2016年10月19日

愛知の国際的芸術祭 展示の鳥でずさん管理【NHKニュース2016年10月19日】(既報2ソース/既報関連ソース多数コキンチョウ/あいちトリエンナーレ)

愛知県で開かれている国際的な芸術祭、「あいちトリエンナーレ」の展示作品として金網の中で放し飼いにされた小鳥20羽余りが、ずさんな管理により死んだり、逃げ出したりしたことがわかりました。絶滅のおそれが指摘されている鳥も展示していたということで、愛知県などで作る実行委員会は対応を検討しています。
ことし8月から開かれている現代アートの祭典、「あいちトリエンナーレ」の愛知県豊橋市の会場では、ビルの中や屋上に金網を張り、およそ100羽の小鳥を放し飼いにして飛び回る様子を鑑賞する、ブラジル人の芸術家の作品が展示されています。

ところが、今月半ばまでに、このうちの20羽余りが死んだり、外に逃げ出したりしたことがわかりました。鳥の中には、「種の保存法」に基づいて絶滅のおそれのある希少種に指定され、国内での販売や譲渡に環境省の許可が必要なオーストラリア原産の「コキンチョウ」も含まれていましたが、国の許可は受けていなかったということです。
愛知県などで作る実行委員会は「管理がずさんだった」として、屋上での展示をやめ、室内の温度管理を徹底したほか、監視するスタッフを増やすなどの対応を取ったということです。また、「コキンチョウ」については放し飼いをやめ、環境省と対応を検討しています。

実行委員会のチーフ・キュレーターの排戸雅彦さんは、「現代美術の中で鳥を扱う作品は珍しく、実験的な試みでしたが、管理するための知識が足りず、申し訳ありませんでした」と話しています。
見学の女性「鳥の展示は難しいと思う」
見学に訪れた名古屋市の20代の女性は、「芸術として見ると、おもしろい展示ですが、生き物を扱うのは難しいとも思いました」と話していました。
また、静岡県の50代の女性は、「人と鳥は共存できるかというコンセプトの作品ですが、見た限りでは鳥を展示するのは難しいと思いました」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010734331000.html

トリエンナーレ展示の小鳥は「譲渡禁止」 ずさん管理また発覚【中日新聞2016年10月18日】
 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の作品に生きた小鳥が使われ、ずさんな管理が指摘された問題で、愛知県の担当者が「種の保存法」で販売や譲渡が禁じられたオーストラリア原産の小鳥「コキンチョウ」を購入、展示していたことが分かった。

 作品は、同県豊橋市内のビル1~4階の窓や出入り口を金網で囲み、96羽を放し飼いにした。コキンチョウはうち3羽。別の25羽ほどが死んだり、逃げたりするなど、管理が問題視され、コキンチョウは現在、別の場所で専門家に保護されている。

 コキンチョウはスズメ目の小鳥で豪州原産。黄や赤、青など鮮やかな羽根が特徴だ。日本と豪州の2国間協定で輸出入が規制され、環境省によると、1993年に施行された「種の保存法」で原則として販売や譲り渡しが禁止されている。罰則は5年以下の懲役か、500万円以下の罰金。

 トリエンナーレ事務局によると、ブラジル人芸術家の依頼を受け、7月末にジュウシマツなどと一緒に豊橋市内の小鳥店から購入した。芸術家から鳥の種類に指定はなかった。

 管理が問題視され、県側が助言を求めた専門家が12日にコキンチョウに気づいた。小鳥店は「2国間の輸出入禁止は知っていたが、国内で繁殖した個体だから問題ないと思った」と説明。本紙の取材に、トリエンナーレの拝戸雅彦チーフ・キュレーターは「十分な知識がないまま購入してしまった」と語った。環境省と相談し、今後の対応を決める。

