アカウントを消そうと思う。
なんでそのような考えに至ったかというと、ヌメさん本人に関心がなくなったからである。

実はだいぶ前から彼女のTLを追っていなかったのだが、第二弾の動画を見て暫くして、ついに完全に興味を失ってしまった。正直最後まで見てないし、ご報告。とやらは一切手をつけていない。サムネでバイバイした。

前は微々たる同情やら、憤りやら、驚愕やら……なんとも言えない複雑な感情を持ち合わせていたのだが、今は「ヌメさん」ではなく「奇抜な格好をしたオバサンが自分語りをしている」としか認識出来なくなってしまった。無念としか言いようがないが、事実だ。

　ヌメさんが前まであれだけ自分を否定する人間に対し「貯金、してますか？」等と脅し通していたにも関わらず、訴訟という事柄を前面に出さなくなったのは単に居心地が悪くなったからだと思う。クラウドファンディングにてお金を集めたことや未だに出せない収支報告もそうだけど、結果的に周りが「アッ」と驚くような、それこそ彼女からして自分を否定してくる人間が「ギャフン！」と唸るような結果が伴わないのだ。口だけ、がっかりした、期待外れ。そう言われるのが、彼女の高い高ーい空まで届くプライドが許さない。
多分、わたしの憶測だけど、彼女は唯一無二の「何者」になりたかったんだと思う。誰かの歴史に確と残るような、「凄い人」になりたかったんだと思う。
　昨今、世間一般ではインターネット上の誹謗中傷にて強い関心が向けられている。匿名性による悪質な誹謗中傷が原因で痛ましい事件も起こっている。今も傷付いてる人はたくさんいて、これは見直すべき点だとわたしも思う。
その中でヌメさんは誹謗中傷に対して立ち向かう代表者、代名詞、第一人者になりたかったんだろうな。せっかく始めたYouTuberも、オファーに乗じて路線を変えてきたのはそういうことなんだろうなと思っている。多分、未だに「何者」になりたいんだ。わたしにとってあなたは特別だよ、素敵だよ、そう言われて納得出来ない彼女にも、彼女を満たせない周りにも現代的悲劇だなと思う。戯曲にしたらきっとシェイクスピアもお手上げだろうけどさ。


思ったまま書いたらこうなった。
またなにかあったら追記します。


追記：読み返して自分でもびっくりするくらい文章がねちっこくならなかったのは、自分の中で「奇抜な格好をしたオバサンが自分語りをしている」で完結してしまったからだなと気付きました。

追記その2：いくら「ヲタクに見えない」「同人作家」「腐女子」「綺麗な」「派手な」的な属性を付与しても、今は「ネット上で誹謗中傷をされて法的措置をする人」は増えてきたし、今更結果も出せない報告も出来ないヌメさんがオリジナリティ溢れる人にはなれないし、やっぱり「奇抜な格好をした自分語りしているオバサン(オブラートに包んでおねえさま)」で完結しちゃった。おわり。