こんにちは。
タイトルの通り、ついに四季デビューした、たーです。
きっかけは、NHKで見た劇団四季の特集でした。「チケ難」「敷居が高い」イメージでしたがコロナ禍で大打撃を受けている事を知りました。
チャンネルをNHKにするなんてめったにないのにたまたま、見たんです。なんか運命を感じてこの日以来、私の中にむずむずというかむらむらというか、
劇団四季デビューしたい
の気持ちがもう、どうにも止まらなくなりまして。で、それから毎日、劇団四季の「当日券情報」をせっせと眺め続けていたのですが、希望の席(C席 3,300円)はずーーーっと、売り切れ。コロナ禍でC席以外ならすぐ買えるのだけど高くて、ためらっていたんです。
しかし!
娘が週末しつこく「つまらない、どこか行きたい」を連呼し、自分がつまらない腹いせに私が楽しむ事を邪魔すべく、パソコンを使うな、使うなとうるさくって。どうしたものか頭を抱えていたら・・・すごく自然に浮かんだんです。
「そうだ、四季デビューしよう!」って。
読者さんからは「四季の会」に入ると良いとメールしてもらっていたけれど年会費がかかるため、とりあえず無料の「四季id」に登録し、チケットを購入しました。登録が嫌いな私としてはコレでも精一杯で。
ネットでチケットを購入するとQRコードが発行されます。スマホで表示させたらいいのですがスマホが壊れたり、ネット障害があったら大変なので印刷しました。
なので印刷したこのA4のコピー用紙はチケットそのものなのですが、どうにもテンションが上がらない・・・劇場に行ってぶっつけ本番で購入する方が良かったかな。そうしたらチケットらしいチケットが受け取れたかもしれないし(実際どうなのかは不明)、四季idの登録もいらなかったし。
とりあえず、大阪四季劇場へ・・・
大阪四季劇場の入口です。ハービスENTという建物にあり、となりはティファニーだし、
すぐ近くには超高級ホテルのザ・リッツ・カールトン大阪がそびえています。だいぶ昔に友達の結婚式で中に入ったんですが衝撃体験しましたよ。新郎新婦入場の際って普通は大音量の曲がかかるものですが、リッツ・カールトン方式では何と、バイオリニストさんがキコキコと優雅な曲を生演奏をしながら登場し、その後ろに新郎新婦が続くような形での入場だったんです。演出といいドレス・タキシードといい引き出物といい、新郎新婦それぞれの強いこだわりを感じました。この強いこだわりゆえ、結婚が長く続かなかったのかもしれません。
同じ「大阪キタエリア」で高級路線を競っていた、阪急の縄張りであり梅田芸術劇場がある茶屋町が庶民派に転向しつつある中、茶屋町から1kmほど離れたハービスENT及びその周辺は超・高級路線をキープしていました。見てくださいよこの高級アピール激しい雰囲気。いろんなショップが入っているのですが、一見カジュアルそうな雑貨屋さんでもマグカップが2,000円以上もするんです。この雑貨屋さんを出てからも数件のショップに入ってみましたがお品には触らない、撮影もしないを貫きました。
コンビニもないし、ちょっとしたカフェはあるけれど値段が「ちょっとした」じゃないしで結局、大阪四季劇場入口前で突っ立って待つ事に。
ようやく開場!高級感のプレッシャーにさんざん苦しんだ後だからか開放感がありました。
この階段を上がって2階席に行くのですが、上る前に
プログラムを買いました。愛用の双眼鏡と記念撮影。
同じ双眼鏡を色違いで使っていて、私のはネイビーなんですが照明の影響で黒に見えますね。
プログラムはかなり分厚く、内容もぎっしりでした。
自宅で撮影した1枚。宝塚やOSKのプログラムと並べてみるとリトル・マーメイドが一番厚みがありますね。ただ、劇団四季はコロナ禍の前後で同じプログラムを販売していますが宝塚は刷り直ししていますので、宝塚のプライドの高さをすごーく感じました。もっとも廃盤にしたプログラムは夢盤として販売し、うまくいったようですが。
で、劇場内にようやく入ったところ・・・
えっ!
って思いました。
宝塚大劇場がなぜ宝塚「大」劇場なのかをしみじみ、感じたんですね。
宝塚大劇場と梅田芸術劇場メインホールに慣れている身には、大阪四季劇場はコンパクトかつ質素に見えました。劇場内は撮影禁止との事でご紹介出来ず残念ですが、とにかく、そう感じたんです。
そして・・・席の割り振りがどうにも、残念だった。
2階後方のC席(3,300円)が、あまりにも少ない。さらにコロナ対策で半分になっていて、ここだけ満席でした。私が買ったB席(6,600円)は、ほんの2列後ろに行けばC席。大劇場だって2階の9列(A席最後列5,500円)と10列(B席最前列3,500円)で2,000円違うわけですが、それよりも大きな価格差なんですね。
買う時点で割高なチケットのように感じていたのですが、実際に座席を目の前にするとさらにさらにその気持がアップし、正直ちょっと、テンションが下がりました。2階席はC席以外ガラッガラでしたしね。
ですが・・・
「リトル・マーメイド」そのものはすごーく、楽しかったです。「ワイヤーを駆使した演出が見応えたっぷり!」といった感想が無難だとはわかっているし、実際とても見応えあったのですが、本音を言うと一番ドキドキしたのは
アリエルはじめ、人魚たちの胸元でした。
谷間がめちゃ強調されてまして、デコルテの生肌がとんでもなく色っぽかったです。脚も生で、蚊に刺されたっぽく赤くなっているところもよく見えて(双眼鏡使用)、とにかくすごーくドキドキしたんです。宝塚やOSKでは谷間は見せないし、そもそもこんなに生肌をさらさらないですよね。この気持ちをイラストにしようとしたのですがうまくいかず途中で投げ出したところ、娘が描き足して意外に上手に仕上がっていたので画像アップしました。
そして歌!私は劇団四季に歌上手を期待していて、出来る事なら女性(=ジェンヌさんやOSKスターさん)には絶対に出せぬ、重低音を響かせるような歌声を聞きたいと願っていたんです。
こんな私の願いをアリエルの父、トリトンを演じた芝清道さんが叶えてくれました。後に調べてみたらアラ還だそうで驚きましたよ。年齢と言えばエリック王子は設定では21歳なのに演じた玉木隆寛さんは30代半ばだそうで、これまた驚きました。皆さんとても歌上手でした。
本当に楽しかったです。1階のすごーく良い席でまた観たい気持ちも出てきましたが価格がネックです。
・・・
余談になりますが、印象的だった、この歌(大音量注意)・・・
実際は、願いや夢はなかなか届かず、叶わないです。それにたとえ上手くいっても「他には何ひとついらない」とはならず次から次へ、新しい要求が出てくるものです。
それを痛感しているおばちゃんだからこそ、ピュアな歌詞やピュアな歌声に感動しました。自分自身はもう絶対に、ピュアにはなれないのだけれど。
まだピュアな、娘のイラストです。海の中のシーンではアリエル達人魚は皆、とんがり帽子のような髪型になっています。水中を演出するのと、ワイヤーがひっかからないようにという実用性を兼ね備えているのでしょう。
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