びっくり誕生日パーティー

松本 知彦 for Private Time/2013.11.27/私の履歴書私の履歴書

人が幸せを感じる時って。どういう状態を指すのでしょうね。
それは人によってバラバラだと思うのですが、お金をたんまりもらった時という人もいるだろうし、欲しかった新車を手に入れた時という人もいるでしょう。
でも僕はお金やモノで幸せを感じることはほとんどないです。

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先週の土曜は、自分が半世紀生きてきた誕生日でした。
でもその日は、SPACE8で行われていたスペイン現代美術展の最終日だったこともあり、店番のために出社して仕事をしていました。
SPACE8の営業時間は19時まで。
3週間休んでないこともあって、区切りの誕生日もまた仕事か、、、、と思っていましたが、終わったらどこかでご飯でも食べましょうと奥さんに前の日に誘われたので、そのつもりでいました。
午後にはギャラリーに母がやってきましたが、19時になる前にもう帰ろうと言い出し、最後には早くしろと怒り出したり、、、なんで?と思っていると奥さんから電話があり、代々木上原のカフェにいるから早く来てください、とのこと。
でも閉店前にお客さんが来て、終わったら片づけもあるし、なかなかそう簡単には閉められない。
早く来ないと言って怒りながら、母は先に出て行ってしまいましたが、そんなこと言われてもねえ。。

img店に入ると、なぜかそこにギターを弾いているリンタロが。。

なんだかなあ、と思いながら、指定されたお店に行くと・・・・・・
え??????????????
店に入ったら、リンタロがギターを弾いているのです。
さらにそのギターに合わせて、アンヌ隊員がハッピーバースデーの唄をマイクで歌っている。
何これ?これ何の会?、最初はよくわかりませんでした。
よくよく見てみたら(暗いのでよく見えない&店がガヤガヤ騒がしい)、たくさんの友達たちがそこにいて拍手をしているのです。
まだわかりませんでした。
なんで????????
僕に拍手をしているのだと気が付くまでに、2,3分かかりました。
いや、もっと長く感じたなあ。
最初は10人くらい集まってくれたんだと思っていたんです。
しかしよく見ると、なんとそこには50人以上の僕の友人たちが集まってくれていて、お店は貸し切りになっていたのでした。
ホントに、マジでこれには仰天してしまいました。

img貸切のお店に60人くらいの友達たちが。。。

親しい友人5,6人ならわかりますけど(というかそんなことも予想してませんでしたが)、物凄く懐かしい何十年ぶりに会う友達たちもいて、、、そんな普段会えない友人たちが50人も、、びっくりしたなあ。
20年ぶりに会う友達も、九州や名古屋、ロンドンやパリから来てくれている友達もいました。
これには本当に驚きました。
奥さんが僕に内緒で、こっそり友人たちを呼んでくれていたのです。
僕の区切りの誕生日は、大切な家族や親しい友人たちに囲まれての、本当に暖かい素晴らしい会になりました。
来てくれたみんなも、懐かしい友人に会う機会が出来た、と喜んでくれてよかった。
お母さんが早く来なさい、と僕をせかした理由は、友人たちを待たせるな、ということだったんですね。

img知り合って30年の友人たち。イギリス、フランス、イタリア、ホントにいろんなとこから来てくれてこんなに嬉しいことはありませんね。

幸せを感じる時間。
それはパーティーを開くことではなくて、家族や大切な人とのつながりを感じられることだと思います。
何気ないこと、その時間の中に幸せがあります。
それを普段忙しく生活している中では気が付かない、そのことを実感できる機会、シーンはなかなかありません。
人生で大切なこと、それはこうした人たちとの出会いに支えられて自分があることです。
僕は、普段家族と過ごしている積み重ねの生活の中に、そして友人たちと笑ったりする何気ない時間の中に幸せがあると、このパーティーを通して強く感じました。
そんなことが感じられただけでも、僕はなんだかとっても嬉しくなった。

imgもう半世紀も生きてきたなんて・・・ 人生は短いなあ。

智子さん、リンタロ、アンヌ隊員、瑠依、朔次郎、お母さん、ボシ、優太郎、フランク、クラインダイサム、ユキちゃん、ムサビの友達、前職の同僚や後輩、ピッコロ、その他来てくれたたくさんの大切な友人の皆さん、本当にありがとうございました。
このこと、僕は一生忘れません。
これからもみんなと一緒にがんばって生きていきます。
皆さんに幸あれ。

