっと様子見
かなという気もします。

ここにきて存在感を出している、露
出度を高めているのが

菅さんですよね。

菅さんが二階さんといろいろな問
題で連携したり、

新型コロナ対策でも

最初の一斉休校のときなどは

菅さんは外されていたんですけれ
ども、

徐々に菅さんが中心に仕切るよう
になってきた。

特にGo Toキャンペーンなどは
菅さんは

このままでは地方の観光は疲弊し
てしまうということで

かなり強引に進めていますね。

そういう意味では実際には石破さ
ん、岸田さん、

そして菅さんという3人でいろん
な多数派工作が

続いていく状況が始まったかなと。

≫午後2時過ぎの総理官邸。

突然の一報にざわめく報道陣。

決断したものとみられます。

街の声は…

≫今後の焦点は、ポスト安倍。

≫スタジオには長年安倍政権を支
えてきた

元文科大臣で自民党の選挙対策委
員長でもあります

下村博文議員です。

「news23」コメンテーターで、

元朝日新聞政治部の星浩さんです。

報道カメラ前、

消化器内科がご専門の東邦大学医
療センター佐倉病院の

鈴木康夫特任教授です。

≫もうまもなく会見がというとこ
ろですが、

下村さんにひと言、昨日昼ごろです
か、

20分弱、安倍総理と官邸で実際に
話していらっしゃいますけど

あのときは選挙の話ということな
んですか?

≫選挙の話を15分程度ですけど、

安倍総理とお話をしたときに
そんなに今日突然、

辞意表明されるような雰囲気は全
く感じられなかったですね。

今日も役員会の前に総理から事前
に電話がかかってきましたし、

役員会の終わったあとも
お会いしましたが、お元気で

本当に辞められるのかなというく
らいお元気だったので

総理にお話ししたら

今、薬が効いているのですごく元気
だけれども、

12年前のあのように、
いつどうなるか分からないから

今の時点で混乱しないうちにもう
みずから身を引くことを

判断したと言われていましたが、

お元気でした、実際に今日は。

≫下村さんが実際にこの一報を聞
いたのはいつですか?

