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ニュース シブ5時 安倍首相が辞任の意向 安倍総理大臣は、持病が悪化したことなどから、国政に支障が出る事態は避け…
2020/08/28 18:07
出典:『ニュース シブ5時 安倍首相が辞任の意向』の番組情報(EPGから引用)
2020/08/28(金) 16:50:00 ~ 2020/08/28(金) 17:57:00
ニュース シブ5時[字]
一日が締めくくりに向かう夕方、チェックしておきたいきょうのトップニュース、最新ニュース、役立つトレンドや旅情報・あすの天気も詳しく!阿部渉と守本奈実が伝えます
番組内容
一日が締めくくりに向かう夕方、チェックしておきたいきょうのトップニュース、最新ニュース、そして役立つトレンドや旅情報・あすの天気も詳しく!▽家事をしながら…くつろぎながら…きょうがしっかりわかるニュース番組 阿部渉と守本奈実が伝えます
出演者
【キャスター】阿部渉,守本奈実,【リポーター】小西政親,大橋拓,【気象キャスター】福岡良子
『ニュース シブ5時 安倍首相が辞任の意向』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)- 総理
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『ニュース シブ5時 安倍首相が辞任の意向』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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>>解釈改憲絶対反対!
>>安全保障では、従来の政策を
転換しました。
>>私たちの平和は、
人から与えられるものではない。
私たち自身で築き上げるほかに道
はありません。
>>従来の憲法解釈を変更して、
集団的自衛権を限定的に容認。
野党などが激しく反発する中、
安全保障関連法を成立させました。
憲法改正を巡っては。
>>憲法改正を私自身の手で成し
遂げていくという考えには、全く
揺らぎはありません。
>>自衛隊の明記などに意欲を示
してきました。
ただ、国会の憲法審査会での議論
は進んでいません。
>>新元号は。
>>令和。
>>去年の皇位継承と、
それに伴う改元に、政権を挙げて
取り組みました。
>>一人一人の日本人が、
あすへの希望とともに、
それぞれの花を大きく咲かせるこ
とができる。
そうした日本でありたいとの願い
を込め、令和に決定いたしました。
>>一代限りの退位を可能とする
特例法に基づいて、
去年4月30日に上皇さまが退位
され、5月1日、天皇陛下が即位
され、10月には即位礼正殿の儀
が行われました。
>>天皇陛下、万歳!
万歳!
皆さん、こんばんは。この道しか
ありません。
>>政権運営の推進力の一つに挙
げられたのが、選挙での実績です。
この8年間、
衆参合わせて6回の国政選挙で勝
利しました。
>>決定いたしました。
>>おととしの自民党総裁選挙で
は、党則の改正で3期目への立候
補が可能になり、
石破元幹事長を破って3選を果た
しました。
安倍一強ともいわれた政治情勢の
中、
去年11月には第1次政権と合わ
せた通算の在任期間が、
桂太郎元総理大臣を抜いて、
憲政史上最長になりました。
>>短命に終わった第1次政権の
深い反省の上に、政治を安定させ
るために、日々、全力を尽くして
まいりました。
その一日一日の積み重ねによって、
きょうという日を迎えることがで
きたと。
>>一方で、森友学園を巡る問題。
>>私や妻が関係していたという
ことになれば、
間違いなく総理大臣も国会議員も
辞めるということは、はっきりと
申し上げておきたい。
全く関係ないということは申し上
げておきたいと思います。
>>さらに、加計学園の問題や、
桜を見る会を巡る対応は、内閣支
持率低下の一因ともなり、党内か
らは、長期政権によるおごりやゆ
がみの象徴だという指摘も出され
ました。
ことしに入ってからは、
新型コロナウイルスへの対応に当
たりました。
>>緊急事態宣言を発出すること
といたします。
>>4月には、
特別措置法に基づく緊急事態宣言
を行い、国民に外出自粛を要請し
ました。
感染対策の推進と経済の立て直し
を、どう両立させるかが課題とな
っていました。
安倍総理大臣の連続の在任期間。
佐藤栄作元総理大臣を抜いて最長
となりました。
>>安倍総理大臣のこれまでを振
り返りました。
安倍総理大臣はこのあと午後5時
から、総理大臣官邸で記者会見を
行うことにしています。
あと5分ほどとなっています。
総理大臣を辞任する意向を正式に
表明し、判断に至った理由や経緯
を説明するものと見られます。
始まりしだい、お伝えします。
そして、
自民党の石破元幹事長は、東京都
内で記者団に対し、
安倍総理大臣の後任を選ぶ総裁選
挙への立候補に意欲を示しました。
この中で自民党の石破元幹事長は、
記者団から安倍総理大臣の後任を
選ぶ総裁選挙への対応を問われた
のに対し、こういう事態を受けて、
党員や国民がどう考えるか、
それに応えることが責務であれば、
自分の都合は言っていられない。
こうした突発的な事態を受けて、
党員や国民の考えとかい離があっ
てはならないと述べ、立候補に意
欲を示しました。
では、続いて安倍総理大臣の地元
の反応です。
山口県下関市にある安倍総理大臣
の事務所の前から中継です。
>>山口県下関市の安倍総理大臣
の事務所の前です。
安倍総理大臣の地元、下関市では、
突然の辞任意向の表明に、驚きの
声が聞かれています。
安倍総理大臣が帰省の際によく利
用している料理店の店主の男性は、
今月も一度、店に来るかもしれな
いという話がありました。
新型コロナウイルスとオリンピッ
ク延期などの対応で、相当な負担
だったと思います。
早く元気になって、また来てほし
いと話していました。
また、市内の70代の女性は、き
ょう記者会見があると聞いていた
が、まさかという思いだ。
新型コロナウイルスの対策などが
続いているので、もう少し続けて
ほしかったと話しています。
ここ事務所前には、報道陣が次々
と詰めかけています。
事務所内では現在、今後の対応を
協議しているものと見られます。
以上、山口県下関市内の安倍総理
大臣の事務所の前からお伝えしま
した。
>>安倍総理大臣の地元から中継
でお伝えしました。
このあと午後5時から安倍総理大
臣、記者会見を行うことになって
います。
安倍総理大臣は、持病が悪化した
ことなどから、国政に支障が出る
