新聞のレイアウト(割付)を学ぼう

新聞の整理割付(レイアウト)ができる人は少ない!デザイナーはたくさんいるのに、新聞整理のプロは少ない!読みやすくてかっこいい新聞を作れるようになってみよう。

更新日: 2016年02月02日

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この記事は私がまとめました

紙面の構成

いろいろありますけど、
「見出し」と「リード」がキーポイントです。

見出し…記事の内容を簡潔に伝えます。文字が大きいほど、重要なニュースです。
リード…記事の要約文。多くのニュース記事は、最初の段落がリードになっています。

見出しの大きさで記事の重要度がわかる

スポーツ新聞の見出しはことさら大きいですね

新聞記事というのは「見出し」に大事なことが書いてあります。だから、最初は大きく書いてある「見出し」を読みましょう。次に「前文」「リード文」と呼ばれる最初の10行くらいの文章を読みます。この「前文」にはニュースの内容がギュッとつまっています。読むのにつかれてしまったら、ここでやめて次の記事へいってもOK。

記事の流れ方を知ろう

読み進めていくうちに、「あれ?どこに続いてるのかわからない」と記事を見失ってしまったことはありませんか?
新聞の記事の流れにはルールがあるのです。

新聞の記事は
右上から左下へ流れて、障害物(写真や仕切り)にぶつかったら、下の段の右障害物(写真や仕切りや紙面のはじっこ)にぶつかるばしょ(障害物の左側)へ落ちていく
のが基本です。
水の流れのように落ちていきます。

画像の一番右下をみてみましょう。
Aの記事はオレンジ色の仕切りにぶつかって、(a1)右下の段の見出しにぶつかって流れていき、(a2)そこから右下の段の右端からまた流れています。

大事な記事は右上にある場合が多い

紙面の記事の配置。数字は重要度を示しているのでしょう。
①はトップの記事②はカタの記事③はヘソ。だいたい①と③に重要な記事を載せます。
②の位置には、連載ものや社説などをおく場合もあります。

罫線

記事のまとまりを区切るケイ(オモテケイ、ウラケイ、シキリケイ、リーダー、2部カスミ・・・など役割によっていろいろな呼ばれ方をします)、段と段の間に置くケイ(段ケイ、中段)などがあります。

見出し

画像の右側を主見出し、左側を袖見出し といいます。
主見出しに一番伝えたいことを凝縮します。

こちらは右から 柱(凸版)、カタ見出し、主見出し、袖見出し、となります。トップ記事では柱(凸版)をつかって目立たせます。
袖見出しの「東海村」が「希望者~」よりも小さくなっています。これを「カブセ」といいます。
ちなみに柱(凸版)の背景に模様がありますが、これを「地紋」とよびます。いろいろな種類があります。

ちょっとわかりづらいですが、「農薬混入~」が柱(凸版)、「アクリフーズ~」がカタ、「49歳男、~」が主、「群馬県警偽計業務~」が袖ですね(たぶん)。袖の「群馬県警」の字は少し小さくされ、たたんでありますね。「割注」という処理をされています。

まだまだいろいろあるけれど、参考サイトをみて勉強しよう!

道具

なれないうちは、書いたり消したりして消しゴムのカスだらけになります。

これは専用のものですが、割付用紙を切って定規に貼って、自分で作ることもできます。

あるとかっこいいでしょう。

作りたい新聞にあわせて、インデザインで作ります。

行数や文字数の計算につかいます。