活動への思い

 何年も前から、書店には『貧困』について書かれた本が置かれるようになりました。今、この国では、子どもの7人に1人、シングルマザーの半数は貧困だといわれています。
 政治で世の中が変わるのを待っていられないほど、今大変な、すぐにでも手を差し伸べねばいけない人たちがいるのです。
 そこで、月に一回イベントを開き、その利益を女性や子どもを助けている団体に寄付することにしました。
 もちろん、いっぺんに莫大な寄付金が集まるとは思えません。そんなことをしても世の中が変わるわけでもない。
 でも、なにもしないよりはなにかしたい。
 それは、まわりまわって、自分の愛する人がピンチに陥ったとき、差しのべられる誰かの手になるのかもしれない。いいや、直接的に自分のためでもある気がして。
 格差が拡大していけば、みんな人に構っている余裕がなくなっていきます。
 でも、貧困の報道を観て、自分より大変な人がいる、まだ自分は最低じゃない、そんな最悪の捉え方をする人間にはなりたくない。知っているくせに、知らないふりする卑怯者にもなりたくない。
 時代が変わっても変わらない自分でいるために、あたしたちは動くことにしました。
 あたしたちとは、一緒にイベントを行う、小沢遼子さんと戦慄かなのちゃんです。
 世代のまったく違うあたしたちですから、社会問題もいろんな角度から捉えることができると思っています。様々な気持ちに寄り添えると思っています。
 何度考えてみても、今、非力なあたしたちにできるのはこれだけです。
 あたしたちはイベントを開き、楽しい時間を作るよう努力します。みなさんは寄付金となる安くはない3千円のチケットを買い、トークショーを観にきてください。あたしたちにできるのはこれだけ。でも、気を楽に、あたしたちと一緒にたったこれだけのことをしてみませんか?
賛同いただければ、嬉しく思います。
 室井佑月

P.S.
 イベントをつづけているうちに、個人の困っている人と、各種支援団体を結びつけることまで、できるようになるのが希望です。

 


※次回のイベントは8月5日(月)です。
詳細・チケットの購入は下記の詳細ページをクリックしてご確認ください。