≫今日の役員会が3時からあった
んですが、その直前です。

昨日はそういう話は一切ありませ
んでしたし、

確かに体調はあんまりよくないか
なとは思いましたけど、

今日、辞められるということを表明
されるとは

想像してませんでした。

≫下村さん、今後の話なんですが、

≫幹事長は、今回は
任期満了ではなくて

急な辞任による総裁選挙ですので、

党則に従って両院議員総会で選ぶ
ということを

決められるというふうに思います。

ただ、両院議員総会といっても衆・
参の

国会議員384票があるんですが、

それ以外に、各都道府県から代表者
3名、

141人ですね、その総数によって
決めます。

ただし、都道府県の141、

都道府県からそれぞれ3人ずつで
すけど、

その3人がそれぞれ判断するとい
うこともあるかもしれませんが、

前回も福田総理の誕生や

麻生総理の誕生のときも都道府県
では

大体が事前に意向調査で
党員の方々に

手を挙げた総裁候補誰がいいか

都道府県単位で投票して、それに沿
って3票を

どう振り分けるか決めたところが
多かったですから

事実上は党員参加型の選挙という
ことは十分可能だと思います。

≫両院議員総会という形で党員参
加型を模索していくという形。

≫本来の任期満了の
総裁選挙のときは

国会議員の票が384に対して、

106万人の党員の表を384票、

国会議員と同数でやるんですね、任
期満了の総裁選挙は。

ただ、今回は時間の問題とこのこと
によって

国会が遅れてはならない、

コロナ対策がありますから、両院議
員総会ということですると

思います。
緊急ですので。

≫安倍総理、会見場に姿を現しまし
た。

≫本日も密の緩和という趣旨で

皆様方の間隔を確保させていただ
いております。

したがいまして、皆様のご発言ない
し質問されるときは

マスクを皆様のご随意で

お取り外ししていただくこともで
きますので、ご判断ください。

初めに安倍総理から
ご発言がございます。

その後、皆様から質問をいただきま
す。

≫猛暑が続く中、国民の皆様にはコ
ロナウイルス対策、

そして熱中症対策、ダブルの対策に
万全を期していただいております

こと、

国や地方自治体からさまざまな要
請に対して、

自治体のさまざまな要請に対して
ご協力をいただいておりますこと



心から感謝申し上げます。

コロナウイルス対策につきまして
は、

今年の1月から正体不明の敵と

悪戦苦闘する中、少しでも感染を抑
え、

極力、重症化を防ぎ、
そして国民の命を守るため

その時々の知見の中で最善の努力
を重ねてきたつもりであります。

それでも残念ながら多くの方が新
型コロナウイルスにより

命を落とされました。
お亡くなりになられた方の

ご冥福を心よりお祈り申し上げま
す。

今、この瞬間も患者の治療に全力を
尽くしてくださっている

医療従事者の皆様にも重ねて御礼
申し上げます。

本日、夏から秋、そして冬の到来を
見据えた

今後のコロナ対策を決定いたしま
した。

この半年で多くのことが分かって
きました。

3密を徹底的に回避するといった
予防策により、

社会経済活動との両立は
十分に可能であります。

レムデシビルなど症状に応じた治
療法も進歩し、

今、40代以下の若い世代の致死率
は0.1%を下回ります。

他方、お亡くなりになった方の
半分以上は80代以上の世代です。

重症化リスクが高いのは高齢者や
基礎疾患のある方々であり

1人でも多くの命を守るためには、
こうした皆さんへの対策が

最大のカギとなります。

冬に向けてはコロナに加え、

インフルエンザなどの流行で発熱
患者の増加が予想されます。

医療の負担軽減のため
重症化リスクの高い方々に

重点を置いた対策へ今から転換す
る必要があります。

まずは、検査能力を抜本的に拡充す
ることです。

冬までにインフルエンザとの
同時検査が可能となるよう

一日20万件の検査体制を目指し
ます。

特に、重症化リスクの高い方々がお
られる高齢者施設や

病院では、地域の感染状況などを
考慮し、

職員の皆さんに対して定期的に一
斉検査を行うようにし、

高齢者や基礎疾患のある方々への
集団感染を防止します。

医療支援も高齢者の方々など重症
化リスクの高い皆さんに

重点化する方針です。

新型コロナウイルス感染症につい
ては、

感染症法上、結核やSARS、ME
RSといった

二類感染症以上の扱いをしてまい
りました。

これまでの知見を踏まえ、今後は政
令改正を含め、

運用を見直します。
軽症者や無症状者は

宿泊施設や自宅での療養を徹底し、

保健所や医療機関の負担軽減を図
ってまいります。

コロナ患者を受け入れている
医療機関、大学病院などでは

大幅な減収となっており、

国民のために日夜ご尽力をいただ
いているにもかかわらず、

大変な経営上のご苦労を
おかけしております。

経営上の懸念を払拭する万全の支
援を行います。

インフルエンザ流行期にも十分医
療提供体制を

必ず確保いたします。
以上の対策について順次、

予備費によって措置を行い、

直ちに実行に移してまいります。

コロナ対策と並んで
一時の空白も許されないのが

わが国を取り巻く厳しい安全保障
環境への対応であります。

北朝鮮は弾道ミサイル能力を大き
く向上させています。

これに対し、迎撃能力を向上させる
だけで本当に

国民の命と平和な暮らしを守り抜
くことができるのか。

一昨日の国家安全保障会議では

現下の厳しい安全保障環境を踏ま


ミサイル阻止に関する安全保障政
策の

新たな政策を協議いたしました。

今後速やかに与党調整に入り、その
具体化を進めます。

以上、2つのことを国民の皆様に
ご報告させていただいたうえで

私自身の健康上の問題についてお
話しを