11月のスタッフ歓迎会

松本 知彦 for Private Time/2013.11.25/仕事仕事

先週、digに入った新しいスタッフ2名の歓迎会がありました。
おいしい焼き肉と飲み放題のコースでした!

imgお店は貸切でした。

今まで新しいスタッフが入社すると、必ず全社員参加で歓迎会をやっていましたが、それもそろそろ限界になってきました。
たぶん今年で最後になるでしょう。
スタッフが増えて、予約できるお店が代々木上原近辺に少なくなってきたのが理由です。
代々木上原というのは、小さくて雰囲気のよいお店が多く、大人数が入れる店というのはなかなか少ないのです。
新宿や渋谷に出ればいいのですが、それもなかなか難しく。。
来年からは配属されたチーム単位の会に切り替えて行こうと思います。

img今週引越す予定の新しい分室です。

スタッフが増えてきて気が付けば、6か月前に契約した分室も、digビルディグの本社フロアも、現在1席も空きがない状態になってしまっています。
困りました・・・
仕方がないので、今週に分室は2倍の広さの物件に引っ越しをすることになりました。
たった半年で引越しとは、、、、もったいないです。
家賃の保証料もそうですが、それ以外にも引越の費用、デスク購入費、電話、LANの工事、サーバー、プリンター、たくさんのお金がかかるのです。
でも仕事をしていくためには、こればっかりは仕方がないですよね。
新しく採用した人も、デスクが空くまで待っててもらっていた次第で。。。
SPACE8を潰せばいいという話もありますが、今すぐそれはできません。

img今年もらったサンクスカード

さて今回もなかなか楽しい会でした。
僕の誕生日が翌日だったので、その席で誕生祝いのサンクスカードをもらいました。
サンクスカードも開始してこれで3年目になります。
人数が増えて、カードの枚数も増えてきました。
みんなの気持ちが書かれたカード、こういうのをもらうのは本当に嬉しいですね。
たぶんこの気持ちは、もらった人にしかわからないと思います。
一緒に働く相手に興味がないチーム、仲間に興味のない人間はダメです。
絶対に伸びません。
そういう人は組織で働くことは向いていませんから、会社を辞めて一人で働いた方がいいと思います。
協調性のない、自分勝手な行動を取る人に限ってカードを適当に書く傾向があります。
そういうのもわかっておもしろい。
気持ちが明らかにこもってないカードは、見ただけでそれが伝わっちゃうという・・・
スタッフには会社のルールとして書くようにと言ってますが、これは仕事ではなく人間形成の重要なルールのように思います。
そういうことを教えて、組織を、仲間同士のよい関係を、常にキープしていくのも会社の役目だと思っています。
仕事だって相手へのリスペクトや興味がなければ、確実に成果は出ないと思っているからです。

社長をやっている人は自分の会社のスタッフのことを、仕事ができないと嘆く人ばかりですが、僕はこの素晴らしいスタッフたちと一緒に働いていきたいと思っています。
だからやっぱりカードという形を借りてでも、普段伝えられない相手への興味や感謝の気持ちを、リスペクトする心をお互い伝えていくことは大切だと思っています。
スタッフのみんな、本当にありがとう。

img次は忘年会で!

ポール・マッカートニー東京公演

松本 知彦 for Private Time/2013.11.20/音楽音楽

僕も見てきました。
ポールの東京ドームでのライブ。
いやあ、よかったですね。

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ちょっとポールとは関係ないところから話を始めたいと思います。
リンタロが今ハマっている作家、それが伊坂幸太郎という人なのです。
「陽気なギャングが地球を回す」など映画化もされているので、皆さん読んだことはなくても知っている人は多いのじゃないかと思います。
最近リンタロときたら、どこへ行くにも、家でも(トイレやお風呂でも、)外出する時でも常に伊坂幸太郎の本を持っていて、ところ構わずどこでも読むくらい好きなのです。
最初に読んだ本は「砂漠」でしたが、それから立て続けに色々な作品を読みまくっています。
でも伊坂幸太郎を読んでいる同じ趣味の小学生なんて、当然学校にいるわけもなく、リンタロらしいというか何というか。(ダイジョブなのかちょっと心配なのですが、、、)
その伊坂幸太郎の本には、文中に色々な音楽のネタが出てくるのです。
ジョー・ストラマーが出て来たり、ボブ・ディランが出て来たり。
「ゴールデンスランバー」という作品には、題名そのままに
ビートルズ「Golden Slumbers」が出てきます。
リンタロは、はじめこれがビートルズの曲だということを知らなかったようですが、誕生日に買ってあげたビートルズのBOXセットでこの曲を知り、それからアビーロードを繰り返し聞くようになります。

