どこかでせいせいしている

テーマ:

公私ともに「加納みよ」でやっていこうと決めて一夜明けた。

さすがに瞼が腫れていたが、すがすがしく目覚めた。

 

夫のことが好きで、家族が何より大切だったから

ぐっと我慢していたことがたくさんあった。

これからは、のびのび力いっぱい働ける。

恋もできる。

 

悔しいのは、10年かけて、地縁血縁ない宮城県でこつこつ積み上げてきた「大久保みよ」の知名度を、手放す羽目になったことである。血のにじむようなどぶ板は無駄。供託金没収覚悟で臨んだ仙台市長選の努力も無駄。末子就学で、やっと時間ができて、これからは政治活動を本格化させられると思った矢先の夫逮捕。

 

やっと覚えてもらった「大久保みよ」の名前は、夫の逮捕により、消費されてしまった。

 

「家庭に入ってほしい」という夫の依頼で、自民党支部長の座を手放した。私から大事な仕事を奪った責任は、当然とってくれると思った私がばかだった。夫は何の責任も感じていなかったから、逮捕されている。

 

女子のみなさん、覚えてね。

 

男は裏切る

だけど

仕事は裏切らない。

 

10年間の努力がなかったことになった私は

もう一度「加納みよ」で知名度づくりをやり直す。

 

幸いなことに、娘たちは愚かな母から学んでいるようだ。

長女はすでに

「私結婚して子供できたら、すぐに離婚して実家にかえってくる」

といっている。そして次女が

「私がおねえちゃんの赤ちゃんみてあげるから、お医者さんのお仕事頑張って。私は結婚しても苗字はかえない。苗字を変えてくれる人と結婚するから。」

とかぶせてくる。

 

我が家はすっかり、母子三人の生活が「普通」になった。