させていただきたいと思います。

13年前、私の持病である潰瘍性大
腸炎が悪化し、

僅か1年で突然、
総理の職を辞することとなり

国民の皆様には大変なご迷惑をお
かけいたしました。

その後、幸い新しい薬が効いて体調
は万全となり、

そして国民の皆様からご支持をい
ただき

再び総理大臣の重責を担うことと
なりました。

この8年近くの間しっかりと持病
をコントロールしながら、

何ら支障なく総理大臣の仕事に
毎日、

日々、全力投球することができまし
た。

しかし、本年6月の定期健診で再発
の兆候がみられると

指摘を受けました。
その後も薬を使いながら

全力で職務に当たってまいりまし
たが、

先月中頃から体調に異変が生じ、

体力をかなり消耗する状況と
なりました。

そして8月上旬には潰瘍性大腸炎
の再発が確認されました。

今後の治療として、現在の薬に加え
まして、

さらに新しい薬の投与を
行うことといたしました。

今週初めの再検診においては、

投薬の効果があることが確認され
たものの、

この投薬はある程度
継続的な処方が必要であり

予断は許しません。

政治において最も重要なことは結
果を出すことである、

私は政権発足以来、そう申し上げ、
この7年8カ月

結果を出すために全身全霊を傾け
てまいりました。

病気と治療を抱え、体力が万全でな
いという苦痛の中、

大切な政治判断を誤ること、

結果を出さないことがあってはな
りません。

国民の皆様の付託に自信を持って
応えられる状態でなくなった以上、

総理大臣の地位にあり続けるべき
ではないと判断いたしました。

総理大臣の職を辞することといた
します。

現下の最大の課題であるコロナ対
応に

障害が生じるようなことはできる
かぎり避けなければならない。

この1カ月程度、その一心でありま
した。

悩みに悩みましたが、足元において

7月以降の感染拡大が減少傾向へ
と転じたこと、

そして、冬を見据えて実施すべき対
応策を

取りまとめることができたことか


新体制に移行するのであれば、この
タイミングだと判断いたしました。

この7年8カ月、さまざまな課題に
チャレンジしてまいりました。

残された課題も残念ながら多々あ
りますが

同時に、さまざまな課題に挑戦する
中で

達成できたこと、実現できたことも
あります。

すべては国政選挙のたびに
力強い信任を与えてくださった、

背中を押していただいた国民の皆
様のおかげであります。

本当にありがとうございました。

そうしたご支援をいただいたにも
かかわらず、任期をあと1年、

まだ1年残し、ほかのさまざまな政
策が

実現途上にある中、コロナ禍の中、
職を辞することとなったことにつ

いて

国民の皆様に心より、心より、
おわびを申し上げます。

拉致問題をこの手で解決できなか
ったことは痛恨の極みであります。

ロシアとの平和条約、

また憲法改正、志半ばで職を去るこ
とは、断腸の思いであります。

しかし、いずれも自民党として国民
の皆様に

お約束をした政策であり、新たな強
力な体制のもと、

さらなる政策推進力を得て、実現に
向けて進んでいくものと

確信しております。

もとより次の総理が任命されるま
での間、

最後までしっかりと、その責任を果
たしてまいります。

そして、治療によって何とか体調を
万全とし、

新体制を一議員として支えてまい
りたいと考えております。

国民の皆様、8年近くにわたりまし


本当にありがとうございました。

≫これから皆様からご質問をいた
だきます。

最初は慣例に従いまして幹事社2
社から質問を受けまして、

指名を受けられた方は近くのスタ
ンドマイクに

お進みいただきまして、

所属とお名前を明らかにしていた
だいたうえで、

ご質問をお願いします。

≫辞意を表明されましたけれども、
今ご説明にあったように、

継続的な薬の投与をしながら、

治療を続けながら
執務に当たる、続行するという

選択肢はなかったんでしょうか。

それだけ健康状態が厳しいという
ことなのか、

今後、次の総理が決まるまでは安倍
総理が

任に当たるということだと思いま
すが、

再び病院に通うような必要性が
あるんでしょうか。

また、辞任を決意されたのは具体的
にいつごろだったのかを

教えていただきたいのと、

1次政権に続いて、任期途中での辞
任となります。

コロナ禍にあって政権投げ出しと
いう批判もあるかと思いますが

こうした批判に対しては、どのよう
に説明なさいますでしょうか。

また、政治的な空白が許されない中
で、

今後の後継者の決め方ですけれど


自民党総裁選は党員投票も行う

正式な形で行われるべきとお考え
なのか、

それとも緊急性に鑑みて、両院議員
総会とすべきとお考えなのか、

お考えをお聞かせいただきたいの
と、

最後に、意中の後継者がいましたら
教えてください。

≫まず治療との関係でございます
が、

先般、今まで使っている薬に合わせ
まして

点滴での処方となるわけでありま
すが、

その新しいお薬を使いまして、2回
今まで使っているんですが、

2回目のときに検査も行ったので
すが、

効果が出ているということでござ
いました。

そこで、もちろんこのままそうした
治療を続けながらということも

もちろん考えるわけでありますが、

そういうこともずっと今までやっ
てきたところで、6月以降ですね。

ただ、しかし、これから9月に人事
があり、

そして、国会を
開会していくという中において

継続的にずっと間違いなくよくな
っていく保証はない中において、

ある程度、この投薬が終了して大丈
夫ですとなれば別なんですが、

その過程にある中において、
まさにコロナ禍の中において

政治的空白を生み出さないように
するうえにおいては、

このタイミングで辞任するしかな
いという判断をいたしました。

