私はブログに夫の障害を記載する際
(アスペルガー症候群の方がすべて逮捕されるような
ことをするわけではありませんので、誤解のないように)
を注意書きしたけど、悪意ある方々が、意図的に注意書きを
外して、まるで私が発達障碍者への差別を助長しているか
のように書き散らしているのを大変残念に思っています。
夫の逮捕、取り調べにおいて、アスペルガー症候群は、山本氏との共同正犯成立には大変重要なことだったので、公にしました。
うちはお金ないから、強い弁護士さんをつけてやれないし、マスコミ報道をもみ消す力もなかったので。
夫の障害特性上、相手と金額を含めた交渉をしたり、綿密な計画をたてて実行にうつしたりすることは、不可能なのです。安楽死を肯定するブログを書いていたとしても、その考えを現実に具現化する能力は、夫にはありません。誰かが筋書を書き、具体的な指示を仰がないと無理なのです。その誰か、とは山本氏でしょう。そして山本氏の背後には、とても黒いものがあるように感じます。
夫が逮捕されたとき、私は即座に、起訴も実刑も免れ得ないと思いました。幼い子どもと債務を引き受けたら、夫の支援はとてもやりきれないことも、離婚は不可避であることも、瞬時に覚悟しました。9年間一緒に暮らした、子どもの父親に対して、私がしてやれる最後のことは、「山本氏も一緒に、裁判にかけること」だったのです。
刑務所には、夫と同様に、非認知能力が極端に低い知的障害者や発達障碍者が、数多くおられるときいています。発達障害はありふれた障害でして、統計的にいくと、小学校の1クラスに2~3名はおられます。それでも多くの発達障碍者は、刑務所にいくようなことはしません。ですが運悪く、環境に恵まれなかったり、悪い友人に目をつけられたりして、犯罪に手を染めるケースの割合は、どうしても高くなっていきます。まず依存関係を作らされ、やがて利用され、実行犯にされてしまうのです。
今後進められる公判前整理手続きにおいて、夫のアスペルガー症候群について十分な検証がなされることを、私は望んでいます。夫の障害についての精査がなされないと、山本氏との共同正犯関係は明らかにならず、争点化しきれないでしょう。そもそも夫の自白が信用にたるものかどうかも、障害に照らし合わせて、検証されるべきだと思われます。
といったことを訴えるために、私は夫の障害をカミングアウトしました。刑事裁判の支援ができない妻として、最後の夫へのギフトです。まもなく離婚が成立します。夫は私が示した離婚条件をほぼ丸のみで、ただただ申し訳ないと、泣いているそうです。