事態は避けたいとして、総理大臣
を辞任する意向を表明しました。
安倍総理大臣はこのあと午後5時
から記者会見することになってい
て、理由などをみずから説明する
ものと見られます。
テレビの映像、
総理大臣官邸の記者会見場、現在
の様子をお伝えしています。
すでに多くの記者が集まっていま
す。
このあと午後5時から、安倍総理
大臣が記者会見を行うことになっ
ています。
そして理由など、辞任をする意向
を表明した理由などを、みずから
説明するものと見られます。
安倍総理大臣はことしの夏は、新
型コロナウイルスへの対応などで、
連日、総理大臣官邸に入り、執務
に当たりました。
今月16日からは、3日間休みを
取り、夏休みを取って都内の自宅
で過ごしましたが、17日には東
京・新宿区の慶応大学病院に、お
よそ7時間半滞在して、日帰りの
検診を受けました。
1週間後の24日にも再び慶応大
学病院を訪れ、
およそ3時間半滞在したあと、
17日の検査の結果を詳しく伺い、
追加的な検査を行った。
体調管理に万全を期して、これか
ら仕事を頑張りたいと述べていま
した。
こうした中で、安倍総理大臣は、
検査の結果、持病の潰瘍性大腸炎
が悪化していることが分かったこ
となどから、国政に支障が出る事
態は避けたいとして、
臨時閣議で総理大臣を辞任する意
向を表明しました。
総理大臣官邸の現在の様子を中継
でお伝えしています。
先ほど。菅官房長官、会見場に入
りました。
安倍総理大臣はこのあと午後5時
から記者会見を行うことにしてい
ます。
官房長官、副長官が、この記者会
見場に入りました。
きょう午後5時から、総理大臣官
邸で記者会見を行って、辞任する
意向を表明した理由など、みずか
ら説明するものと見られます。
時刻は4時59分です。
まもなく、
午後5時から安倍総理大臣がここ
で記者会見を行うことになってい
ます。
安倍総理大臣は、持病が悪化した
ことなどから、国政に支障が出る
事態は避けたいとして、
総理大臣を辞任する意向を表明し
ています。
このあと午後5時から、総理大臣
官邸で記者会見を行って、
辞意を表明することにしています。
時刻はまもなくその予定時刻、5
時になるところです。
すでに菅官房長官らは記者会見場
に入っています。
まもなく記者会見が始まるものと
見られます。
今、その予定時刻、5時を回りま
した。
安倍総理大臣はまもなく記者会見
を行って、みずからのことばで辞
意を表明し、その理由などを説明
するものと見られます。
今、記者会見の最終的な準備が整
えられているところです。
安倍総理大臣、まもなく、この記
者会見場に入って、会見に臨むも
のと見られます。
すでに多くの報道陣がいます。
そして今、安倍総理大臣が記者会
見場へと入ってきました。
壇上に上がって一礼し、写真撮影
に応じています。
このあと、
みずからのことばで辞意を正式に
表明し、その理由などを説明する
ものと見られます。
会見が始まります。
>>ただいまより安倍晋三内閣総
理大臣によります記者会見を行い
ます。
本日も密の緩和という趣旨で、皆
様方の間隔を確保させていただい
ております。
したがいまして、
皆様はご発言ないしは質問される
ときには、
マスクを皆様のご随意でお取り外
しいただくということもできます
ので、ご判断ください。
初めに総理から、安倍総理からご
発言がございます。
その後、皆様から質問を頂きます。
それでは総理、よろしくお願いい
たします。
>>猛暑が続く中、国民の皆様に
は、コロナウイルス対策、そして
熱中症対策、
ダブルの対策に万全を期していた
だいておりますこと、国や地方自
治体から、さまざまな要請に対し
て、
自治体のさまざまな要請に対して、
ご協力をいただいておりますこと
に、心から感謝申し上げます。
コロナウイルス対策につきまして
は、ことしの1月から、
正体不明の敵と悪戦苦闘する中、
少しでも感染を抑え、
極力重症化を防ぎ、
そして国民の命を守るため、その
時々の知見の中で、
最善の努力を重ねてきたつもりで
あります。
それでも残念ながら、多くの方々
が新型コロナウイルスにより、
命を落とされました。
お亡くなりになられた方々のご冥
福を心よりお祈り申し上げます。
今この瞬間も、
患者の治療に全力を尽くしてくだ
さっている医療従事者の皆様にも、
重ねて御礼申し上げます。
本日、
夏から秋、そして冬の到来を見据
えた、
今後のコロナ対策を決定いたしま
した。
この半年で多くのことが分かって
きました。
3密を徹底的に回避するといった
予防策により、
社会経済活動との両立は十分に可
能であります。
レムデシビルなど、
症状に応じた治療法も進歩し、今、
40代以下の若い世代の致死率は
0.1%を下回ります。
他方、
お亡くなりになった方の半分以上
は80代以上の世代です。
重症化リスクが高いのは、
高齢者や基礎疾患のある方々であ
り、
一人でも多くの命を守るためには、
こうした皆さんへの対策が最大の
鍵となります。
冬に向けてはコロナに加え、
インフルエンザなどの流行で、
発熱患者の増加が予想されます。
医療の負担軽減のため、
重症化リスクの高い方々に重点を
置いた対策へ、
今から転換する必要があります。
まずは検査能力を抜本的に拡充す
ることです。
冬までにインフルエンザとの同時
検査が可能となるよう、
1日20万件の検査体制を目指し
ます。
特に重症化リスクの高い方がおら
れる高齢者施設や病院では、
地域の感染状況などを考慮し、
職員の皆さんに対して、定期的に
一斉検査を行うようにし、
高齢者や基礎疾患のある方々への
集団感染を防止します。
医療支援も、高齢者の方々など、
重症化リスクの高い皆さんに重点
化する方針です。
新型コロナウイルス感染症につい
ては、
感染症法上、
結核やSARS、MERSといっ
た、
2類感染症以上の扱いをしてまい
りました。
これまでの知見を踏まえ、
今後は政令改正を含め、運用を見
直します。
軽症者や無症状者は、宿泊施設や
自宅での療養を徹底し、
保健所や医療機関の負担軽減を図
ってまいります。
コロナ患者を受け入れている医療
機関、大学病院などでは、
大幅な減収となっており、
国民のために日夜、
ご尽力をいただいているにもかか
わらず、
大変な経営上のご苦労をおかけし
ております。
経営上の懸念を払拭する、
万全の支援を行います。
インフルエンザ流行期にも十分な
医療提供体制を、
必ず確保いたします。
以上の対策について順次、予備費
によって措置を行い、
直ちに実行に移してまいります。
コロナ対策と並んで、
一時の空白も許されないのが、