それは先週と今週、検査を受けまし
て、

今週の診察を受けた際に判断した
ところであります、月曜日ですね。

まさに任期途中でございますから、
ご批判は

甘んじて受けなければならないと
思っておりますが、

冒頭申し上げましたように、秋から
冬にかけて

またインフルエンザの流行に備え
て対策を

取りまとめることができましたし、

本日、取りまとめることができたと
いうことと

直ちに実行に移していくめどが立
った、

そしてまた、拡大傾向から減少傾向
に転じたこともあり、

このタイミングで判断を
させていただきました。

総裁選、次の総裁が決まるまでの任
期等々を考えると、

影響を与えないのはこのタイミン
グしかないと

判断したところでございます。

もちろんこの任にあるかぎり、コロ
ナ対策、責任を持って

全力を挙げていきたいと。

幸い今、新しい薬が効いております
ので、しっかりと

努めていきたいと思っております。

次の自民党総裁をどのように選出
していくかということは

これは執行部等にお任せしており
ますので、

私が申し上げることではないと思
いますし、

誰かということも、
私が申し上げることでは

ないだろうと思っております。

≫先ほど総理は結果を出すことに
全身全霊を

挙げてきたとおっしゃいましたが、

歴代最長となった在任中に成し遂
げたことの中で、

ご自身、これは政権のレガシーと思
われるものがありましたら、

挙げていただけないでしょうか。

また、先ほどやり残したこととして
憲法改正、

北方領土問題、拉致問題を挙げられ
ましたが、

後継の首相に期待したいこと、
託したいことがありましたら

併せてお願いします。

≫まず、レガシーというお尋ねです
が、

まさにこれは国民の皆様にご判断
いただくのかなと、

また歴史が判断していくのかなと
思いますが、

7年8カ月前、政権が発足した際に
は、

東北の復興なくして日本の再生な
し、

東北の復興に全力を挙げるという
ことを申し上げて

取り組んでまいりました。

また、経済においては働きたい人が
働くことができる、

働く場を作るということを大きな
政策課題として掲げ、

20年続いたデフレに3本の矢で
挑み

400万人を超える雇用を作り出
すことができました。

成長の果実を生かしまして保育の
拡充、

また、幼児教育、保育の無償化等を
行いました。

高等教育の無償化も含めてです。

そして、働き方改革や1億総活躍社
会に向けて

大きく一歩を踏み出すことが
できたと思っております。

また、外交、安全保障におきまして
は、

集団的自衛権にかかる平和安全法
制の

制定をいたしました。
助け合うことができる同盟は

強固なものとなったと思います。

米国の大統領の広島訪問が、その中
で実現できたのでございますが、

こうした日米同盟を基軸として地
球儀を俯瞰する

外交を展開する中において、

例えばTPP、あるいはEUのEP
A、

日米の貿易交渉もそうですが、日本
が中心となって

自由で公正な経済圏を作り出すこ
とができたと思っております。

これもすべて国政選挙のたびに力
強い信任を与えていただいた

国民の皆様のおかげでございまし
て、

心から感謝申し上げたいと思いま
す。

同時に今、ご質問いただいた

拉致問題あるい日露平和条約の問
題、

そして憲法改正、どれも大変な大き
な課題であります。

歴代の政権が挑んできた
課題であります。

残念ながらそれぞれこの課題が残
った、

痛恨の極みでありますが、

どれも自由民主党として全力で取
り組んでいくということを

お約束している課題、

政権としてだけではなくて、党とし
てもお約束している課題ですから、

次の新たな強力な体制でしっかり


取り組んでいただくことを期待し
ています。

≫次期政権に望むこと、具体的に教
えてください。

そして、後継候補と言われている方
々の名前が挙がっていますが、

例えば岸田政調会長、石破元幹事長

菅官房長官ら、それぞれご評価があ
ればお伺いさせてください。

≫辞めていく私があまり注文する
べきではないと思いますが、

次の方もまず、何といっても今の現
状のコロナ対策に

全力を尽くされることと思います。

ウィズ・コロナ、
ポスト・コロナの時代に向けて

われわれも今ビジョンを示してい
るわけですが、

そうしたものを共有していただき
ながら

成果を出していただきたいと。

新しい日常を作り出す中において

その中で、それぞれの方々が未来を
見据えて進んでいくことができる

日本社会を作っていっていただき
たいと思っています。

そして、それぞれ個別具体的な
名前はあえて挙げませんが、

名前の出ておられる方々はそれぞ
れ有望な方々でありますし、

私も内閣において、あるいは党にお
いて

一緒に働いたことのある方でござ
いますので、

それぞれ政策を競い合う中におい
て、

恐らくすばらしい方が決まってい
くんだろうと期待しています。

≫外交問題について
お伺いします。

今し方、総理の北朝鮮による拉致問
題、

日露平和条約交渉、結果を出せなか
ったこと、

痛恨の極みだと
おっしゃいましたけれども、

第1次内閣合わせて8年8カ月の
間に

解決できなかったことについて、こ
れまでのやり方で

何か振り返って反省すべき点は
なかったでしょうか。

また、次の政権に向けてこうしたア
プローチが

望ましいですとか、期待することに
ついて

改めてお伺いします。

もう一点、今日の会見でいつも使わ
れている

プロンプターを使用されていない
んですけれども、

これはどういったお気持ちで、こう
いった形で会見に

臨まれたんでしょうか。

≫プロンプターは世界でいろいろ
な指導者が使っているもので、

私も使ってまいりましたが、今日は
ギリギリまで

