ヒトL型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)キット

ノルディア® L-FABP

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L-FABPについて

L-FABP(Liver-type Fatty Acid-Binding Protein:L型脂肪酸結合蛋白)とは?

  • 腎臓の近位尿細管に発現する分子量14kDaの可溶性蛋白であり、腎臓の再吸収機能を担う尿細管において、エネルギー代謝や脂質代謝に重要な役割を担っています。
  • L-FABPは、近位尿細管が虚血や酸化ストレスの負荷を受けると発現が増強し、尿中への排出が増加することから、組織障害が進行する前のストレスの程度を反映する新しいバイオマーカーとされています。

近位尿細管細胞質におけるL-FABPの尿中排泄メカニズム

近位尿細管細胞質におけるL-FABPの尿中排泄メカニズム
1 尿細管周囲の虚血/再灌流障害によって生じた活性酸素が、遊離脂肪酸を細胞毒性の強い過酸化脂質に変換します。 2 L-FABPはこの過酸化脂質と結合し、細胞外へ排出することによって、腎保護的に働くと考えられています。 尿中L-FABP値は、腎臓へのストレス(負荷)の程度を反映

従来の腎疾患マーカーとの違い

従来の腎疾患マーカーとの違い

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