わが国を取り巻く厳しい安全保障
環境への対応であります。
北朝鮮は弾道ミサイル能力を大き
く向上させています。
これに対し、
迎撃能力を向上させるだけで、本
当に国民の命と平和な暮らしを守
り抜くことができるのか。
一昨日の国家安全保障会議では、
現下の厳しい安全保障環境を踏ま
え、
ミサイル阻止に関する安全保障政
策の新たな方針を協議いたしまし
た。
今後、
速やかに与党調整に入り、
その具体化を進めます。
以上、
2つのことを国民の皆様にご報告
させていただいたうえで、私自身
の健康上の問題について、お話を
させていただきたいと思います。
13年前、私の持病である潰瘍性
大腸炎が悪化をし、
僅か1年で突然、
総理の職を辞することとなり、
国民の皆様には大変なご迷惑をお
かけいたしました。
その後、幸い新しい薬が効いて、
体調は万全となり、
そして国民の皆様からご支持を頂
き、
再び総理大臣の重責を担うことと
なりました。
この8年近くの間、
しっかりと持病をコントロールし
ながら、
なんら支障なく、
総理大臣の仕事に毎日、
日々、
全力投球することができました。
しかし、
本年6月の定期検診で、
再発の兆候が見られると指摘を受
けました。
その後も、薬を使いながら、
全力で職務に当たってまいりまし
たが、
先月中頃から、
体調に異変が生じ、
体力をかなり消耗する状況となり
ました。
そして8月上旬には、
潰瘍性大腸炎の再発が確認されま
した。
今後の治療として、現在の薬に加
えまして、
さらに新しい薬の投与を行うこと
といたしました。
今週初めの再検診においては、投
薬の効果があるということが確認
されたものの、この投薬はある程
度、継続的な処方が必要であり、
予断は許しません。
政治においては、
最も重要なことは、結果を出すこ
とである。
私は政権発足以来、そう申し上げ、
この7年8か月、
結果を出すために、
全身全霊を傾けてまいりました。
病気と治療を抱え、
体力が万全でないという苦痛の中、
大切な政治判断を誤ること、
結果を出せないことがあってはな
りません。
国民の皆様の負託に自信を持って
応えられる状態でなくなる以上、
なくなった以上、
総理大臣の地位にあり続けるべき
ではないと判断いたしました。
総理大臣の職を辞することといた
します。
現下の最大の課題であるコロナ対
応に障害が生じるようなことは、
できるかぎり避けなければならな
い。
この1か月程度、
その一心でありました。
悩みに悩みましたが、
この足元において、7月以降の感
染拡大が減少傾向へと転じたこと、
そして冬を見据えて、
実施すべき対応策を取りまとめる
ことができたことから、
新体制に移行するのであれば、こ
のタイミングしかないと判断いた
しました。
この7年8か月、
さまざまな課題にチャレンジして
まいりました。
残された課題も、残念ながら多々
ありますが、同時に、
さまざまな課題に挑戦する中で、
達成できたこと、
実現できたこともあります。
すべては国政選挙のたびに、
力強い信任を与えてくださった、
背中を押していただいた国民の皆
様のおかげであります。
本当にありがとうございました。
そうしたご支援を頂いたにもかか
わらず、
任期をあと1年、
あと1年残し、
ほかのさまざまな政策が実現途上
にある中、コロナ禍の中、
職を辞することとなったことにつ
いて、国民の皆様に、
心より、
心よりおわびを申し上げます。
拉致問題をこの手で解決できなか
ったことは、
痛恨の極みであります。
ロシアとの平和条約、
また憲法改正、
志半ばで職を去ることは、
断腸の思いであります。
しかしいずれも、自民党として、
国民の皆様にお約束をした政策で
あり、
新たな強力な体制の下、さらなる
政策、推進力を得て、
実現に向けて進んでいくものと確
信しております。
元より次の総理が任命されるまで
の間、
最後までしっかりとその責任を果
たしてまいります。
そして、
治療によって、なんとか体調を万
全とし、新体制を一議員として支
えてまいりたいと考えております。
国民の皆様、
8年近くにわたりまして、本当に
ありがとうございました。
>>それではこれから、
皆様からご質問を頂きます。
最初は慣例に従いまして、幹事社
2社からご質問を頂きますので、
指名を受けられました方は、近く
のスタンドマイクにお進みいただ
きまして、
所属と名前を明らかにしていただ
いたうえでご質問をお願いいたし
ます。
幹事社の方、どうぞ。
>>よろしくお願いいたします。
辞意を表明されましたけれども、
今、ご説明にあったように、
継続的な薬の投与というのをしな
がら、治療を続けながら、
執務に当たると、
続行すると、そういった選択肢は
なかったんでしょうか。
それだけ健康状態が厳しいという
ことなのか、今後、
次の総理が決まるまでは、
安倍総理が任に当たるということ
だと思いますが、
再びその病院に通うような必要性
というのがあるんでしょうか。
また、辞任を決意されたのは、
具体的にいつごろだったのかとい
うことを教えていただきたいのと、
それから1次政権に続いて任期途
中での辞任ということになります。
コロナ禍にあって、政権投げ出し
という批判もあるかと思いますが、
こうした批判に対してはどのよう
に説明なさいますでしょうか。
また、政治的な空白が許されない
中で、今後の後継者の決め方です
けれども、自民党総裁選は、
党員投票も行う正式な形で行われ
るべきとお考えなのか、
それとも緊急性に鑑みて、
両院議員総会とすべきとお考えな
のか、お考えをお聞かせいただき
たいのと、最後に意中の後継者と
いうのがいましたら、教えてくだ
さい。
>>まず治療との関係でございま
すが、先般、
今まで使っている薬に併せまして、
点滴での処方となるわけでありま
すが、
その新しいお薬を使いまして、2
回、
今まで使っていますが、
2回目のときに検査も行ったんで
すが、
効果が出ているということでござ
いました。
そこでもちろん、
このままそうした治療を続けなが
らということももちろん考えるわ
けでございますが、そういうこと
もずっと考えながら、今までやっ
てきたところで、この6月以降で
すね、ただ、しかし、これから9
月に人事があり、
そして国会を開会をしていくとい
う中において、これが継続的にず
っと、間違いなく、
よくなっていくという保障はない
中において、このある程度、この
投薬が終了して、大丈夫ですとな
れば別なんですが、
その過程にあるという中において、
まさにコロナ禍の中において、
政治的空白を生み出さないように
するうえにおいてはですね、この
タイミングで辞任するしかないと