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それより前にギターを習い始めていたリンタロは、以前ライブで演奏したシュガーベイヴの「ダウンタウン」の次の課題曲として、このビートルズの「Golden Slumbers」を選んで毎週練習するようになりました。
自分の好きな小説と好きなアーティスト、それらがシンクロするという経験を経て、はたまた自分の好きなギターでそれを弾きたいと思うまでに至るのは当然といえば当然かもしれず、今は日々練習を重ねています。
しかし、ビートルズの「Golden Slumbers」を弾きたくて練習している小学生は、ホント全国で彼くらいなんじゃないでしょうか 笑
選曲がマニアすぎます・・・・

最初ポール・マッカートニーが来日すると知ったとき、僕は絶対に何がなんでも行きたいとは思いませんでした。
やっぱりジョンの方が好きだし、ポールの曲がすべて好きというわけではないからです。
でも中学生の時、ファンクラブに入会して一人でイベントに行っていた僕にとって、ビートルズは特別な存在でした。
世界の都市を回るツアーなので、既に他国で行われたライブをyou tubeでチェックすると、なんと「Golden Slumbers」からはじまるメドレーを演奏してるじゃないですか。
これはこの機会に絶対リンタロに見せなきゃいけない。
そう思った僕はチケットを取るのに、知り合いのツテを頼ってあちこち奔走してやっと手に入れることができたのでした。

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imgやっぱりドームはでかいです。

リンタロには「Golden Slumbers」を演奏するとは言いませんでした。
もしかすると当日やらないかもしれないし。
でもやっぱりやってくれました。
本人による生演奏ですからね、リンタロかなりエキサイトしてました。

この時のドラムはフィル・コリンズ、ギターはクラプトン。指揮はジョージ・マーティン。

ライブの内容は素晴らしかったです。
ポールの素晴らしい才能を感じさせてくれました。
70歳を超えているとは思えない。
全編ノリ乗りというわけでもなく、いない人の曲を演奏したり、なんだか人生を感じさせるライブでしたね。
もうジョンもジョージも、リンダもいない。

自分は父親とこんな経験はしませんでした。
親子で同じものを見て感じることができる喜び、それは本当にとてもいい時間でしたね。

img終ったあとグッズ売場までは長蛇の列・・・

スペイン現代美術3人展 その3

松本 知彦 for Private Time/2013.11.14/クリエータークリエーター

やりましたよ!
昨日の朝日新聞で、今週末からSPACE8で開催される現代美術展を取り上げてもらいました。
よかった。
まったく知名度のないSPACE8の記事に、どれくらいの人が気が付いてくれるかわかりませんが、記事として取り上げてくれた朝日新聞社様に感謝感謝です。
ありがとうございました。

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img小さい記事ですが、それでも嬉しいです。

ここで作家について少し紹介しておきたいと思います。
彼ら3人はスペインのバレンシアという、スペインで3番目に人口の多い都市からやってきます。
僕もこの街へは今まで2回ほど行ったことがあるのですが、建築家のカラトラバが生まれた場所で、街には彼の手掛ける近代建築がたくさんあります。
知らない人のために少し説明すると、アテネオリンピックの競技場を設計した人です。
と言っても思い浮かばないかもしれませんが、丹下健三の作った代々木体育館のような構造丸出しの、でも白くて美しい構造様式を持つ建築で知られた人です。
興味のある人は調べてみてください。
カラトラバ以外にも、デヴィッド・チッパーフィールド(イギリスのモダニズムな建築家)の建物があったり、SANAA(妹島和世+西沢立衛)の美術館の計画があったり(でも多分実現しない)、なかなかアートな街なのです。