原稿が決まっていなかったという
こともあり、

私も推敲しておりましたので

こうした形になりました。

そして拉致問題について、別のやり
方が

あったのではないかというご質問
ですね。

この問題は確かにずっと
取り組んできました。

そう簡単な問題ではないから、今で
も残っているわけです。

ありとあらゆる可能性、さまざまな
アプローチ、

私も全力を尽くしてきたつもりで
あります。

その中で例えば、かつては日本しか
これは主張していませんでした。

でも、国際的に認識されるようにな
りました。

私も努力をしてきた、アメリカの大
統領が

北朝鮮の首脳、キム・ジョンウン党
委員長と

一対一の場面でもこの問題につい
て言及し、

また、習近平主席も言及し

そして、ムン・ジェイン大統領も言
及する、

これは今までになかったことであ
ります。

ただもちろん、それによって
結果は出ていない。

でも、私は最善の努力をしてきた。

ただただ、ご家族の皆様にとっては
結果が

出ておられない中において、

お一人お一人と、お亡くなりになっ
ていく、私にとっても大変に

痛恨の極みであります。

常に私は何かほかに方法があるの
ではないかと思いながら、

これは何をやっているかというこ
とは残念ながら、

特にこういう外交においては

ご説明できませんが、考えうるあら
ゆる手段を

取ってきているということは

申し上げたいと思います。

≫通算でも連続でも歴代最長政権
となり、

安倍一強の政治状況が続きました。

さまざまな成果があろうかと思い
ますけれども、

総理は先ほどレガシーは歴史が判
断することだとおっしゃいました。

この間、官僚の忖度や公文書の廃棄
・改ざんなど

負の側面も問われたと思います。

公文書の改ざんを迫られ自殺した
財務省の職員のご家族は

今も再調査を求め、政権の説明責任
を問うています。

この間、国民に疑問を持たれた
さまざまな問題に

歴史が判断する材料としての公文
書管理、

及び政治家の説明など、十分な説明
責任が果たせたと

お考えでしょうか、

ご所感をお願いします。

≫公文書管理については安倍政権
において

さらなるルールにおいて徹底をし
ていくことにしております。

また、国会においては
相当長時間にわたって

今挙げられた問題について私も答
弁させていただいているところで

ございます。

十分かどうかということについて
は、国民の皆様が

ご判断されるんだろうなと思って
おります。

≫総理は自民党総裁であると同時


党内最大派閥の清和会の実質的な
リーダーであると思います。

今後の党総裁選では総理の影響力
が少なからず働くと思われますが、

後任総裁選びはどういった姿勢で
臨まれますでしょうか。

どなたかを支援して一票を投じら
れるのか、

もしくは退陣される首相として静
観されるお考えなのか、

また総理が取り組んできた憲法改
正は

支援の条件となるのでしょうか。

≫まず、清和会でありますが、清和
会は

細田派でありまして、
細田さんが会長でありまして

細田会長のもと皆さんでどう望ま
れるかは

政策グループとして恐らく議論す
るかもしれないと

思っておりますが、

私は総裁を辞めていく立場であり

私から何か次の総裁選に影響力を
行使しようとは

全く考えておりませんし、そうすべ
きでもないだろうと思っています。

憲法については、そもそも憲法改正

また、4項目のイメージ案について
は、

党で決めたことでございますので、

誰が総裁になられても当然、党とし
て約束をしていることであり、

取り組んでいかれるのだろうなと
思っております。

≫総理が途中でお辞めになるとい
うことで、体調悪いのかなと

推察いたしますが、今後の政治との
関わりについて

お伺いしたいと思います。

先ほど一議員として関わるとおっ
しゃっていましたけれども

例えば元総理としてできること、

例えばこれまでしたかったロシア
外交とか

対中外交というものに今後取り組
まれる意欲はありますでしょうか。

それと、次の衆議院選挙、1年ぐら
いで任期が迫っておりますが、

そちらへの身の振り方はお考えで
しょうか。

≫今後についてでございますが、何
とか体調を回復する中において

一議員として活動を続けていきた
い、

その中でさまざまな政策課題の実
現に微力を

尽くしていきたいと思いますし、

次なる政権に対しても当然のこと
なんですが、

一議員として協力していきたい、支
えていきたいと思います。

どのようなことをやるのかという
ことについては、

これからまだ先のことであります
が、

今までの経験も生かしながら
議員としてできることがあれば

取り組んでいきたいと思います。

次の衆議院選挙については、まさに
有権者の

皆様の判断することでもございま
すが、

私としては、基本的には一議員とし
て仕事をしていきたいと

思っております。

≫総理は先ほど何回も質問があり
ましたけれども、

自民党総裁選で次の意中の候補は
おっしゃられておりませんが、

総理は連続在職日数も、通算在職日
数も

最長を達成されました。

その中であるべき総理大臣の姿は
日々お考えに

なられていらっしゃったと思いま
すが、

総理が考える総理・総裁に必要な資
質はどういうふうに

考えていらっしゃいますでしょう
か。

≫今までもよく申し上げてきたこ
とでございますが、

しっかりとしたビジョンを持って
責任感と

情熱を持った方だろうと思います
が、

今まで名前が出ている方は
それぞれそうした資質を

持っておられるんだろうなと。

私が持っているかどうかというの
は別の問題でありますが。

それと総理大臣というのは1人で
できる仕事ではなくて

私がここまで来れたのも、至らない
私を支えていただいた

多くのスタッフの皆さんや、多くの