いう判断をいたしました。
そして、それは先週と今週、検査
を受けまして、
今週の診察を受けた際に判断した
ところであります。
月曜日にですね。
また、ご批判は、
これはまさに任期途中であります
から、甘んじて受けなければなら
ないと、こう思っておりますが、
冒頭申し上げましたように、
秋から冬にかけて、
またインフルエンザの流行に備え
てですね、対策を取りまとめるこ
とができましたし、また直ちに本
日、
取りまとめることができたという
ことと、
直ちに実行に移していくメドが立
った、
そしてまた拡大傾向から減少傾向
に転じたということもあり、この
タイミングで判断をさせていただ
きました。
総裁選、
次の総裁を決まるまでの任期等々
考えると、影響を与えないのはこ
のタイミングしかないと、そう判
断をしたところでございます。
もちろん、この任にあるかぎり、
コロナ対策、
責任を持って全力を挙げていきた
いと。
幸い今、新しい薬が効いておりま
すので、
しっかりと務めていきたいとこう
思っております。
そして、次の自民党総裁をどのよ
うに選出をしていくかということ
は、これはもう、
執行部等にお任せをしております
ので、私が申し上げることではな
いと思いますし、誰かということ
も、私が申し上げることではない
だろうと、こう思っております。
>>それでは幹事社の方、もう1
社。
>>先ほど総理、
結果を出すことに全身全霊を挙げ
てきたとおっしゃいましたが、
歴代最長となった在任中に成し遂
げたことの中で、ご自身、
これは政権のレガシーだと思われ
るものがありましたら、挙げてい
ただけないでしょうか。
また先ほどやり残したこととして、
憲法改正、北方領土問題、拉致問
題、挙げられましたが、後継の首
相に期待したいこと、託したいこ
と、ありましたら、
合わせてお願いします。
よろしくお願いします。
>>まず、レガシーというお尋ね
でございますが、
まさにこれは国民の皆様がご判断
いただけるのかなと、歴史が判断
していくのかなと、こう思います
が、7年8か月前、政権が発足し
た際には、あのときはまず、
東北の復興なくして日本の再生な
し。
東北の復興に全力を挙げるという
ことを申し上げて取り組んでまい
りました。
また、経済においては、働きたい
人が働くことができると、働く場
を作る、
それを大きな政策課題として掲げ、
20年続いたデフレに3本の矢で
挑み、
400万人を超える雇用を作り出
すことができました。
成長のかじつを生かしまして、保
育の拡充、また、幼児保育の無償
化ということを行いました。
高等教育の無償化も含めてですね。
そして、働き方改革や一億総活躍
社会に向けて、大きく一歩踏み出
すことができたと思っています。
また、
外交・安全保障におきましては、
集団的自衛権に係る平和安全法制
を制定をいたしました。
助け合うことができる同盟は強固
なものとなったと思います。
米国の大統領の広島訪問がその中
で実現できたのでございますが、
こうした日米同盟を基軸として、
地球儀をふかんする外交を展開す
る中において、
例えばTPP、
あるいは日EUのEPA、日米の
貿易交渉もそうですが、日本が中
心となって、自由で公正な経済圏
を作り出すことができたと、こう
思っております。
これもすべて国政選挙のたびに、
力強い信任を与えていただいた国
民の皆様のおかげでございまして、
心から感謝申し上げたいと思いま
す。
同時に今、ご質問いただいた拉致
問題、あるいは日ロ平和条約の問
題、そして憲法改正、どれも大変
大きな課題であります。
歴代の政権が挑んできた課題であ
ります。
残念ながら、それぞれ、この課題
が残った、
痛恨の極みでありますが、どれも
自由民主党として全力で取り組ん
でいくということをお約束してい
る課題、政権としてだけではなく
て、党としても、お約束をしてい
る課題でございますから、
次の新たな強力な体制でしっかり
と取り組んでいただくことを期待
しています。
>>それでは、これから幹事社以
外の皆様からご質問を頂戴します。
ご希望される方、
ご希望の意思表示は発声ではなく
て、挙手でお願いいたします。
私が指名いたしますので、お近く
のマイクにお進みいただきまして、
所属とお名前を明らかにしたうえ
で、質問をお願いいたします。
希望者、される方、多いと思いま
すので、幹事社の場合と違いまし
て、お一方1問でお願いいたしま
す。
それではどうぞ、ご質問される方、
挙手をお願いいたします。
>>よろしくお願いします。
首相にお伺いしますが、次期政権
に臨むこと、具体的に教えてくだ
さい。
そして後継候補といわれている方
々、名前が挙がっていますが、例
えば岸田政調会長、石破元幹事長、
菅官房長官ら、それぞれご評価が
あれば、
お伺わせください。
>>辞めていく私があまり、注文
するべきではないと思いますが、
次の方も、
まずなんといっても今の現状のこ
のコロナ対策に全力を尽くされる
ことと思います。
ウィズコロナ、そしてポストコロ
ナの時代に向けて、われわれも今、
そのビジョンを示しているわけで
ございますが、
そうしたものを共有していただき
ながら、成果を出していただきた
いと、新しい日常を作り出す中に
おいて、その中で、それぞれの方
々が、
未来を見据えて進んでいくことが
できる日本社会を作っていってい
ただきたいと、こう思っています。
そして、それぞれ、個別的な、
個別具体的な名前はあえて挙げま
せんが、名前の出ておられる方々
は、それぞれ有望な方々でありま
すし、
私も一緒に内閣において、あるい
は党において、
一緒に働いたことのある方々ばか
りでございますので、
それぞれこの政策を競い合う中に
おいて、
恐らくすばらしい方が決まってい
くんだろうと期待しています。
>>それでは次の方、いかがでし
ょうか。
>>よろしくお願いします。
外交問題についてお伺いします。
いましがた、総理も北朝鮮による
拉致問題、日ロ平和条約交渉、
結果は出せなかったこと、
痛恨の極みだとおっしゃいました
けど、第1次内閣、
合わせて8年8か月の間に、解決
できなかったことについて、これ
までのやり方で、何か振り返って
反省すべき点はなかったでしょう
か。
また、次の政権に向けて、
こうしたアプローチが望ましいで
すとか、期待することについて、
改めてお伺いします。
それからもう一点、
きょうの会見で、
いつも使われているプロンプター
を使用されていないですけれども、
これはどういったお気持ちで、
こういった形で会見に臨まれたん
でしょうか。
よろしくお願いします。
>>どの質問を総理にお伺いした
い?
