アインズ様はストイック   作:大城之助

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3 シャルティアを例に見てみよう。

シャルティアを例に見てみよう。

 

シャルティアは真祖の吸血鬼という種族だ。

食べることはできないが、飲むことはできる。血を吸う鬼なのだから当然の機能だ。

また、紅茶への造詣も深く銘柄を当てることもできるとのことだ。つまり、味覚も優れている種族だ。

 

そして、本人曰く寝ることができるらしい。勿論、人間の様に深いものではない。気休め程度であるとは言っていたが…

 

それと、間違いなく性欲もある。勘弁してほしい程にある。

男とは構造が違うので性欲が発散できるのも分からなくない。が

アインズが<憑依>を実践したところで対象は男にするつもりなので関係のない話だ。

 

「ふむ。つまり、男の吸血鬼に対して<憑依>を行えば…」

 

「ええ、今回のアインズ様の!!心労の一つを拭い去ることに貢献できるかと!!…しかし…」

 

パンドラズアクターが落ち込んだように項垂れる。

 

「どうした?まさか、副作用があったりするのか!?」

 

ここまで期待させておいて、それは勘弁してほしい。

 

「いえ、よろしいのですか?アインズ様?私はアインズ様の出された条件を完全に達成してはいません。もっと完璧な形を目指したのですが…どうしても妥協したものなってしまいました…アインズ様の御手で創造していただきながらこの体たらく!!是非、罰してください!!」

 

(はて?条件を出した覚えはないが…こいつも勘違いしてるのか?頭いい奴は皆こんな感じなのか?)

 

脳内でデミウルゴスが「その通りでございます」と言ってきているが、まずは目の前の状況の処理だ。

 

「パンドラズアクターよ。私は非常に満足しているぞ。結果として足りなかったかもしれないが、それは次に活かせばよい。」

 

できるだけ優しく語り掛ける。実際、満足しているのだから嘘偽りはない。

 

「アインズ様…」

 

「もし、処遇に納得いかないのなら私に何かお願いしてもよいという褒美を与えよう。どうだ?創造主にお願いなど恐れ多くて、十分難しい罰であろう?」

 

アインズはおどける様に言う。

 

その後、感激したパンドラズアクターの一人オペラが再演されることになるが、機嫌の良いアインズは途中で止める様な無粋な真似はしなかった。

 

 

「アインズ様。では、罰として私の願いを聞き届けていただけるでしょうか?」

オペラの上演を一通り終了したパンドラがアインズに質問する。

 

「ああ、程度によるが聞き届けよう」

アインズは気持ちよく首肯する。

 

「今回のアインズ様の『精神疲労回復計画』の対象なのですが…ある人物を推薦したくございます」

 

 

 

 

 

 

 

………

 

 

「あぁーー!!なんなのよぉー!私も守護者だってのに、厄介者扱いするんなんてぇ!!」

 

白魚の様な指につかまれているのはジョッキ。不釣り合いなそれを少女はカウンターに叩きつける。

 

「マスター!おかわりぃー!!」

 

マスターこと、ピッキーはそんな悪酔いしている彼女におかわりのジョッキを差し出す。

その動きは客を待たせぬ素早い動きであり、おもてなしの心を感じることができるものだ。

 

Q、「厳粛な雰囲気のBARであんな飲み方をされても、怒らないのは接客の精神故でしょうか?」

 

A、「いえ、シャルティア様は言っても意味ないので。諦めているだけです。本来BARというのは酒の味…とともに雰囲気を味わう場所。それも分からぬ小娘には工業用エタノールを出したとしてさして変わりはないでしょう」

 

ぶち切れ金剛であった。

 

そんな風にピッキーを内心ぶち切れさせているシャルティア。

それに気づくこともなく、もらったジョッキ(工業用アルコール)をぐびぐび飲み進める。

彼女は、至高の御方と崇められるアインズに反逆した大罪+ゲヘナでの遊軍(笑)という扱いで大分堪えていた。

本来酔うはずもないのにBARで飲み明かし、吸血鬼ということを加味しなくても顔色は悪い。

 

(うぅ…私は、私はいらない子でありんす!!)

