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「熱海で働く」若者誘致 古屋旅館、社員寮+賃貸アパート建設

(2020/8/23 11:50)
女性専用の社員寮とアパートを一体化した「蔵アパートメント熱海」=熱海市東海岸町
女性専用の社員寮とアパートを一体化した「蔵アパートメント熱海」=熱海市東海岸町
居室の設備などを説明する内田社長(左)
居室の設備などを説明する内田社長(左)

 熱海市の老舗旅館「古屋旅館」(内田宗一郎社長)が、女性専用の社員寮と賃貸アパートを一体化した「蔵アパートメント熱海」を同市東海岸町に建設した。人口減少に伴う働き手不足に悩む同市に魅力的な住環境を創出することで「熱海で働きたい」という若者を呼び込み、街の活性化につなげたいとしている。
 アパートは木造2階建て。約25平方メートルのワンルームが13部屋あり、監視カメラや電子ロックなどのセキュリティーを完備し、耐震性能も国の指針の1・5倍に高めた。外観は和風の瓦ぶきで、熱海の街並みに溶け込むようデザインした。
 既に旅館従業員7人の入居が決まっていて、2~4部屋を賃貸にするという。家賃は6万円台~8万円台で検討していて、9月以降に募集する予定。
 同市は急峻(きゅうしゅん)な地形で住宅整備に大きなハンディキャップを抱えている。内田社長は「市内に魅力的な住環境が不足していることが、人手不足の一因になっていると思っていた。旅館のみならず、地域の活性化に資する優秀な人材の移住につながれば」と話している。
 問い合わせは古屋旅館<電0557(81)0003>へ。

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