>>いいです、いいです。
>>プロンプターは、これは世界
でいろんな指導者が使っているも
のでありまして、私も使ってまい
りましたが、きょうは、このぎり
ぎりまで原稿が決まっていなかっ
たということもあり、私も遂行し
ておりましたので、こうした形に
なりました。
そして拉致問題について、別のや
り方があったのではないかという
ご質問ですね。
この問題、私もずっと取り組んで
きました。
そう簡単な、もちろん問題ではな
いから、今でも残っているわけで
あります。
ありとあらゆる可能性、さまざま
なアプローチ、私も全力を尽くし
てきたつもりであります。
その中で例えば、かつては、日本
しかこれは主張していませんでし
た。
でも国際的にこれは認識されるよ
うになりました。
私もその努力をしてきた。
アメリカの大統領が、北朝鮮の首
脳と、キム・ジョンウン委員長と、
1対1のテタテの場面でもこの問
題について言及し、また習近平主
席も言及し、そしてムン・ジェイ
ン大統領も言及する、これは今ま
でになかったことであります。
ただもちろん、それによって結果
は出ていない。
でも、私は最善の努力をしてきた。
ただ、ただですね、申し上げまし
ても、ご家族の皆さんにとっては、
結果が出ておられない中において、
お一人お一人とお亡くなりになっ
ていく。
私にとっても、本当に痛恨の極み
であります。
常に私は何かほかに方法があるん
ではないかと思いながら、あらゆ
る、これは何をやっているかとい
うことを、残念ながら外交におい
てはそうなんですが、特にこうい
う外交はそうなんですが、ご説明
できませんが、いわば、
考えうるあらゆる手段を取ってき
ているということは、申し上げた
いと思います。
>>それでは次の方。
>>通算でも、
連続でも歴代最長政権となり、安
倍一強の政治状況が続きました。
さまざまな成果があろうかと思い
ますけれども、総理は先ほど、レ
ガシーは歴史が判断することだと
おっしゃいました。
この間、官僚のそんたくや、公文
書の廃棄、改ざんなど、負の側面
も問われたかと思います。
公文書の改ざんを迫られ、自殺し
た財務省職員のご遺族は、今も再
調査を求め、政権の説明責任を問
うています。
この間、
国民に疑問を持たれたさまざまな
問題にその歴史が判断する材料と
しての公文書管理および政治家の
説明など、
十分な説明責任が果たせたとお考
えでしょうか。
ご所感をお願いいたします。
>>公文書管理については、
安倍政権において、さらなるこの
ルールにおいて、徹底をしていく
ということにしております。
また、国会においては相当長時間
にわたって、今、挙げられた問題
について、私も答弁をさせていた
だいているところでございます。
十分かどうかということについて
は、これは国民の皆様がご判断さ
れるんだろうなと、そう思ってお
ります。
>>それでは次のご質問。
>>総理は自民党総裁であると同
時に、
党内最大派閥のせいわ会の実質的
なリーダーであると思います。
今後の党総裁選では、総理の影響
力が少なからず働くと思われます
が、後任総裁選びは、どういった
姿勢で望まれますでしょうか。
どなたかを支援して1票を投じら
れるのか、もしくは退陣される首
相として静観されるお考えなのか。
また総理が取り組んできた憲法改
正、これは支援の条件となるので
しょうか。
お考えをお聞かせください。
>>まず、
清和会でございますが、
清和会は細田派でありまして、細
田さんが会長でございまして、細
田会長の下、皆さんでどう臨まれ
るかということは、政策グループ
として恐らく議論するかもしれな
いと、こう思っておりますが、私
は総裁を辞めていく立場であり、
私が何か、
次の総裁選に影響力を行使をしよ
うということは、全くこれは考え
ておりませんし、そうすべきでも
ないだろうと、こう思っています。
そして、憲法については、
そもそも憲法改正、
また4項目の案については、
イメージ案については、これは党
で決めたことでございますので、
誰が総裁になられても、当然、
党として約束をしていることであ
り、
取り組んでいかれるんだろうなと
思っております。
>>それでは次。
>>総理が途中でお辞めになると
いうことで、
体調悪いのかなと推察いたします
が、
今後の政治との関わりについてお
伺いしたいと思います。
先ほど、一議員として関わるとい
うふうにおっしゃっていましたけ
れども、例えば元総理としてでき
ること、
例えばこれまでしかかったロシア
外交ですとか、
対中外交というものに今後取り組
まれる意欲はありますでしょうか。
それと、次の衆議院選挙、1年ぐ
らいで任期が迫っておりますけれ
ども、そちらに対する身の振り方、
いかがお考えでしょうか。
>>今後についてでございますが、
なんとか、
体調を回復する中において、
一議員として活動を続けていきた
い、
その中でさまざまな政策課題の実
現に微力を尽くしていきたいと思
いますし、次なる政権に対しても
影響力、当然のことなんですが、
一議員として協力していきたい、
支えていきたいと思います。
どのようなことをやるのかという
ことについては、これは、いわば、
これからまだ先のことであります
が、
今までの経験も生かしながら、議
員としてできることがあれば、取
り組んでいきたいと思います。
まだこの次の衆議院選挙について
は、これはまさに、
有権者の皆様の判断することでも
ございますが、
私としては基本的には、一議員と
して仕事をしていきたいと思って
おります。
>>それでは次。
>>よろしくお願いします。
総理は先ほど、
何回も質問ありましたけれども、
自民党総裁選で次の意中の候補と
いうのはおっしゃられておりませ
んけれども、総理は連続在職日数
も、
通算在職日数も最長を達成されま
した。
その中で、あるべき総理大臣の姿
というのは日々、お考えになられ
ていらっしゃったと思うんですけ
れども、総理が考える、総理総裁
に必要な資質、これはどういうふ
うに考えていらっしゃいますでし
ょうか。
>>これは今までもよく申し上げ
てきたことでございますが、いわ
ば、しっかりとしたビジョンを持
って、責任感とそして情熱を持っ
た方だろうと思いますが、
今まで名前が出ている方は、
それぞれそうした資質を持ってお
られるんだろうなと、
私が持っているかどうかは、
これまた別の問題でありますが。
それとやはり、総理大臣というの
は1人でできる仕事ではなくて、
私がここまでこれたのも、至らな
い私を支えていただいた、多くの
スタッフの皆さんや、多くの議員
の皆さんや、そういう方々がいて、
なんとかここまで来ることができ
ました。
ですから、