つい思考も自虐的になってしまう。

 

(あぁ…アインズ様の声が聞きたい。反逆した身で図々しいのは理解していんす。このひび割れた心に潤いが欲しいでありんす…)

 

『シャルティア。今、大丈夫か?』

 

「あぁ、美しくも慈悲深いあの御方の声が聞こえるわぁ!幻聴がきこえるなんて、私もとうとうおしまいねぇ!!マスターおかわりぃー!!」

 

『シャ、シャルティア!?どうしたのだ!?』

 

「えぇ?アインズ様?」

 

 

 

 

 

 

 

 

………

 

「シャルティア・ブラッド・フォールン。お呼びに従い参上いたしました。アインズ様」

シャルティアが優雅なカーテシーで礼をする。

 

「お、おう。いやうむ。よく来たなシャルティア」

だが、先ほどの醜態を聞いたアインズとしては非常に微妙な気分だ。

 

「お呼びとあらば即座に。それでアインズ様、今回の招集はどういったご用件でありんすか?」

 

(まあ、今のシャルティアのメンタルはあいつ曰く最悪らしいし、見てみぬふりするのも優しさか)

アインズは気持ちを切り替える。

 

「ああ、今回は少し実験に付き合って欲しくてな」

 

「実験でありんすか?」

 

「ああ、そうだとも実験だよ」

 

「それは、どういった内容でありんすか?アインズ様」

 

前記しておくが、今のアインズは普段に比べて気持ちが逸っていた。

それも仕方がない。彼は異世界に転移して以来、絶対に晴れない心労と戦ってきた。それが、解決する一歩手前まで来ているのだ。

 

普段、石橋を叩かせてから渡らせるような慎重さを持つ彼だが、現在はそういう状態にあったのだ。

よって、よく考えることもなく発言してしまう。いやしまった。

 

「なーに。シャルティアにちょっと体を貸してほしくてな」

 

アインズは軽く笑いながらシャルティアに言う。

 

「!!!」

 

 

シャルティアは、上司による体を貸せというセクハラ発言への嫌悪感で体を固くしたわけではない。

 

それを説明するには現在のアインズの状況を説明する必要がある。

現在時刻→午後11時。つまり、就寝前の時間帯である。

場所→第10階層アインズの私室

アインズ→ベッドに座って、シャルティアと話している

護衛、供回り→いない

 

これに先ほどの体を貸せ発言である。

 

(つ、つまりぃ!これは!!)

 

そういうことである。というか、それとしか考えられない。

 

「すまん。嫌だった…か?」

 

「いえいえ!!嫌なわけがございません!!ぜひともぜひとも、このシャルティア・ブラッド・フォールンを実験にお使いください!!!」

 

「そうか」と満足そうに頷くアインズを見て、血の通ってないはずの顔に赤みが増す。

 

(これは…積極的にいったほうがいいのでありんしょうかえ…?)

 

普段そういった態度を見せないアインズからの突然のアプローチ。

これを逃がす手はない。

 

(私も殿方の相手は初めてで勝手がわかりんせんし…だからってアルベドでなく、私を選んで頂いたアインズ様を満足させられないなど大問題でありんす!!)

 

「ん?シャルティア?顔が赤いが体調でもわるいのか?」

 

(この状況で赤くならないわけがないのにこの質問…わかったでありんす!これはいわゆる言葉攻めでありんすね!)

 

「ふふふ、シャルティアお前をいまから(性的に)食べてやるぞ」

「そんな、アインズ様ったら大胆でありんす♡」

「ふっ、これくらいで赤くなるようでは我が寵愛を受け入れる準備が整っていないのではないか?」

「あぁ、そんな意地悪しないでほしいんす♡」

 

…ってプレイですね!アインズ様!最高です!