そんなバレンシアから今回は3人が来日します。
3人のうちの一人、ロベルト・モリャは僕の古い友人です。
以前、東京芸大に研究生としてきていたことがあり、それ以後何度か日本を訪れています。
彼の描く絵は、ドローイングがメインですが、なんとも不思議な世界観。
抽象的な表現の中に、現代人の悩みや感情が描かれているようです。

imgロベルトの作品tori-bot

もう一人は、ロベルトの友人であるオリバー・ジョンソン。
イギリス人であるオリバーは、現在はスペインに移住し、ロベルトと同じくバレンシアを活動の拠点としています。
3年前に彼の作品をはじめて見ましたが、アルミニウム製の立体作品に精緻な自動車用のペイントが施された作品です。
工業製品ならではの美しさがあってカッコいい。

imgオリバーの作品RIPE

オリバーの奥さんであるインマは、今まで会ったことはありませんが作品を見る限り、こちらもとってもユニーク。
一見、インテリア的な観賞用のフレーム作品ですが、よく見るとどこかグロテスクでもあり、インパクトがあります。
彼らがプロのアーティストとして生計を立てられる、スペインという国はうらやましい限りです。
3人の揃っての来日、今からとっても楽しみです。

imgインマの作品huevos

今日彼らから、東京に着いたと連絡がありました。
展示は11月16日から11月23日まで。
初日の16日にはオープニングのパーティがありますから、是非お越し下さい。

プラスマイナスゼロ ウォールクロック

松本 知彦 for Private Time/2013.11.13/インテリアインテリア

またまた深澤直人のデザインです。
今回はウォールクロックを紹介しましょう。

imgレリーフのような、日時計のようなクロックです。

壁掛け用の時計ですが、付属のスタンドをつければ立てて使うこともできるので、うちではキャビネットの上に置き時計として置いて使っています。

時計というのは通常、時刻を表わす数字のプレートに、別の素材で作られた針(だいたい黒やシルバーの金属)を組み合わせた構造ですよね。
しかし、この時計は数字も秒針もなく、文字盤、目盛り、針、すべて同じ色の同じ素材で作られています。
時計には必ずついている前面のガラスカバーもありません。
パッと見ただけでは動いていることもわからず、まるでオブジェのようです。

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imgブランド名も目立たない大きさで凹になっています。

時計と言うと秒を刻む動のイメージですが、この時計は知りたい時だけその時刻をそっと伝えてくれる静のイメージと言えばいいでしょうか。
動く秒針を見るたびに、本能的に急がなければいけない気分になりますが、この時計はそんな感覚から見る人を開放し、ゆっくり時を過ごすことを勧めているかのようです。
まだ時間の感覚のない子供にとっては逆効果かもしれませんけど・・

普通、壁掛け時計って部屋の中では目立つ存在だと思います。
部屋のインテリアから唯一切り離されても許されるプロダクツ、いえ逆に目立つように作られてきたのが壁掛け時計だったと思います。
しかしこの時計は、インテリアに溶け込んで存在感はありません。
動いていないように見えるので、さらにそれが強調されます。
光と陰、凸凹でできる光と陰で静かに時を伝えてくれます。

デメリットは、設置する際に直接文字盤を触るため、指紋がつくことでしょうか。
指紋の跡をきれいに拭いて、掛け時計として使えば問題はありません。

imgうちでは和室に置いてますが、和の空間にも合います。

スペイン現代美術3人展 その2

松本 知彦 for Private Time/2013.11.11/クリエータークリエーター

さて先週お伝えした通り、今週土曜からSPACE8でスペイン現代美術3人展が開かれます。
今回はその準備の一部をレポートさせていただきます。
まだ作家たちは日本に到着していないので、展示の様子は紹介できませんが、彼らがやってくる前にこちらで行った準備などなど。

img完成したポスターです。

SPACE8は、小田急線、千代田線代々木上原駅の改札を出て30秒くらいの場所にあります。
駅から案内しましょう。
まず電車を降りたら改札に向かいます。
改札は1つしかありません。

img代々木上原の改札口は1つしかないのでわかりやすいです。

img駅の中を進むと見たことのあるポスターが。

おや?
駅構内に見たことがある告知が・・・・
そうなんです。
駅に頼んでポスターを貼ってもらいました!
しかし、小さいですね 笑
駅に貼るために作ったわけではないので、サイズが他のポスターよりかなり小さい!

