北海道札幌市の北海道大学病院の循環器外科の30代の医師が、新型コロナウイルスに感染していることが8月24日わかりました。
北大病院は24日と25日、循環器外科の外来診療を中止します。
札幌市北区の北大病院は、循環器外科の30代の男性医師1人が新型コロナウイルスに感染しました。
男性医師は20日に発症し、発症前は北大病院のほか市内の別の病院でも勤務していました。
濃厚接触者はいませんが、職員や患者など43人に接触の疑いがあり、このうち38人の陰性を確認し、残りについても今後検査の予定です。
病院はすでに消毒済みで、24日から25日まで循環器外科の外来診療を中止します。
また北見市の北見商業高校の生徒2人の感染もわかりました。
北海道教育委員会は、生徒2人の性別や学年のほか、発症日などを公表していません。
学校は18日から授業を行っていて、教員・生徒など20人以上が濃厚接触者となっています。学校は24日から当分の間、臨時休校となります。
また、札幌のJRタワーエスタ・地下食品街の「一〇八抹茶茶廊」で働く従業員1人が感染しました。
この従業員はマスクを着け調理や販売を担当していましたが、22日から倦怠感などの症状が出て、23日感染がわかりました。
濃厚接触者は同じ店の7人で、今後検査を行う予定です。
一方、北海道内では24日新たに8人の感染が確認されました。
このうち札幌市では4人が感染。ススキノ地区いわゆる"夜の街"での感染では1人増え、37店舗69人となりました。
小樽市では3人が感染し、このうち2人が小樽市立病院の入院患者でこの病院のクラスターは22人となりました。
また石狩地方で1人が感染、これで北海道内の感染者は1699人となりました。