(ふぅ、落ち着くのよ。いえ、落ち着くでありんす…アインズ様は言葉責めを選択した。ということはこちらは受け身でいたほうが興奮できそうでありんすねぇ)

 

シャルティアの夜の戦闘眼は、かなりのものである。と自負している。

よって、すぐに最適解を用意する。

 

「いえ、アインズ様。その…少し緊張しただけでありんす…」

 

「…?そうか?それならいいのだが」

 

しかし、アインズの反応はあまりよくない。

 

(もしかして、解を間違ったでありんしょうか?)

シャルティアは不安に陥る。

 

ただでさえ、失敗続きなのだ。この重要な場面でも失敗してしまえば立ち直ることができないかもしれない。しかし、それは杞憂であった。

 

「ふむ。では少し目をつぶってもらえるか?」

 

「!!!!」

 

これは

 

これは

 

(これは、きたでありんす!!!!!!)

 

恋人が目を瞑ってほしいと懇願した後、そんなの勝利が待っているに決まっている。

今、シャルティアの脳内ではパチンコで言うなら確変状態。特撮なら処刑BGM開始時。

つまり、脳内麻薬がドバドバである。

 

(あぁ、ついにこの時が!!いと美しい御方に初めてを捧げるときが…!!)

 

「ああ、シャルティア。もっと肩の力を抜いてくれないか?」

 

はい。勝利確定。

 

シャルティアの脳内コンピュータが演算した結果。あと数秒後にはことに及んでいるだろうと出た。

 

もう、シャルティアは身を任せるだけでいいのだ。

そっと、肩に入っていた力を抜く。

 

それを感じとったアインズは満足気でシャルティアを見つめると、体を近づける。

 

「感謝するよシャルティア。後で、感想を聞くからよろしくな。<憑依>」

 

 

 

 

 

………

 

「おお…」

 

少女は自らの手をわきわきする。紅く輝く目で室内を見回し、正面を向く。

 

「うーん。意識のない俺の体って人体模型みたいだな」

 

少女の目の前には、ベッドに体を預ける豪奢な格好をした骸骨。非常にシュールである。

 

「この感じ…成功したってことで間違いないよな?うわーなんかワクワクしてきた」

 

今のアインズはINシャルティアの状況である。精神安定化が働かないからか、それともシャルティア自身の直情的な性格に引っ張られているのか、単純にwkwkしているのか。

アインズの興奮は、異世界転移後のMAX値を何気に更新していた。

 

「まあ、色々実験する前にやるべきことは済ませないとな。<伝言>…ってシャルティアは使えないじゃん!!」

 

・・・

 

「おお!アインズ様!無事に<憑依>が成功したようで!このパンドラズアクター最大級の喜びを感じております!!」

 

結局、扉の前に待機していた一般メイドに呼んできてもらった。

 

「うむ。私も嬉しく思っているが、安心するのはまだ早いだろう。目的は憑依ではなく、その先にあるのだからな」

 

アインズが神妙な雰囲気で喋るが、シャルティアの可愛らしい声のせいでいまいち締まらない。

 

「それで、アインズ様。シャルティア様のご様子はいかがでしたか?」

 

「ああ、お前の進言通り喜んでいたよ」

 

現在、アインズがシャルティアの体に憑依しているのは、今回の功労者。パンドラズアクター自身の進言が発端である。その時の様子を見てみよう。

 

 

 

 

『アインズ様!今回の憑依の対象はシャルティア様になさることが、このナザリックに最大の利益をもたらすと愚考します!!』

 

『ふむ…理由を聞こうか。パンドラズアクター』

 

『理由は二つございます!一つは、<憑依>は対象の能力に依存します。よって、アインズ様と同様にLV100であることは必須条件だと考えるからです!!』

 

『ふむ。確かにお前の言う通りだ。そこは私も懸念していた。』

(やべ…普通に忘れてた…)

 

『もう一つは、シャルティア様の心の棘を抜くためでございます!!』

 

『ん?あの反逆の件か?なにか関係あるのか?』

 

『ええ、大有りですよ!アインズ様!!彼女の棘は、彼女自身が納得いく功績をあげるまで自らを苦しめ続けるでしょう…しかし、直近でシャルティア様に任せられるような大役はなかった…この任務を除いて!!!』

 

『いうほど大役か?これ』

 

『ものすんごい大役ですよ!!できれば、私に代わって欲しいほどです!!』

 

『おお…そうか』

 

『シャルティア様も今回の件で持ち直していただけるでしょう…ナザリックの皆さま方が幸せなのは実に良いことです!』

 

(こいつって仲間思いなんだな。そんな設定つけたっけな…?)

