杉浦奈実
天気がよいと新型コロナウイルスの感染者が増える――。近畿大学などのチームが20日、3~4月の感染拡大は、気温や日照時間と関係があったという研究結果を発表した。春の陽気に誘われ、人の行動が活発になることで感染が広がったとみられるという。
論文が国際学術誌「エンバイロメンタルリサーチ」(https://doi.org/10.1016/j.envres.2020.110042)に掲載された。
チームは、緊急事態宣言が出る4月7日以前に感染者数50人以上だった地域のうち、札幌市や東京都、大阪市など28地域を選定。流行が始まった3月13日から4月6日までを五つの時期に分けて、累積感染者数の上昇率と、同じ時期の気象や大気汚染の濃度との関係を調べた。
すると、気温が高い、日照時間が長い、大気中に浮いている微粒子「浮遊粒子状物質」(SPM)の濃度が高いほど、感染拡大リスクは高いことが明らかになった。湿度や降水量などとの関連は見られなかった。
別の研究で、新型コロナウイル…
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