石鎚酒造株式会社
家族による、愛情と情熱のこもった酒造り
西日本最高峰「石鎚山」の麓に蔵を構え、その名の如く高く清らかな酒造りをせよとの思いから命名された石鎚酒造。元々、越智家は隣町の新居浜市で14代に渡る庄屋でしたが、その後、西条市に移り、回船問屋を経て酒造業に転身。現在に至ります。
昭和5、6年頃には、吟醸酒「黒松」がこの地方を代表する高品質な日本酒として人気を博しており、「せめて黒松飲ませてやりたや…」との歌までつくられていたと伝わります。平成11年からは、それまでの杜氏・蔵人による酒造りから家族中心の酒造りへ転換。大規模な仕込みではない、手造りだから成せる愛情と情熱のこもった酒造りを信条としています。
酒造りの工程の中で、石鎚酒造が特に力を入れているのが麹造りです。全量独自の箱麹による力強くさわやかな麹が特徴。速醸酒母にて味が良く、健常で純粋な酵母を拡大培養した後、もろみに移行してからは5~12度という低温で長期間発酵。愛情と余裕を持ってゆっくりとお酒になります。
仕込み水は、蔵内の井戸からこんこんと湧き出る清水を使用。これは、環境庁の全国おいしい水の鑑評会で2年連続日本一にも輝いている石鎚山系の伏流水。中軟水でリンを含んでいることも特徴で、出来あがったお酒にみられる、澄んだ香り、すっきりとした口当たり、ビロードのような柔らかさはこの仕込み水に由来するものです。また、使用原料米は愛媛県産松山三井、徳島県阿波町産山田錦、広島県産八反、岡山県産備前雄町などで、品種特性を把握し、いかにその持ち味がお酒に反映できるかを考え、麹米は必ず酒造好適米を使用しています。
創業 | 大正9年(1920年) |
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創業者 | 越智恒次郎 |
代表者 | 代表取締役 越智英明 |
TEL | 0897-57-8000 |
FAX | 0897-57-8811 |
住所 | 〒793-0073 愛媛県西条市氷見丙402-3 |
従業員数 | 10名 |
蔵元見学 | 不可 |
URL | http://www.ishizuchi.co.jp/ |
関連ファイル | |
その他 | 平成23年 全国新酒鑑評会 金賞 (過去10年で金賞3回 銀賞6回) |
石鎚 純米吟醸 緑ラベル
1.8L 720ml 分類/純米吟醸 原料米/兵庫県産山田錦 愛媛県産松山三井 酵母/蔵内自家培養酵母 KA-1 度数/16.0 日本酒度/+5 推奨飲用温度/冷や穏やかな流れの中にも食中酒としてのふくらみを求め、丁寧に原料処理を施し、40日近い長期低温発酵で緑ラベルは生まれました。仕上げは清冽な水にて洗い清められた酒袋に注ぎ、昔ながらの槽しぼりによりゆったりと搾りました。穏やかな吟醸香と張りのある酸味が様々な酒肴と合い、食中酒としてお楽しみ頂ける一品です。
石鎚 純米吟醸 山田錦50
1.8L 720ml 分類/純米吟醸 原料米/兵庫県産特等山田錦 酵母/蔵内自家培養酵母 度数/16.0 日本酒度/+1.5 推奨飲用温度/冷や ぬるめのお燗日本酒「石鎚」の人気銘柄。山田錦独特の気品高く幅のある深い味わいです。
※ 2019IWC 純米吟醸の部 GOLD受賞
※ SAKE COMPETITON 2019 純米吟醸の部 SILVER受賞