議員の皆さんなどがいて、

何とかここまで来ることができま
した。

ですから、そういうチーム力も大変
重要ではないかと思います。

≫今年は政府はコロナ対応に終始
している年だと思います。

未知なる脅威との闘いということ
もありまして、

当初、後手後手だったんじゃないか
という印象を受けています。

実際、総理の国会の答弁で、例えば
PCR検査が

なかなか普及しないことについて、

何らかの目詰まりを起こしている
んじゃないかとか

政府が配布を決めたマスクも

特に都市部から地方に行き渡らな
かったという指摘もありました。

そこで一つ振り返るということ、そ
ういう観点から

これまでの政府対応で成果を上げ
たと思われる点、

あるいは反省する点、それぞれご指
摘願いたいと思います。

≫まさに今回のコロナウイルス感
染症との戦いは、

まずは武漢で発生し、武漢の邦人の
救出オペレーションからスタート

しました。

そのあとは「ダイヤモンド・プリン
セス」号の問題もあった。

それぞれ初めての経験で
ありました。

ですから、今までの知見がない中に
おいて、

その時々の知見を生かしながらわ
れわれとしては

最善を尽くしてきたつもりでござ
います。

マスクについても、さまざまな
ご批判もいただきましたが、

マスクの配布を始めることによっ
て、需要と供給の関係から

相当、供給も出てきたということも
あります。

いろんなネット等での価格も大き
く変わってきたということも

あったと思います。

ただ、国民の皆様からは厳しいご批
判もありました。

そうしたものは私も受け止めなけ
ればならないと思っております。

各国との比較の中において
亡くなられた方がおられますが、

死者の数、重症者の方々の数等にお
いても

諸外国と比べて何とか低く抑える
こともできたと考えております。

また、経済への影響、これは大きな
影響がございますが、

種々の経済対策によって、他の先進
国等と比べれば

何とか抑えることができていると
思いますが、

まだまだそれは不十分な点も
ありますし

反省するべき点はもちろん多々あ
ることは

申し上げなければならないと思い
ます。

≫冒頭、体調の変化が起きてから検
査の結果を聞いてという

一連の経緯をお話しに
なりましたけれども、

6月の検診で再発の兆候が見られ、

先月の中旬ごろから体調に異変が
生じたということなんですが、

今回の辞任という決断に至るまで
総理はほぼ土・日も休みがなく

ほとんど公務に当たられていた時
間、

頭の中でもそういうふうに考えら
れていた

時間が多かったと思うんですが、

最近、総理に面会した多くの方々が
しっかり休んでほしいと、

疲れがたまっていると。

でも、総理はなかなか休みたがらな
いんだという話も聞きました。

今思えば、総理はもう少し
こういった決断をされる前に

しっかり休んでおけばよかったと
か、

もうちょっとめり張りをつけてお
けばよかったという

後悔はあるでしょうか。

≫自分自身の健康管理も
総理大臣としての責任だろうと

思います。

それが私自身、十分にできなかった
という反省はあります。

同時に、まさに見えない敵と悪戦苦
闘する中において

全力も尽くさなければいけないと
いう気持ちの中で

仕事をしてきたつもりでございま
す。

ただ、一国のリーダーとしてはしっ
かりとそうした健康管理は

しなければならないなということ


痛感をしているところであります。

≫憲法改正について伺います。

最長政権を樹立されても

結果的には実現できなかった。

機運が高まらなかった理由、機が熟
さなかった理由を

今この時点でどのように捉えられ
ているかということと、

今後、実現というのは可能かという
ことをお聞きしたいと思います。

≫憲法改正については、まずは党に
おいて

4項目に絞り込んだ、何とか改正案
のイメージを

しっかりと党で決定することが
できたと思っております。

ただ、残念ながらまだ国民的な世論


十分に盛り上がらなかったのは事
実であり、

それなしには進めることができな
いんだろうということを

改めて痛感しているところでござ
います。

しかし、それぞれの国会議員の皆さ
んも、国会で

お互いに案をぶつけ合って

議論をしなければ、どうしても国民
的な

議論は広がらないわけでありまし
て、

国会議員として、その責を果たすよ
うに

私も一議員としてこれから頑張っ
ていきたいと思います。

≫確かにパラダイムシフトが起こ
るところまで

来ていないわけであります。

景気回復にはどうしても東京に人
口が集中するという

傾向があったわけでございますが、

今回、安倍政権の期間における景気
回復期においても

もちろん増えてはいる、東京への集
中は

歯止めはかかってはいないんです
が、

そのスピードは相当鈍らせること
はできたのかなと思っております。

それと東京から地方に移住したい
という方の

相談を受けるところにおいては

今までは大体、60代以上の人が
中心だったんですね。

一線を退いてから年金生活に入る
ときに

元の故郷に戻ってみようという方
が多かったんですが、

今は現役世代、50代以下の方が
相当多くなってきました。

つまり、地方にチャンスがあると思
う方が

出てきたのかなと思います。

そしてパラダイムシフトが起こる
とすると、

今まさに、3つの密を避けるという
中において

テレワークが進むと同時に、

地方の魅力が今、見直されているん
だろうと思いますし、

また、足元で20代の若者の地方へ
の転職希望が

大幅に増加をしているという調査
もあります。

今後、日本列島の姿、国土の在り方


今回の感染症が根本的に変えてい
く可能性が

あるんだろうと思います。

まさにポスト・コロナの在り方、社
会像を見据えて