そういうやはりチーム力というこ
とも大変重要ではないかと思いま
す。
>>それでは次の方。
>>総理、
お尋ねします。
ことしは政府は、
コロナ対応に終始している年だと
思います。
そして、未知なる脅威との闘いと
いうこともありまして、なかなか
当初、後手後手だったんじゃない
かなというふうな印象を受けてい
ます。
実際総理は国会の答弁で、例えば
PCR検査がなかなか普及しない
ことについて、なんらかの目詰ま
りが起こしてるんじゃないかとか、
政府が配布を決めたマスクもなか
なか、特に都市部から地方のほう
に行き渡らなかった、そういうよ
うな指摘もありました。
そこで、一つ振り返るということ、
そういうふうな観点から、これま
での政府対応で成果を上げたと思
われる点、あるいは反省する点、
それぞれご指摘願いたいと思いま
す。
>>まさに、
今回のコロナウイルス感染症との
闘いは、
まずは武漢で発生し、
武漢の邦人の救出オペレーション
からスタートしました。
そのあとはダイヤモンド・プリン
セス号の問題があった。
それぞれ初めての経験でありまし
た。
ですから、まさに今までの知見が
ない中において、その時々の知見
を生かしながら、われわれとして
は最善を尽くしてきたつもりでご
ざいます。
マスクについても、さまざまなご
批判もいただきましたが、マスク
の配布を始めることによって、需
要と供給の関係から、相当、
この供給も出てきたということも
あります。
ネット等での価格も大きく変わっ
てきたということもあったと思い
ます。
ただ、国民の皆様から厳しいご批
判もありました。
そうしたものは、私も受け止めな
ければならないと、こう思ってお
ります。
各国との比較の中において、なん
とか、亡くなられた方々がおられ
ますが、死者の数、あるいは重症
者の数等々においても、
諸外国と比べてなんとか低く抑え
ることもできたと考えております。
また、経済への影響、
これは大きな影響がございますが、
種々の経済対策によって、
他の先進国等々と比べれば、
なんとか抑えることができている
と思いますが、まだまだそれは不
十分な点もありますし、反省する
べき点は、これはもちろん、多々
あるということは申し上げなけれ
ばいけないと思います。
>>それでは次の方。
>>総理、冒頭、
体調の変化が起きてから、
検査の結果を聞いてという、
一連の経緯をお話になりましたけ
れども、6月の検診で再発の兆候
が見られ、先月の中旬ごろから体
調に異変が生じたということなん
ですけれども、
今回のこの辞任という決断に至る
まで、
総理はほぼ土日も休みがなく、
ほとんど公務、
当たられてた時間、頭の中でもそ
ういうふうに考えられてた時間が
多かったと思いますけれども、最
近、総理に面会した多くの方々が、
しっかり休んでほしいと、疲れが
たまっていると、でもやっぱり総
理は、なかなか休みたがらないん
だという話も聞きました。
今思えば、総理はもう少し、こう
いった決断をされる前に、しっか
り休んでおけばよかったとか、も
うちょっとめりはりをつけておけ
ばよかったとか、そういった後悔
はありますでしょうか。
>>自分自身の健康管理も、
これは総理大臣としての責任だろ
うと思います。
それが私自身、
十分にできなかったという反省は
あります。
同時に、まさに見えない敵と、
この悪戦苦闘する中において、全
力も尽くさなければいけないとい
う気持ちの中で、仕事をしてきた
つもりでございます。
ただ、やはり、一国のリーダーと
しては、
しっかりとそうした健康管理はし
なければならないなということは、
痛感をしているところであります。
>>それでは次の方。
>>憲法改正について伺います。
憲法改正ですが、
最長政権を樹立されても、結果的
には実現できなかった。
機運が高まらなかった理由、
機が熟さなかった理由ということ
を、今、この時点でどのように捉
えられているかということと、今
後、実現というのは可能かという
ことをお聞きしたいと思います。
>>憲法改正については、まずは
この党において、
4項目に絞り込んだ、
なんとか改正案のイメージを、
しっかりと党で決定することがで
きたと、こう思っております。
ただ、残念ながら、
まだ国民的な世論が十分に盛り上
がらなかったのは事実であり、
それなしには進めることはできな
いんだろうと、改めて痛感をして
いるところでございます。
しかし、
それぞれの国会議員の皆さんも、
やはり国会でお互いに案をぶつけ
合って、議論をしなければ、どう
しても国民的な議論は広がらない
わけでありまして、国会議員とし
て、
その責を果たすように、私も一議
員として、これから頑張っていき
たいと思います。
>>総理、
1次政権を辞められたときには、
政権投げ出しという批判を受ける
ことになったわけですけれども、
総理自身も身の引き方というのを
悔やんでおられた面もあったと思
います。
今回、1次政権のときの身の引き
方と比べて、それとは違った身の
引き方ができたというふうにお考
えか、政権投げ出しという批判が
ないような身の引き方ができたと
いうふうにお考えなのかというこ
とをお聞かせください。
>>任期途中での辞任でございま
すから、さまざまなご批判がある
のは当然だろうと、甘んじて受け
なければならないだろうと、こう
思っております。
ただ今回、
なんとかこのコロナ対策に空白を
生まないようにということに腐心
をしてまいりました。
そこで、拡大傾向から減少傾向に
転じたとき、さらには秋から冬に
向けて、インフルエンザの流行に
向けて対策を取りまとめることが
できて、その実施についてもメド
が立ったというときを選んだので
ありますが、前回はまさに、内閣
の改造を行って、そして国会の召
集を行い、
所信表明をしたあとの辞任という
ことであったわけでありますが、
今回はとにかく、人事、そして国
会の前に私が判断をしなければい
けない。
ですから、それをずっと、
そのことを悩みに悩んだのでござ
いますが、そうすると、
このタイミングで、
もちろん、
もう少しできないかという気持ち、
葛藤がなかったわけではないんで
すが、しかし、万が一にも同じよ
うなことをしてはならないという
判断をしたということであります。
>>次の質問、どうぞ。
>>地方、地域の視点からお伺い
します。
安倍総理、地方創生、
東京一極集中を打破するという部
分で、
強調しておっしゃられてきて、地
方の立場からすると、
そこに対して、
かなり期待を持って見ていました。
中央省庁の移転で言うと、京都に
文化庁の移転、これが来るわけで
すけれども、とはいえ、その大き
なパラダイムシフトには至ってい
