この記事は私がまとめました

aros.さん

「正義の反対はまた別の正義」を漫画「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしの名言として認識している人は少なくないだろう。

しかしそれは誤解である。

この言葉はゲームボーイアドバンスの野球ゲーム、「パワプロクンポケット7」の名言である。

ヒーローに勝利後、正義とは何かと悩む主人公(7)を、「悪の反対は善、善の反対は悪じゃ。正義の反対は、別の“正義”あるいは“慈悲・寛容”なんじゃよ」から始まる名台詞で勇気付ける。

この発言はパワポケ7の真エンドルートで見ることができる。

一部ではクレヨンしんちゃんの野原ひろしの名言と言われているが、誤解でありひろしは作中でこのような発言は全くしていない。

アニメ・漫画本編で言ったことすらない。引用すらしてないのである。
「じゃあ実際いつどの話で言ったのか」が明記されないのはそのためである。

なぜ野原ひろしの名言として広まったのか?

なぜこのようなことになっているかというと、ネタの元が『野原ひろしの「言いそうな」名言』という
VIPのスレッドが元だからというのが有力な説である。

そこから尾ひれがつき、クレヨンしんちゃんという作品が膨大なこともあり
誰も検証しなかった結果、あたかも本当に言ったかのような雰囲気になっていったのが現状である。
『本当は言ってないよ』という原作ファンが封殺される始末である。

尾ひれがついた原因に2ちゃんねるまとめサイトもあるだろう。ネットの書き込みを鵜呑みにしないことが重要である。

1