ご訪問くださいまして、ありがとうございます。
さて、去る8月23日(日)に「第52回社会保険労務士試験」が実施されましたね。
小生はもうすでに合格してから23年が経過しているので、今、試験問題を解いてもチンプンカンプンでさっぱり解けません
何ともお恥ずかしい話しですが(笑)
ただ、「労一」だけは、受験勉強とは無縁で、その名のとおり“”常識”で解ける問題が多いので、毎年本試験終了後にチェックしています。
なので当然、今年もチェックしました。
今年の問題は以下のとおりです。
どうっすか、コレ・・・
極めて単純な、統計調査名を当てるクイズだわな
まずアレだよね、見て最初に思うのは、①~⑤と⑧の選択肢はさ、秒殺で消せるよな。
だってコレって、雇用、労働、人事、労務とは全然分野が違う統計調査だもんなねぇ・・・。
てなわけで、まずパッと見の段階では、残りの14肢が解答候補になる選択肢として“一応”絞れるよね。
ではここからは、Aの空欄から順に解答を考えていくことにしよう。
Aの解答を導くためのヒントは、ズバリ「離職率」だよね。
“離職率を知る”っていうんだから、雇用状況とか就労状況とかに関する統計だってことは、だいたい推測できるわな。
選択肢をみてみると、⑥雇用均等基本調査、⑦雇用動向調査、⑨就業構造基本調査、⑩就労条件総合調査がピックアップできるよね。
ただまあ、離職率っていうのは景気に連動して“動く”ものだから、統計名に“動向”って言葉が入っている、⑦の選択肢だろうなってことは概ね想像できるんだけど、取り敢えず保留にして次のBの空欄を見てみよう。
Bの解答を導くためのヒントとして、ズバリと言えるほどのものはないね。
まあ「労働環境」とか「労働条件」とかそんな切り口の統計かなっていうのはなんとなくわかるけど決め手はないので、ここも取り敢えず保留。
で、お次のCだけど、コレは決め打ちできるわな。
だって、“育児休業”ってきたら、キーワードは「均等」で決まりだもんな。
実務をやっている人だったら常識中の常識だぜ
なので、Cの空欄は、「⑥雇用均等基本調査」で決まり。
で、続いてDを見てみると・・・
ここでの最大のヒントは「15歳以上人口」だよね。
15歳以上人口って言ったら、「生産年齢人口」か「労働力人口」のどっちかだわな。
まあ社労士試験なんだから、労働力人口のことを言っているんだろうってことは容易に推測できるけど、一応、選択肢を見てみると、生産年齢人口に関する統計調査がないよね。
一方、労働力人口については、「⑳労働力調査」ってのがズバリ出ているぜ
もはやこれで決まりだな
そして、最後のEの空欄だが、「国民の就業の状態」がヒントになるね。
選択肢を見ると、「⑨就業構造基本調査」っていう選択肢があるのでコレかな?って思うけど、一応保留にして、再度選択肢の一群を見てみると・・・
関係ない選択肢がズラリと並んでいることがわかるよね
⑪~⑲までの9個の選択肢って、今回の問題文とは異なるジャンルでの統計だよね。
職業紹介、女性活躍、賃金、労働契約、労働基準監督、労働経済、労働保険なんて、この設問にまったく関係ないじゃん
これらの選択肢も消去できるから、実質的には次の5つの選択肢しか残らないことになるぜ
⑥雇用均等基本調査
⑦雇用動向調査
⑨就業構造基本調査
⑩就労条件総合調査
⑳労働力調査
つまり、この5つの選択肢をA~Eまでの5つの空欄に当てはめればいいという、中学生レベルの問題なんじゃないか、コレはぁ
こうなりゃもう、おわかりですよね。
A=⑦雇用動向調査
B=⑩就労条件総合調査
C=⑥雇用均等基本調査
D=⑳労働力調査
E=⑨就業構造基本調査
が正解になります。(まだ正解が公表されていないので、正確には、なると思われます。)
いやぁー、こんな易しい「労一」なんて果たして過去にあったでしょうか
コロナ禍で感染するかもしれないリスクがあるにもかかわらず、しかも暑い中、わざわざ会場までやって来て受験してくれた受験生への嬉しいプレゼントですわな
だけど、大盤振る舞いすぎるぜ
これだけ易しくなっているのは、ダミーの選択肢が“ショボすぎて”ダミーになってないからだよね。
要らない選択肢を切っていったら、結局5個しか残らないんだもの。
そんでもって問題文に見え見えのヒントが出ているしさ。
これなら、殆んどの受験生が5点取れるんじゃないの
まあ少なくとも、合格者は全員、5点満点じゃなきゃダメだと思うよ。
4点以下なんて、あり得ないレベルの問題だからな。
まさかまさかまさかだけど・・・
この問題で2点以下の「救済」なんてないだろうよな。
もしあったら、オレは社労士資格を返納するよ(笑)
世間の笑われ者になりたくないからな