ないと思うんですが、その地方創
生に関しての総理自身の、ご自身
でのご評価、採点と言いますか、
それをよろしくお願いします。
>>確かに、
このパラダイムシフトが起こると
いうところまでは来ていないわけ
であります。
景気回復期には、
どうしても東京に人口が集中する
という傾向にあったわけでござい
ますが、今回、安倍政権の期間に
おける景気回復期においても、
もちろん増えてはいる、東京への
集中というのは、
歯止めがかかってはいないんです
が、
そのスピードは相当鈍らせること
ができたのかなとは思ってます。
それと、東京から地方に移住した
いという方の相談を受けるところ
においては、
今までは大体この60代以上の方
が中心だったんですね。
一線を退いてから年金生活に入る
ときに、
元のふるさとに戻ってみようとい
う方が多かったんですが、
今は現役世代、
50代以下の方が相当多くなって
きました。
つまり、地方にチャンスがあると
いうふうに思う方が出てきたのか
なと思います。
そして、パラダイムシフトが起こ
るとすると、今まさに、この今、
3つの密を避けるという中におい
て、テレワークが進むということ
と同時に、
地方の魅力が今、見直されている
んだろうと思います。
また、
足元で20代の若者の地方への転
職希望が、
大幅に増加をしているという調査
もあります。
今後、
日本列島の姿、国土の在り方を、
今回の感染症を根本的に変えてい
く可能性もあるんだろうとこう思
います。
ですから、まさにポストコロナの
在り方、社会像を見据えて、現在、
未来投資会議ですでに議論をスタ
ートしておりますが、こうした大
きな変化を生かしていきたいと、
こう思っています。
>>総理、お疲れさまでした。
先ほどのごあいさつの中でお伺い
したいことがありました。
レガシーの中で、
オバマ大統領の広島訪問を挙げら
れたと思うんですけれども、この
中でちょっとお伺いしたいのが、
ことしは被爆75年、終戦75年
で、改めて国民の多くが平和の大
切さをかみしめた一年であります。
総理は多くの被爆者の方々と会い、
また戦争で家族を亡くなった方々
の声に耳を傾けられてこられまし
た。
そのことはどのように総理の胸に
響きましたか?
任期中には、平和安全法制、安全
保障関連法などで、
国民の世論を二分するところもあ
りましたが、改めてご自身がどの
ように平和と、平和問題と向き合
ってきたか、また次の政権に平和
であったり、反戦であったり、核
兵器廃絶であったり、
託していくような使命があれば、
どのようにお考えか、教えてくだ
さい。
>>まず核兵器の廃絶、
これは私の信念であり、
日本の揺るぎない方針でもありま
す。
当然、これは、この方針は次の政
権でも引き継がれていくものだろ
うと、こう思います。
平和の問題であります。
残念ながら、世界ではまださまざ
まな地域で戦闘が起こり、
戦闘に巻き込まれる方、子どもた
ちもいます。
それをいかになくしていくかとい
う問題でありますが、まさに世界
が協力をしながら、
平和を作り出していくという努力
をしなければいけませんし、平和
を維持していくという努力もしな
ければいけません。
と同時に、残念ながら、わが国の
まさに近くに、核開発を進め、
日本を射程に収めるミサイルの開
発を進めている、北朝鮮もそうで
す。
そうした国からしっかりと日本を
守り抜いていかなければなりませ
ん。
そのためにこそ、まさに日米同盟
はあるわけでありまして、同盟の
絆を強くすることによって、日本
を攻撃しようという気持ちには、
相手をさせないということにつな
がっていく、
つまり抑止力になっていくわけで
ありまして、いわば抑止力という
のは、
これは戦争をするためのものでは
なくて、戦争を防ぐためのもので
もあります。
そうした努力もしながら、
また、
核の廃絶についても、核兵器国と、
非核兵器国の橋渡し役を日本が行
いながら、
唯一の戦争被爆国として、
核の廃絶に向けた努力を重ねてい
かなければならないと思っていま
す。
>>次のご質問。
>>先ほど総理、
お話の中で、今週の月曜日の検査
を受けて、
その後、
辞任を決断されたというお話でし
たけれども、その月曜日からの金
曜日までの間で、最終的に、具体
的にご判断されたのがいつなのか
ということと、あと、判断にあた
って、
どなたかにご相談はされましたで
しょうか。
>>月曜日にそういう判断をしま
した。
その中で、
この秋から冬に向けてのコロナ対
策の取りまとめをしなければなら
ないと、この取りまとめをしっか
りとする、そしてその実行のメド
を立てる、それがきょうの日とな
ったということであります。
この間、相談したのかということ
でありますが、これは私自身、自
分一人で判断をしたということで
あります。
>>内閣記者会常勤監事社の皆さ
んからご質問いただきましたので、
そうでない方から若干頂きます。
>>よろしくお願いします。
新型コロナの感染者情報を集約す
るデータベースで、
発症日とか職業などのデータを把
握できないというようなことが起
きているというニュースがありま
した。
こうしたデータは、対策の基本だ
と思います。
そしてこの問題に限りません。
10万円の給付金のときにも、オ
ンライン申請を受け付けながら、
結局は自治体の公務員が手作業で
作業をやるというような状況もあ
って、このコロナ禍で、
日本がいかにIT後進国であるか
ということが露呈してしまったわ
けです。
安倍政権では、2013年に新I
T戦略を立てられて、ことしまで
に、
2020年までに世界最高水準の
IT利用活用社会を実現するとい
うことを目標にして、首相自身も、
世界の後じんを拝してはならない
と宣言されました。
ところが今、まさに、世界の後じ
んを拝しているのは明らかで、安
倍さんも本当に非常に不本意だと
いうふうには思うのですけれども、
こうなってしまった原因はどこに
あるのでしょうかと考えておられ
るかということを伺いたいと思い
ます。
そして、後任には今後、こういう
ところをしっかりやってほしいと
いうふうに期待されるのか、どう
いう申し送りをしたいのかという
ことも、合わせてお願いします。
>>今、江川さんがご指摘になっ
たように、
この日本の今の上京、
IT分野における状況、問題点、
課題というのは明らかになったわ
けでありまして、反省点でござい
ます。
さまざまな課題があるんですが、
まず、
官の側に立てば、役所ごとにシス
テムが違うという問題もございま
すし、自治体ごとに違っていると
いう、そういう課題もあります。
今回、そういう課題が明らかにな
ってまいりましたのでですね、高