≫抑止力というのは戦争をするた
めのものではなくて

そうした努力もしながら、また核の
廃絶についても

核兵器国と非核兵器国の橋渡し役
を日本が行いながら

唯一の戦争被ばく国として核の廃
絶に向けた

≫先ほど総理、お話の中で今週の月
曜日に検査を受けて、

その後、辞任を決断されたというお
話でしたけれども、

月曜日から金曜日までの間で

最終的にご判断されたのがいつな
のかということと、

判断に当たってどなたかにご相談
はされましたでしょうか。

≫月曜日にそういう判断をしまし
た。

その中で、秋から冬に向けてのコロ
ナ対策の

取りまとめをしなければならない、

この取りまとめをしっかりとする、

そして実行のめどを立てる、それが
今日の日となったということです。

この間、相談したのかということで
ありますが、

これは私自身、自分一人で判断をし
たということであります。

≫新型コロナの感染者情報を集約
する

データベースで発症日とか職業な
どの

データを把握できないことが起き
ているという

ニュースがありました。

こうしたデータは対策の基本だと
思います。

そして、この問題に限りません、

10万円の給付金のときもオンラ
イン申請を受け付けながら

結局は自治体の公務員が手作業で
作業をやるという状況もあって、

コロナ禍で日本がいかにIT後進
国であるかが露呈してしまったわ

けです。
安倍政権では2013年に

新IT戦略を立てられて、2020
年までに世界最高水準の

IT活用社会を実現することを目
標して総理自身もそのようにおっ

しゃっておられました。

ところが今、まさに世界の後塵を拝
しているのは明らかで、安倍さんも

非常に不本意だと思うのですけれ
ども、

こうなってしまった原因はどこに
あるかと考えておられるかを

伺いたいと思います。

そして、後任には今後、こういうと
ころをしっかりやってほしいと

期待されるのか、どういう申し送り


したいのかも併せてお願いします。

≫今、江川さんがご指摘になったよ
うに、

日本の今の状況、IT分野における
状況、問題点、

課題というのは明らかになったわ
けでありまして、

反省点でございます。

さまざまな課題があるんですが、

まず官の側に立てば役所ごとにシ
ステムが

違うという問題もございますし

自治体ごとに違っているという課
題もあります。

今回、そういう課題が明らかになっ
てまいりましたので、

高市大臣を中心に一気に進めてい
くことに

しているところでございます。

もう一つは、個人情報に対する保護
対応が

自治体ごとに違うという課題もあ
ります。

しかし、今回そういう課題を乗り越
えていく必要性は相当

共有できたのではないかと思いま
すので、

私は辞めていくことになるわけで
ございますが、

残りの期間、また次の、そしてリー
ダーも

当然取り組んでいかれると思いま
すが、私も在位の期間、

しっかりと頑張っていきたいと思
っております。

≫プロンプターを使うことなく、総
理ご自身の

言葉で語られている会見。

今も質疑応答は続けられているん
ですが、

冒頭からこれまでの部分について、
映像でまとめてありますので、

そちらをご覧ください。

≫私自身の健康上の問題について
お話を

させていただきたいと思います。

≫午後5時から行われた緊急の記
者会見。

突然の辞任の理由は、やはり持病の
潰瘍性大腸炎でした。

≫この8年近くの間、しっかりと持
病をコントロールしながら

何ら支障なく総理大臣の仕事に毎
日、日々

全力投球することができました。

しかし、本年6月の定期検診で再発
の兆候が

見られると指摘を受けました。

国民の皆様の負託に自信を持って
応えられる状態でなくなった以上、

総理大臣の地位にあり続けるべき
ではないと判断いたしました。

総理大臣の職を辞することといた
します。

≫ご批判はまさに任期途中でござ
いますから、

甘んじて受けなければならないと
思っておりますが、

冒頭申し上げましたように、秋から
冬にかけてまた

インフルエンザの流行に備えて対
策を取りまとめることができまし

たし、

直ちに実行に移していくめどが立
った、そしてまた拡大傾向から

減少傾向に転じたこともあり、

このタイミングで判断をさせてい
ただきました。

≫安倍総理は次の首相が任命され
るまでの間、

最後までしっかりと責任を果たす
と述べました。

一方で、ポスト安倍、つまり後継の
自民党総裁については

私が言うことではないと述べまし
た。

≫次の自民党総裁をどのように選
出をしていくかは、

執行部等にお任せをしております
ので、

私が申し上げることではないと思
いますし、

誰かということも私が申し上げる
ことではないだろうと

思っております。

辞めていく私があまり注文するべ
きではないと思いますが、

次の方もまずなんといっても今の
現状のコロナ対策に

全力を尽くされることと思います。

≫突然の辞任について、国民の皆様


心よりお詫び申し上げると述べた
安倍総理。

拉致問題を解決できなかったのは
痛恨の極みだ、

ロシアとの平和条約、憲法改正、

志半ばで職を去るのは断腸の思い
だなどと語りました。

≫スタジオには自民党の下村選挙
対策委員長、

「news23」のキャスター、星さ
んにお越しいただいています。

≫安倍総理、会見の中で、今、治療を
続けながら

総理大臣を続けるということも考
えた。

だけれども、継続的によくなる保証
がない、

あとは9月に人事がある、国会があ
る、

その前このタイミングなんだとい
う話をされておりました。

下村さんは長く総理に近く見てい
らっしゃったと思いますけど、

前回の2007年のときの辞め方、

放り出したという批判がある、あの
ときの思いを

総理は強くお持ちなんですか?

