Tutorial-Mailu

Web メーラー付きのメールサーバーである Mailu を構築する手順。インストール先は Azure の VM。

1. 仮想マシンをセットアップ

Azure ポータルを開き、Debian の VM を用意する。

1.1. Debian の初期設定

初期設定のポイントは以下の通り。

• 公開鍵認証の SSH で VM に入れること
• 不必要なポートが空いていないこと
• グローバル IP アドレスが固定されていること
• インストール済みのパッケージが最新になっていること $ sudo apt update && sudo apt upgrade -y

1.2. Docker をインストール

公式サイトの手順を基に、DockerとDocker Composeをインストールする。

1.3. ファイアウォールを設定

Mailu で使用する以下の TCP ポートを開放する。

• 22
• 80
• 443
• 465
• 587
• 110
• 143
• 993

2. ドメインを取得

DNS レコードを設定する必要があるため、メールサーバーに割り当てるドメインを取得する必要がある。

DNS レコードには、以下の設定を行う。

3. Mailu のセットアップ

3.1. 設定ファイルの生成

Mailu configuration にアクセスし、必要事項を入力すると、 docker-compose.ymlとmailu.envの 2 つの設定ファイルが生成される。

設定項目のポイントは以下の通り。

Setup Mailu ボタンを押すと、ファイルが生成され、利用手順が表示されるので、 それに従って VM にダウンロードする。

$ mkdir ./mailu
$ cd ./mailu
$ wget http://setup.mailu.io/1.7/file/＜GUID＞/docker-compose.yml
$ wget http://setup.mailu.io/1.7/file/＜GUID＞/mailu.env

3.2. Docker の操作

$ cd ./mailu
$ docker-compose -p mailu up -d

# 管理者アカウントを作成（メール送受信の確認用に2人分作っておく）
$ docker-compose -p mailu exec admin flask mailu admin admin mail.example.com ＜任意のパスワード＞
$ docker-compose -p mailu exec admin flask mailu admin admin2 mail.example.com ＜任意のパスワード＞

以下のページにアクセスして、動作確認する。

• 管理画面
• Web メーラー

Copyright (c) 2020 YA-androidapp(https://github.com/YA-androidapp) All rights reserved.