 名古屋市内の鳥獣店経営者によると、コキンチョウは明治以降輸入され、広く飼育繁殖されている。法規制を知らない人も多く、ホームセンターなどで販売されることもある。

 トリエンナーレは名古屋、岡崎、豊橋の3会場で8月に開幕。38カ国・地域の芸術家らが参加し、今月23日まで。

(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016101890085940.html

あいちトリエンナーレで取引き禁止の鳥展示【CBC NEWS i2016年10月18日】
 愛知県豊橋市でことし8月から始まった現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ」の会場で、種の保存法で取り引きが禁止されている鳥が展示されていたことが分かりました。
 トリエンナーレ実行委員会によりますと、生きた鳥を芸術として展示していた豊橋市の会場で、取り引きが禁止されているオーストラリア原産のコキンチョウが飼育されていたということです。

 8月のトリエンナーレ開幕当初はブンチョウなど96羽を飼育していましたが、10羽ほどが死んだため今月12日に専門家に調査を依頼し、その際にコキンチョウ3羽が混じっていたことがわかりました。

 コキンチョウは豊橋市内のペットショップで購入したということで、トリエンナーレ実行委員会は「取引許可が必要な鳥とは認識していなかった」とコメントしています。(18日06:39)
http://www.hicbc.com/news/detail.asp?cl=c&id=00041D1C

希少動物の鳥、無許可で芸術作品に 愛知の国際芸術祭【朝日新聞デジタル2016年10月17日】
作品の素材として展示されているコキンチョウ(中央)=愛知県豊橋市、あいちトリエンナーレ実行員会提供

 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2016」の参加作品に、「種の保存法」で義務づけられた環境相許可を取らずに調達した鳥が3羽含まれていたことが分かった。この作品は素材として約100羽の小鳥を4階建てビルに放って展示し、約20羽が死んだり外に逃げたりしていた。

 問題となった鳥は、オーストラリア原産のコキンチョウ。同県豊橋市で展示中のブラジルの芸術家の作品に含まれていた。種の保存法で「国際希少野生動植物」に指定され、譲渡には環境相許可が必要。3羽はトリエンナーレ実行委員会が7月末、県内のペットショップから購入したが、その際、許可手続きをとらなかったという。

 今月12日、保護団体の指摘で発覚した。実行委の照会にペットショップは「国内繁殖のペット用なので対象外だと思った」。国内繁殖の個体はネットでも広く売買されており、手続きなしで譲渡される事例も多いとみられる。

 実行委は3羽を保護団体に預けている。担当者は「やはり芸術作品で生き物を扱うのは難しい」と困惑している。(斉藤太郎)
http://www.asahi.com/articles/ASJBK6DHFJBKOIPE02R.html

あいちトリエンナーレで規制対象の鳥を展示(愛知県)【NNNニュース2016年10月17日】
 愛知県内で開催されているアートの祭典「あいちトリエンナーレ」で、売買や譲渡が規制されているオーストラリア原産の「コキンチョウ」が作品の一部として展示されていたことが分かった。トリエンナーレでは、展示物としてこの鳥が豊橋市のビル内に3羽放たれていた。主催する実行委員会が同市内のペットショップで購入し、アーティストに提供したという。コキンチョウは現在、種の保存法で学術研究などの目的で、許可を得た場合を除き、売り買いなどが規制されている。実行委員会は違法との認識はなかったとしており、環境省に相談し、適正に対処したいと話している。
http://www.rnb.co.jp/nnn/news86232003.html

http://archive.is/pFBQc
http://megalodon.jp/2016-1018-1144-14/www.chunichi.co.jp/s/article/2016101890085940.html
http://archive.is/lUZkJ
http://archive.is/doXJu
http://archive.is/3pyux
小鳥、逃げたり死んだり 「あいちトリエンナーレ」豊橋の展示【中日新聞2016年10月14日】
[トリエンナーレ]現代アート 街飾る【読売新聞2016年8月17日】(文鳥/十姉妹)

posted by BNJ at 11:40 | Comment(0) | 愛玩鳥/飼い鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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