門外不出のバイロイト音楽祭が来日!
オーチャードホールのオープニングを飾った『バイロイト音楽祭日本公演』。
そもそも、バイロイト音楽祭とは、毎年夏にリヒャルト・ワーグナー自身が、
自らの楽劇を理想的な環境で上演するために設計した“バイロイト祝祭劇場”で
行われる、ワーグナーの作品だけを上演するもの。その人気はすさまじいものがあり、
チケットは全て抽選制で販売され、当選まで数年かかるのが当たり前という状況で、
「世界で最もチケットがとれない音楽祭」と言われています。 |
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1876年の開始以来、バイロイトを出たことがなかった「門外不出」の音楽祭が、
初めて引っ越し公演を行うということで、たちまち全世界のニュースとなり、
瞬く間にBunkamuraオーチャードホールの名前が知れ渡りました。
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Bunkamuraがオープンする以前の1989年3月26日、チケットが発売され、
チケット代はS席で40,000円。翌年来日した『ウェルシュ・ナショナル・オペラ』の
S席が26,000円だったことを考えると異例の価格だったといえるでしょう。
隣接する東急百貨店本店の1階にBunkamuraチケットセンターが
設置され、チケットを買い求めるお客様が早い方では数日前から並ばれ、
チケット発売初日には、300人を超えるお客様の長蛇の列が出来ました。
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9月3日から始まった公演には、北海道から沖縄まで日本中のオペラファンが集合。
公演初日は、タキシードやイブニングドレス、和装など正装のお客様が会場に集い、
オーチャードホールの開幕をひときわ華やかにいろどりました。
制服が変わります。
日頃からBunkamuraをご利用いただいているお客様にお馴染みの制服が、
今年のBunkamuraの誕生日の9月3日より、新制服に変わります。
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今回の制服のデザインは、Bunkamuraのデザイン・テーマである
「空、海、船出…」を取り入れたマリンテイスト。スーツの色は、空、海の色を
象徴した青、ジャケットの白いパイピング使いやシルバーのボタン、
白いブラウス、シャツは雲、波の色を表し、軽快で爽やかなコーディネイトで、
新しい文化・芸術の世界へ船出するクルーザーのクルーをイメージしました。
デザインは、Bunkamuraと同じく渋谷で生まれ、今年開業20周年を迎える人気ブランド
「ユナイテッドアローズ」にお願いしました。 |
まだ、本物をご覧いただくことはできませんが、9月3日以降にご来館の際は、
スタッフにも少しだけ注目してみてください。
Bunkamuraと同じ誕生日の人は?
Bunkamuraが産声をあげたのは、1989(平成元)年の9月3日。
今年の9月3日には、オーチャードホールで『ワーグナー・ガラ・コンサート』が、
そしてザ・ミュージアムでは『ベルギー幻想美術館展』が開幕し、
華々しく20周年の誕生日を祝います。
ちなみに、同じ誕生日の方には、こんな方々がいらっしゃいます。
楳図 かずお さん(1936年生、漫画家)
野依 良治 さん(1938年生、科学者・ノーベル化学賞受賞者)
中田 久美 さん(1965年生、バレーボール選手)
吉田 秀彦 さん(1969年生、柔道選手・格闘家)
田村 裕 さん(1979年生、お笑い芸人(麒麟))
また、全国的アイドルのドラえもんも同じ誕生日。
彼は2112年生まれなので、今から、103年後に会える?かもしれませんね。
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