彼らは遠くスペインから今回の展覧会のためだけに、20時間かけてやってくるわけですから、こちらもそれなりに迎える準備をしなければと思ってやってみました。
こんなこと初めての体験なので、楽しみながらやってます。

駅を降りると目の前にファミリーマートがあります。
その隣のタバコ屋の角を曲がってすぐ右側がSPACE8です。
ホントに駅からすぐ。

imgSPACE8は打ちっぱなしのビルの3階です。

imgエントランスに貼ったポスター。これ用に作ったものを駅に貼りました。

あとは、スペイン大使館に行って打ち合わせをして、ハガキの準備、ポスターの準備、パーティの準備などなど。
今回はスペイン大使館から後援をいただけて本当によかったです。
ワインを提供いただけたり、サイトにも掲載してもらえることになったり、ラッキーでした。
スペイン大使館のロビーにもこの展覧会のポスターが貼られていると思います。

img

imgTOKYO NOTICE BOARDの誌面

そして、知り合いの方にお願いして、日本にいる外国人向けのフリーペーパー、TOKYO NOTICE BOARDにも情報を掲載していただきました。
つい先日冊子が送られてきたのですが、見てビックリ。
ルノアールより告知がデカイ!
すげー。
いやあ、嬉しいです。
色々お願いした甲斐がありました。

こういうのを見て1人でも多くの方に来て頂けると嬉しいです。
オープニングパーティは、11月16日、土曜16時からですから、皆さん是非きてください。
待ってまーす。

スペイン現代美術3人展

松本 知彦 for Private Time/2013.11.06/クリエータークリエーター

次回、SPACE8で行う展覧会が決まりました。
スペインから現代美術作家3人を招聘して開く、スペイン現代美術3人展です。

imgハガキが完成しました。

彼らは遠くスペイン、バレンシアから20時間かけてやってきます。
今年は、日本とスペイン国交400年の記念の年。
それを記念して、スペイン大使館の後援を得て、今回の展覧会は実現しました。

3人のプロフィール詳細は以下をご覧ください
http://space8.jp/schedule/2013_03/

imgdigとつながりのある皆さんにはメールマガジンでお知らせしました。

スペイン大使館が後援になってくれたことで、オープニングパーティでは、スペイン製のフレシネのワインが皆さんに振る舞われます。
また代々木上原にあるカフェ、シトロンとキリンビールの協賛で、ビールも提供されますから、皆さん是非オープニングパーティに遊びに来てください!
パーティは11月16日の16時からです。
もちろん無料ですよ!

現代美術というとハードル高いように聞こえるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
誰でもウェルカムですから、皆さん気軽にお越しいただければと思います。

展示は11月16日から11月23日まで。
オープニングに来られなかったとしても、期間中皆さんこぞって来てください。
お待ちしています。

今年の秋冬はトレーナーが来る!

松本 知彦 for Private Time/2013.11.05/ファッションファッション

今年の秋冬はトレーナーが流行るという。
トレーナーやジャージ、これらのアイテムを自分ではほとんど着ないけれど、トレーナーと言ったら思い出すのは80年代のIVYだ。

img昔にタイムスリップしたかのようなポパイの特集。

僕も10代の頃、高校から大学の前半まではIVYだった。
高校の時にトレーナーのブームがあって、その中でもボートハウスのトレーナーは社会現象にもなった。
その頃の高校生、大学生はアメリカのカルチャーにかぶれて(自分たちより上の世代が作っていた雑誌メディアに踊らされて)、街にはサーファーやIVYがたくさんいたけれど、どこに属していてもトレーナーはマストアイテムだった。
当時ボートハウスのお店はかなり不便な場所にあったけど、観光名所になるくらい、地方からもたくさんの人が押し寄せて、店に入るのに1時間並ばなければならなかった。
今じゃ考えられないね。
僕も高校生の頃このお店に行って、トレーナーやポロシャツ、カーディガンなどを買って持っていた。
他にもクルーズ(こちらも大流行!)、バークレー、シップス(当時のお店はまだミウラ&サンズ)、サーファーならオフショアやゴッテス、ローカルモーションなど、色々なトレーナーが流行っていて、後半になるとシーズという同潤会アパートの奥、今の表参道ヒルズの裏にあったお店が通の間では密かに流行ったりした。

最近、またアメリカンIVYが流行っている。
TAKE IVYの出版をはじめ、Free&Easy、2ND、そしてポパイなど様々な雑誌で、たくさんの特集が組まれており、新宿伊勢丹では今まさにIVY展が開催されている。
でも今のところ、80年代のようにみんなが同じファッションをすることはないし、もちろん社会現象にもなっていない。
もうあんな時代は来ないだろう。

秋冬にはトレーナー同様、スタジャンも流行ると言う。
ダッフルコートくらいまではわかるけど、この流れ、どこまで行くのかな。
アディダスの往年のスニーカー、スタンスミスも流行るらしい。
そのうち、正ちゃん帽も流行るのだろうか?