≫そうだと思いますね、今日の会見
もお元気で、

まだまだ続けられるのではないか
という感じも

強く持ちました。

ただ、今ご指摘があったように、第
1次安倍政権のときも

潰瘍性大腸炎で突然辞意表明され
たわけですが、

あのときはいよいよ本会議で総理
か代表質問で

答弁するという直前10分ぐらい
前に、

議場にみんな集まっていたときに
突然辞意表明されたと。

本当に難病の病気が大変だったと
思うんですね。

しかし、本人はギリギリまで責任を
取ろうと思っておられた、

そのときの経験から

実際悪化しているかどうかという
のは今日の会見では

分かりませんが、

今後そういうことがもしあったと
したら、特に今はコロナ禍ですから

本当に国政が止まったりしたら自
分の責任だという中で、

任期は来年9月までですけれども、
臨時国会が開かれるにしても、

まだ1カ月くらいは例年のパター
ンでいえばある中で、

ここがある意味では一番、国民や国
政、

政治に対して迷惑をかけないとい
う判断の中での

決断であったのではないかと思い
ます。

≫星さん、これからの道筋をつけて
から辞めるのであれば辞めるのが

今日であったと。

≫道筋は2つ意味があって、

時期的には9月というのが節目な
んですね、秋に臨時国会が

あるのでそれに向けてということ
と、

もう一つ、コロナ対策の一つのパッ
ケージが

まとまったということもあるので、
第1次政権のときのような

放り出しという印象を

持たれないで済むんじゃないかと
いう判断なんですが、

結果としてはそれでも任期途中に
辞任せざるを得なかったという

無念さは残っておりますよね。

≫今日一日の動きをまとめてあり
ますのでご覧ください。

≫けさも、いつもどおり官邸に姿を
見せた安倍総理。

辞任意向の一報が入る、およそ4時
間前のことです。

≫午後5時からの会見を控える中、

政権を支える官僚たちと顔を合わ
せた安倍総理。

無数のシャッターが切られ、その注
目度がうかがえました。

午後1時からは、新型コロナウイル
ス感染症対策本部に出席。

≫こう話すと、ゆっくりと目を閉じ
る安倍総理。

そして、このおよそ30分後…

≫全国を衝撃のニュースが駆け巡
りました。

≫記者の問いかけには表情を一切
変えず、無言。

この直前に安倍総理と会談した公
明党の山口代表は…

≫果たして今後、日本のかじ取りは
どうなるのでしょうか。

≫こうなってきますと後任につい
ての動きが

一気に慌ただしくなってきました。
次はどなたになるのか、

皆さんの表情をまとめてあります。

≫こうした中、自民党の二階幹事長
は、

安倍総理の後継となる総裁の選出
方法について、

国会議員と都道府県連代表3人に
よる

投票で実施する方針を固めました。

来週1日の総務会で総裁選の日程
を決める見通しです。

一方、安倍総理の辞意を受けて与野
党の反応です。

≫情報が更新されました。

≫来週の火曜日、1日には正式に決
まるのではないかという

情報が入ってきています。

≫4人の方はいずれもふさわしい
方々ですけれども、

4人に絞られるということもない
んじゃないかと思うんですね。

例えば、安倍総理の任期途中でもあ
りますから

麻生さんとか、あるいは茂木さんと
か、

ほかにも何人か、つまり国会議員2
0人の推薦があれば

総裁選挙には手を挙げることはで
きるわけですね。

ですからほかにも何人も資格ある
方々はおられると思います。

≫中でも有望だなと思われる方は
いらっしゃいますか?

≫特にこの4人に絞られたわけで
すから、

4人が有望だということかもしれ
ませんが、

それ以外にも実際に有望な方はい
らっしゃると思いますね。

≫両院議員総会、国会議員の中で選
ぶ、

地方議員各県3票といっても国会
議員の比率のほうが高いですし、

地方代表で石破さんにまとまると
いうことは、

なかなか全体が石破さんがいっぱ
い取れる可能性はなくなってきま

したので、

石破さんは非常に苦しい状況から

どうやって巻き返していくかとい
うことになっていくかと思います。

≫今日確かに、番組で石破さんにお
話をうかがうと、やり方どうこうで

はなくて

地方党員の声はしっかりと吸い上
げるべきだろうと

明確におっしゃっていました。

そのやり方によってもこの辺りの
レースがどうなるのか

大きく左右するということですか。

≫石破さんは地方での活路を見い
だしたいと思っていたので、

国会議員で劣勢ですので、ほかのグ
ループとの協力を模索していく、

例えば、二階さんのグループとか菅
さんのグループとの

協力を模索していかざるをえなく
なってきますので、

石破さんがどういう手を打ってく
るか、注目になってきますね。

≫先ほどの石破さんのコメントで
も、

確かにそれぞれの都道府県3名と
いっても、

実際は今まで過去、こういう選挙を
2回しているんですが、

途中で総理が辞任して。

このパターンでやっているんです
けども、

そのときも各3票はそこの選挙区
の党員、

事前に投票してもらって、その票に
よって

3人がどう振り分けるか決めてい
ますから、

党員投票は実際はしているんです
ね。

両方どちらの形でも投票参加型の
選挙はできると。

ただ、比率の問題はいろいろあるか
もしれないということは、

立場によっては考え方があるでし
ょうね。

≫政治空白を開けてはならないと
いうことで、

とにかく早くしなければいけない
というのは間違いないわけですね。

≫安倍総理の辞意表明について

海外の反応が入ってきています。

≫中国外務省の報道官は、こう述べ
るにとどめましたが、

引き続き両国の関係の絶えること
のない改善と

発展を推進したいと強調しました。

≫中国では安倍総理辞意表明のニ
ュースは、

SNSウェイボの話題ランキング
で1位となるなど

関心の高さがうかがえます。

≫関係悪化が続く韓国では次の総
理のもとでの

関係改善を期待する人の声も
聞かれました。

ある韓国政府関係者は、総理の交代
ですぐに両国の関係が

変わることはないとの見方を示し
ながらも、

次は関係改善の意思を持つ人が
望ましいとしています。

≫第十一管区海上保安本部により
ますと

けさ7時前、沖縄県の尖閣諸島沖の
領海に

中国当局の船2隻が相次いで侵入。

航行していた日本の漁船に接近し
ました。

尖閣諸島周辺で中国当局の船が

日本の領海に侵入するのは
今年に入って17回目で

10時間以上が経過した現在も

2隻は日本の漁船のそばを航行し
ています。

海上保安庁の巡視船が領海から退
去するよう

警告を続けています。

カテゴリ:■民放地上波

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