 

以上が、シャルティア採用の経緯である。

 

 

「なんだか、思ったよりそわそわしたり頬が赤くなってたりしてたからな。よろこんでいるのは間違いないだろう」

(俺からしたら、理解できないけど)

 

アインズは考える。上司が自分の体を代わりに使っていいか?なんて尋ねてくる状況を。

即通報案件だ。

しかし、ナザリッククオリティでは嬉しいことなのだろう。

流石にアインズも理解してきていた。納得はしていないが。

 

「それで、パンドラズアクター。当初の予定通りに私の本来の体を宝物殿で厳重に警備してくれるか?私はこの部屋で、目的を達成できるか試してみよう」

 

「はい!アインズ様の玉体。丁重に守らさせていただきます!」

 

「ああ、頼むぞ。特にアルベドから」

 

「ええ!お任せください!では、アインズ様。<憑依>の規定時間…1時間経ちましたら迎えに参らせて頂きます。それまで是非、お楽しみください」

 

・・・

 

 

 

「おいしい…」

 

アインズ(外装シャルティア 注;以降アインズで統一)はコップの液体を傾けて、喉を潤す。

 

アインズが憑依後、初めての飲み物に選ばれたのは…オレンジジュースでした。

これには、ちゃんとした理由がある。

 

(シャルティアのキャラからして紅茶!を選ぶのが最適なんだろうけど…)

 

アインズ。いや、鈴木悟は紅茶を飲んだことがない。しかし、知識としてはある程度知っている。

 

(紅茶は緑茶やコーヒー以上に人を選ぶっていうしな~。俺の貧乏舌でおいしく感じれなかったら残念なんてもんじゃないよ)

 

そう、紅茶は人を選ぶ。人によってはどんなに美味しい紅茶であろうと「飲む香水」と称することがあるほどだ。

 

対して、オレンジジュース。

安牌である。余程のことがない限り、オレンジジュースを不味いと思うことはないだろう。というアインズの判断。

 

(我ながら、大正解だったな)

 

アインズは、目の前のリュミエールを気にすることなくグラスの中身を一気にあおる。

ゴキュゴキュという小気味いい音ともに、コップの中身はシャルティアの小さな口内に吸い込まれていく。

 

「ぷは~。とてもおいしいな。リュミエール、おかわりを頼めるか?」

 

「勿論でございます。アインズ様」

 

リュミエールはメイドとして、完璧ともいえる手さばきでオレンジジュースを注ぐ。

しかし、顔に浮かぶ笑みを殺しきることはできなかった。

 

 

・・・

 

(はぁ…私は今、間違いなくこのナザリックで一番の幸せ者だわ…)

 

光悦とした表情を浮かべるメイド。彼女の名はリュミエール。

至高の41人に創りだされた一般メイドのひとりであり、本日のアインズ当番である。

 

彼女は、美しい。当たり前だ。至高の御方にそうあれと創りだされたのだから。

豊かな胸を持ち女性らしさを前面に押し出された体でありながら、落ち着いた佇まい、そして彼女の放つ雰囲気によって全く下品に感じない。

顔のパーツは完成されたものであり、身につける眼鏡によってインテリジェンスな印象も受ける。

まさしく、完成された美女。そんな彼女でも

 

(この御方の美しさの前では私も霞んでしまう…)

 

目の前で美味しそうにオレンジジュースを嚥下する人物。彼女の名はシャルティア・ブラッド・フォールン。彼女は美しかった。

普段であれば、こんな感情を抱くことはない。立場は違えど、同じ被創造物なのだから。

しかしこの瞬間、シャルティアの美しさに叶うものなど存在しないだろう。

 