当時はトレーナーの着こなし方にもルールがあって、IVYやプレッピーはトレーナーの裾からシャツを出して着るのが鉄則だった。
BDシャツ、トレーナー、その上にスタジャン、パンツはチノパン、ファーラのブラックウォッチでもいいけど、そんなルールがあった。(靴はサドルシューズかトップサイダーのデッキシューズまたはコンバースのジャックパーセル)
ここ何十年もそんな格好をしている人は見たことがないけど、もしかしたらそんな着こなしをした若者が街を歩くのを見かける日も近いのだろうか?
同じ時に流行った女子のハマトラファッション(フクゾ―のトレーナー、ミハマのパンプス)が来る気配はまったくないけどね。
でもアメリカのブランド、トリ―・バーチのフラットシューズのここ最近のブレイクはハマトラに関係あるのかもしれない、とふと思ったり。
アメリカントラッドのブームはいつまで続くかなぁ。

無印の鳩時計

松本 知彦 for Private Time/2013.11.01/インテリアインテリア

僕が子供の頃、自分の部屋に鳩時計がありました。
木でできていて、長い針が12に差し掛かるとその時間の数を、6の時は1回だけ、小窓から鳩が出てきてポッポーと時間を教えてくれました。

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時計は電池で動くのではなくて、これも鳩時計のお約束ですが、時計の下についている2つの重りを交互に1日1回引っ張り上げることで、その重りの重さで針が動く仕掛けでした。
重りは細長い松ぼっくりのカタチをしていて、この重りを1日1回引っ張るのを忘れると時計は止まってしまう。
部屋にあった時計も引くのを忘れて、よく止まってしまってました。
重りは鉄の鎖でつながっていて、引っ張るとジャーっていう音がする。
あの時計どこへいっちゃったのかなあ。
壊れちゃったのだと思うけど、中学に入学した時はもうなくなっていた。

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5年くらい前に鳩時計が少しブームになった時がありました。
でも僕が小学校の時に使っていたアナログタイプのではなく、電動で動くもの。
デザインもオランダやイタリアのものが主流で、キッチュでシャレオツなものが多かった。
子供向けではなくて完全にインテリア好きの大人がターゲットの鳩時計でした。
鳩時計が好きな僕は、当時買おうかどうか悩んだのですが、結局買わずじまいでした。
理由は値段とデザイン。
5万くらいして正直高いなと思ったことと、本体がちょっと大きくて、もう少しコンパクトな方がよいなと感じてました。
鳩時計ブームの後半には、少しコンパクトなものも出てきましたが、それでも金額は3万くらい。

そうこうしているうちに鳩時計のブームも去って、半ば忘れかけていたところに、、、、
やってきました。
無印の鳩時計です。
去年のクリスマスに、ギフトとして数量限定で発売されたのですが、見た瞬間に欲しいと思いました。
値段も5000円ですよ!
発見した時は打ち合わせの帰りだったので、後日また無印に行って買おうとしたら・・・・
不具合発生で発売禁止、返品対象とのことで買えなかった。
残念。

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でも最近再販売になったんですよ。
しかも今回は限定ではなくて普通に買えます。
デザインもシンプルでどんなスタイルのインテリアにも合うでしょう。
もちろん子供や友人へのギフトにもオススメ。
文字盤が同じ無印から出ている公園の時計と同じです。
きっとこの時計の開発にも、深澤直人のディレクションが入っているのでしょうね。
難を言えば、これを書くと魅力が半減いえ激減すると思うのですが、時間があんまり正確じゃない!!笑
でも鳩が出てくる仕掛けをこの価格で実現したのはエライです。
時間は、、、、ま、愛嬌ということで 汗
鳩時計は家に1つあるとホッとしますよ。

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