NHK杯テレビ囲碁トーナメント
NHK杯テレビ囲碁トーナメント(えぬえっちけーはい _いご_) は、日曜日のお昼にテレビを点けたらたまたまやっている、NHK教育テレビで放映されているおおきいおともだち向けの囲碁番組である。
目次
[非表示]番組の概要[編集]
日曜日のお昼にテレビを点けて、チャンネルを適当に回してみると、NHK教育テレビにて囲碁番組「NHK杯テレビ囲碁トーナメント」が放映されている。画面に碁盤やおっさんが映っていた場合は大抵の者はそのままチャンネルを回すが、司会&解説助手の「みえこおねいさん」が映っていれば、多くの男性はそこで手を止めるだろう。
もちろん、これは当番組を知らない者の話で、当番組の熱心な視聴者は、視聴予約や録画をして備えている。
棋戦の概要[編集]
NHK杯テレビ囲碁トーナメントは、NHKが主催する囲碁の棋戦であり、1953年に創設された。日本囲碁界を代表する50人の囲碁棋士が参加し、トーナメント方式で優勝者に贈られる「NHK杯」を争う。優勝賞金は500万円。互先で先番に6目半のコミが課される。持ち時間は一手30秒の秒読み。ただし途中1分単位で任意の10分間の考慮時間が設けられている。というか、そんなことはどうでもいい。ウィキペディアでも見て。
番組の目的[編集]
2000年頃から漫画『ヒカルの碁』の影響で一大囲碁ブームが起こったが、作品の連載終了とともに囲碁人口は激減し、その数字はむしろ作品連載前を下回るほどであった。この事態を重く見た日本棋院およびNHKは、日曜の午後12:20から放映されていた「NHK杯テレビ囲碁トーナメント」に、囲碁界の華である美人女流棋士を次々に登用して、視聴者の囲碁への興味を喚起しようという戦略を取った。囲碁界には将棋界に比べて女流棋士が多く、当然、美人女流棋士の数も多い。囲碁界の持ち味を充分に活かした戦略であったといえよう。
しかし、美人女流棋士を登用して予想通り番組の視聴率は上昇したのだが、肝心の囲碁人口は全くもって回復しなかった。番組側はこの結果を受けて、視聴者アンケートの内容なども考慮して、おねいさんとのトーク部分を増やすなど、さらなる番組の改良に腐心している。
番組の進行[編集]
オープニング[編集]
厳かなテーマ曲とともに、坂田栄男名誉NHK杯(23世本因坊栄寿)や趙治勲名誉名人(25世本因坊治勲)など、NHK杯を制覇した錚々たる大棋士の顔写真が流れる。これは、棋士たちの辛酸と苦渋を積み重ねたNHK杯の荘厳なる歴史を表している。この間、全国のおともだちたちは、じっと正座をして待っている。
挨拶[編集]
オープニング映像が終わると、みえこおねいさんが挨拶してくれる。
- みえこおねいさん「こんにちは。NHKテレビ囲碁トーナメントの時間がやってまいりました。」
- 全国のおともだち「こんにちはー!」
秒読み係のおねいさんの紹介[編集]
みえこおねいさんの挨拶が終わると、秒読み係のおねいさんが紹介される。秒読み係のおねいさんは週によって変わることもあるが、基本はたえこおねいさんとなおおねいさんである。引用した画像では、左がたえこおねいさん、右の眠たそうなのがなおおねいさんである[1]。
「握ってください」[編集]
囲碁では対局開始前に「握り」で先番・後番を決定する。将棋での振り駒にあたる。みえこおねいさんが「握ってください」と合図するので、全国のおともだちたちは「もう握ってます」と答える。対局棋士が碁石を握るなか、全国のおともだちが何を握っているのかは不明である。
おねいさんとのトーク[編集]
本番組の目玉であり、アンケート人気も最も高いコーナーである。毎週、ゲストの男性棋士が呼ばれ、みえこおねいさんとトークする。本コーナーがおもしろくなるかどうかは、全てはこのゲストとして呼ばれる男性棋士にかかっていると言ってよい。視聴者から人気の高い、みえこおねいさんにアーン♥♥な事やこんな事まで聞いてしまうゲストは、武宮正樹九段と趙治勲名誉名人、趙治勲の弟子の金秀俊八段である。
番組では、ずっとトークだとマンネリになってしまうので、ときどきアクセントを付ける意味で囲碁の対局映像を挟み込む。
女流棋士の対局[編集]
もちろん、女流棋士が対局に登場することもある。囲碁界の美人女流棋士の層は厚く、有名なゆかりおねいさんの小ジワがそろそろ気になりだしたところだが、新たなスターが続々と誕生しているので問題は無い。2008年現在の注目株は、才色兼備のあゆみおねいさんである。このような女流棋士が対局者として登場した場合は、当然、対局の映像も多くなり、視聴率もうなぎ登りである。
「早く打ってください」[編集]
本放送は生放送である。ときどき映像として挟まれる対局(男性棋士同士の対局)が、番組終了時刻の14:00までに終わりそうもない場合、「はやく打ってください」とみえこおねいさんが急かす。急かされた対局者は、まるで早送り映像のように1手1秒のフィーリングでパシパシ石を打っていく。ただし対局者が女流棋士の場合は「あゆみちゃん、はやく打ってね」「はぁい」というようなやりとりのあと、1手10秒ぐらいで打っていく。
終わりの挨拶[編集]
一応、形式として対局の勝敗を告げ終えると、みえこおねいさんが終わりの挨拶をしてくれる。
- みえこおねいさん「それではまた来週。」
- 全国のおともだち「またねー!」
類似番組[編集]
NHK杯の誕生以来、様々な二番煎じが登場している。
- 竜星戦
- NHK杯に出られなかった、もしくは敗退してしまった哀れな棋士たちに活躍の場を与えるために創設された。将来NHK杯への出場を目指している棋士たちによるトーナメントなので対局ルールはNHk杯と同じである。視聴率はお察し下さい。
- 女流棋聖戦
- NHK杯の女子限定バージョンであり、竜星戦にも出られなかった残念な女流棋士たちへの救済策として創設された。スポンサーはNTT docomoである。目の保養になるとしてWHOが定期的な視聴を推奨している。
- CCTV杯
- 中国共産党傘下の放送局が主催している。敗者はチベットに左遷されるので命がけの戦いでもある。
- KBS杯
- NHK杯の韓国版であり、敗者は北に送られる。
- テレビアジア囲碁選手権
- 表向きはNHK杯、CCTV杯、KBS杯の優勝者と準優勝者によるバトルロイヤルである。しかし実際には日本棋士が惨敗して笑いものになる茶番である。