市大臣を中心に、一気に進めてい
くということにしているところで
ございます。
もう一つは、
個人情報に対する保護の対応が、
自治体ごとに違ったりとかすると
いう、自治体ごとに違うという課
題もあります。
しかし、今回、
そういう課題を乗り越えていく必
要性というのは相当これ、
共有できたのではないかと思いま
すので、
ここで私は辞めていくわけでござ
いますが、残りの期間、また次の、
そしてリーダーとまた、当然、
取り組んでいかれると思いますが、
私も在の期間、しっかりと頑張っ
ていきたいと思っております。
>>後任の総裁については、
党の執行部の方にお任せになって
いるということ、
先ほどお伺いしたこと、改めて、
その上でのお話なんですが、
空白は作れない、総理のご体調の
こともあるということで、
時間軸を考えたら、
いつまでもということはないと思
うんですが、
残余の時間とおっしゃいましたが、
これは、総理としてはどれくらい
の時間軸をお考えになって、ある
いは希望してらっしゃる、お望み
になってらっしゃるんでしょうか。
>>次の総裁が決まるまで、どれ
ぐらいかかるかということなんで
すが、執行部のほうでは案を今、
具体的に考えておられるというふ
うに先ほど、情報として入ったん
ですが、私の体調のほうは、基本
的には、
その間は絶対大丈夫だと思ってお
ります。
それほど長期ではないけれども、
しっかりと、選んでいただける、
政策論争ができる時間は取られる
んだろうと、今、
私が具体的なことは、申し上げる
ことは控えたほうがいいと思って
います。
>>あとそれでは、数問になりま
すので。
>>ありがとうございます。
総理、お疲れのところ、申し訳あ
りません。
総理の在任期間にぜひ、どうして
も伺いたいと思っていたことです
ので、ちょっと立ち入ったことに
なりますが、総理、安倍政権は、
これまでの政権に比べて、
非常に徹底したメディア対策とい
うものがなされた政権だというふ
うに思っております。
例えば個別のメディアに出演され
て、
今まで輪番で出ていたものを個別
のメディアに一本釣りのような形
で出演されるとか、あるいは質問
を事前に取りまとめて、
それを出した社にしか記者会見で
質問を当てないとか、
かなり徹底したメディア対策とい
うのをされた。
それ自体が悪いと言っているわけ
ではないんですが、それは総理ご
自身の指示によるものだったんで
しょうか。
それともワーキングレベルで行わ
れたものが、総理は知らずにやっ
ていたものなのか、あるいは総理
が仮に知らなかったとしたら、総
理は記者会見で、質疑の場面なの
に、なぜか質問と答えが目の前の
メモに書いてあるという状況をご
覧になって、何か違和感を覚えら
れなかったのか、また、そのよう
な関係が、メディアと政治という
関係において、民主主義において、
総理はどのようにお考えになって
いるのか、そこのお考えをお聞か
せください。
>>まず安倍政権が例えば幹事社
から質問を受けるというのが安倍
政権の特徴ではなくて、ずっと、
恐らく前の政権もずっと、それは
同じだったと思います。
安倍政権の特徴ではないというこ
とはまずはっきりと。
>>すみません、総理のお答え、
最後まで聞いていただいて。
>>それは幹事社からの質問につ
いては、最初に受けるということ
は、
これは今までの各政権が皆そうだ
ったんだろうと思います。
また、当然、正確性を、総理大臣
の発言ですから、
これは正確な答弁をしなければい
けないわけでありまして、どうい
う質問が出るかということは、想
定で作っているということであり
まして、必ずしもあらかじめ、き
ょうだって全部、私、
こうやってお伺いをさせていただ
いていますが、
それぞれ前もって頂いた質問では
ないわけでございまして。それと、
メディアにそれぞれ、
どうやって出演するかどうかとい
うことについては、それはその時
々の政権が判断をするんだろうと
思います。
いいか悪いかっていうのは、また
それはそれぞれの判断だろうと思
います。
>>それではあと2問ほどで、
させていただきます。
>>歴代最長の政権の中で多くの
成果を残された一方で、
森友学園問題や加計学園問題、桜
を見る会の問題など、
国民から厳しい批判にさらされた
こともあったと思います。
コロナ対策でも、
政権に対する批判が厳しいと感じ
られることも多かったと思うんで
すが、こうしたことに共通するの
は、
政権の私物化という批判ではない
かと思います。
こうした指摘は、国民側の誤解な
んでしょうか。
それについて、総理がどう考えら
れるか、これまでご自身が振り返
って、もし反省すべき点があると
したら、それを教えてください。
>>政権の私物化は、あってはな
らないことでありますし、
私は政権を私物化したというつも
りは全くありませんし、
私物化もしておりません。
まさに国家国民のために全力を尽
くしてきたつもりでございます。
その中で、さまざまなご批判も頂
きました。
説明もさせていただきました。
その説明ぶり等については、反省
すべき点もあるかもしれないし、
そういう誤解を受けたのであれば、
そのことについても反省しなけれ
ばいけないと思いますが、
私物化したことはないということ
は申し上げたいと思います。
>>それでは最後の質問にさせて
もらいます。
後列、真ん中の女性の方。
>>東京五輪・パラリンピックの
開催延期についてお伺いいたしま
す。
総理は新型コロナウイルスの感染
拡大後も、来夏の大会開催に強い
意欲を示してこられましたが、
このタイミングでのご自身の辞任
による開催判断可否の影響や、
また来年の夏に、予定どおり大会
が開催された場合、
首相として五輪を迎えることがで
きないことへの率直な思いをお聞
かせください。
>>世界のアスリートが万全のコ
ンディションでプレーを行い、
そして観客の皆さんにも、
安全で安心な大会を目指していき
たいと思います。
IOCや大会組織委員会、
また東京都とも緊密に連携をしな
がら、先般、
策定をされましたロードマップに
示されたスケジュールに沿ってし
っかりと準備を進め、
開催国としての責任を果たしてい
かなければならないと、こう思っ
ておりますし、当然、私の次のリ
ーダーも、
当然その考え方のもとに目指して
いくんだろうと思います。
もちろん、そのために、
さまざまなやらなければいけない
こともあるんだろうと思っていま
す。
>>それでは、以上をもちまして、
本日の総理記者会見を終わらせて
させていただきます。
皆様、ご協力ありがとうございま
した。
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