彼女の表情はコロコロ変わる。飲み込んだオレンジジュースの美味しさに驚いたり、幸せそうに味わったり、焦ってむせてしまったり…

 

シャルティアの中にいる人物は普段、表情というものがない。冷血というわけではない。非常に慈悲深い方だが、物理的に表情を作れないのだ。

 

(そんな、御方の表情を私は目の前で見つめることができる…こんな幸せでいいのかしら)

多幸感など生易しい感情ではない。快楽の暴力ともいえるのほどの喜悦が彼女の心を覆う。

 

ああ、このまま時が止まってしまえばいいのに…

 

 

 

「リュミエール。リュミエール!」

 

(!!いけない!つい、気を抜いてしまったわ!!)

 

「し、失礼しました!どうなされました!アインズ様!」

 

「鼻血が出ているぞ…」

 

「!!!!」

 

リュミエールは、手を鼻の下に持っていく。指に付いたのは自分の血。

なんと信じがたいことにリュミエールは、「完璧なメイドであれ」と創られたのにも関わらず、至高の主人を前にして粗相を犯したのだ!!

 

「お目汚しを!!し、失礼しました!!」

 

リュミエールは泣きそうになりながらも、ぐっとこらえる。

これ以上のミスは自分が耐えられない。

 

判決を待つ罪人の如き心持ちであったリュミエールにかけられたのは、意外な言葉だった。

 

「いや、私は怒ってなどいないぞ?それよりも、これでその血を拭きなさい。メイド服にシミになってしまっては困るだろう?」

 

そういって、アインズはハンカチを差し出す。

至高の御方のあまりの慈悲深さにリュミエールは、あわててハンカチを受け取ろうとする。

 

これ以上、アインズの前で情けない姿を見せられない。

急いで礼を述べ、ハンカチを受け取ろうとした手が空を切る。

 

「まあ、落ち着け。鼻血がでるなんてよっぽど疲れていたのではないか?私が拭こう。」

 

そんな!恐れ多い!とあたふたするリュミエールの反応にアインズが愉快そうに笑う。

 

「ハハハハハ!よいよい。お前たちはいつもよく、私のために働いてくれている。その、ささやかな礼と思ってくれ」

 

アインズの言葉への感激で顔を赤くし

自らの粗相の後始末をしてもらっていることに顔を赤くする。

 

金髪の美しいメイドの顔を拭うのは、銀髪の可憐な吸血鬼。

その光景は、まるで絵画の様な美しさだ。

ちなみに、ハンカチはナチュラルにシャルティアの私物を使っているが、場の雰囲気に呑まれたのか。二人とも気にしていなかった。

 

リュミエールは思う。私は間違っていなかったと。

この御方こそ私たち下僕を最後まで見捨てずにいてくださった慈悲深き王であると。

かつて、食堂でルプスレギナを交えてシクスス、フォアイルとアインズの本質を語り合ったことがある。

 

フォアイルは、アインズの死を従える力を称え

シクススは、組織の維持管理能力を称えた。

 

ルプスレギナは…シズに連れ去られたので定かではない…

 

自分はアインズを慈愛の君だと三人にプレゼンテーションした。

まさしく思っていた通りであった。アインズは慈愛の君である。

惚れ直した…というのは被創造物如きが失礼な物言いだが、リュミエールはアインズという素晴らしい主人をうっとりと眺める。

 

(きっと、今私の顔は真っ赤になっていてとてもだらしないんでしょうね)

 

そのことが恥ずかしくもあったが、至高の主人にされるがままであったリュミエールは気づく。

 

アインズの、吸血鬼の雪色の肌がほんのり赤みがかっていることに。

 

 

 

 




ナザリック産のオレンジジュース飲みたい

シャルティアの三大欲求の情報は割と曖昧です。
特に睡眠については分かりません(断言)
知っている方がいれば教えて下さるとありがたいです。

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