E-girlsの武部柚那、自分の声を好きになる

Interview : YUZUNA TAKEBE

E-girlsの武部柚那、自分の声を好きになる

成人の日を前に、2019年に活躍が期待される20歳の女性をフィーチャーする。E-girlsの最年少ボーカル、武部柚那に話を聞いた! 文・沖浦裕明(GQ) 写真・佐藤航嗣(UM) スタイリング・佐山みき(LOVABLE) ヘアメイク・福田翠、大貫希代美、加藤恭子、永井友規、岩淵賀世(以上Luana)、山田花苗(Allure)

高音担当

E-girlsは11人体制になってボーカルが8人から3人になった。現在、メンバーのなかで最年少のボーカル、ハタチの武部柚那はとくに高音パートで実力を発揮している。

「今まではパフォーマーとして参加する楽曲の方が多かったんです。11人になってボーカルが3人体制になったぶん、当然責任感は増しました。わたしは高音が得意で、E-girlsにはキーの高い楽曲が多いので、高音パートでは私が声を張れるようにレコーディングでも意識しています」

新体制になって1年半、現在の心境を続ける。

「ボーカルの(鷲尾)伶菜さんも(藤井)夏恋さんもみな声質が違います。いい意味でそれぞれの声がバラバラなのが新体制の強みですね。私も自分の声質で個性を出していいということに気づいたら、自分の声質を好きになれました。小学生の頃に歌とダンスをはじめて、歌って踊るアーティストになるのが夢でした。だから両方が充実している今は幸せですし、まだまだ突き詰めていきたい」

「自分の声質を尊重してくれる」と武部はメンバーのことを嬉しそうに話す。最年少組にあたる1998年生まれの彼女に先輩メンバーたちの印象を聞いてみた。

「こんなにアットホームな先輩方はいないと思います。私は中学を卒業してすぐLDHに入ったので、LDHでの関係性しか知りませんが、学校みたいなものですね。個人で出演するお仕事やYURINOさん、(須田)アンナさんと結成したスダンナユズユリーの活動で外のお仕事を経験したあとにE-girlsの現場に戻ったときに、メンバーの愛情の深さを感じました。いちばん年上の伶菜さんも私と同じ目線になって話してくださるので感謝でいっぱいですし、尊敬しています」

11人の絆、ひしひしと伝わってきました。E-girlsは2019年も一致団結し、2月から33公演の全国ホールツアーを行なう。

PROFILE
武部柚那
6月17日生まれ、兵庫県出身のボーカル&パフォーマー。2015年にE-girlsに加入。2016年にE-girlsのYURINO、須田アンナとスダンナユズユリーを結成した。2019年1月9日にスダンナユズユリーの新曲「LOOK AT ME NOW」が配信リリース。2月からE-girls/Dream Ami/Dream Shizuka/Happiness/Flower/スダンナユズユリーのE.G.family全6組が集結する26都市33公演のホールツアー「E.G.POWER 2019 〜POWER to the DOME〜」を行なう。