公務員と小説家の兼業について。 私は今高校生で、ライトノベル作家を目指して...

公務員を誤解されているようですが、あなたが思うほどラクでもヒマでもありません。
兼業は禁じられていますが、懸賞金をもらうくらいなら、確定申告をしっかりすれば処分は受けないと思います。
しかし、本を出版して利益を得るほどになると、地方公務員法に抵触する可能性があり、任命権者の許可が必要です。
公務員というのは、国民に奉仕することが職責ですから、あなたのような考えの人にはなってほしくないですよ。

地方公務員法で禁止されてますが・・・破っても戒告処分か、上司からの訓告処分(注意)程度です。
出世には、響きますが生徒より小説の方が大切なら大した事でもないでしょう。

ご本人が公表していないので伏せますが「ラノベを書くために公務員になった人」はいますよ。理由は仰るように安定した基盤を持つためですね。私が知っているのは、連載すればコンスタントに10冊以上出すような作家です。＃「デビュー前に著者の原稿を推敲してた人」という、よく分からない繋がりでたまたま知りました。

参考まで

可能と言えば可能です。

一番問題となるのは、地方公務員法第38条の「営利企業等の従事制限」です。
質問者さんが新人賞に応募して賞金を貰うぐらいまではセーフです。
しかし、そこから先、出版者と契約して書く際にはこの条文に引っかかりますので、任命権者の許可が必要になります。許可が出ていないのにやればアウト。
執筆自体に許可が下りたとしても、その他の営利活動はまず許可がおりません。


他にも気を付けるべき点はあります。それは、
・同法第32条法令等及び上司の職務上の命令に従う義務
・同法第33条信用失墜行為の禁止
・同法第34条秘密を守る義務
・同法第35条職務に専念する義務
・同法第36条政治的行為の制限
や各自治体の例規です。例えば、職務専念義務の場合、勤務時間内に書かないのは当然のことですが、執筆活動に力を入れ過ぎて勤務時間中の仕事が疎かになるなんてのもアウトです。
例規は自治体によって異なります。県職員ならその県のHPで確認できます。
例えば、倫理規定の中に、利害関係者から金銭・物品の贈与の禁止などがあります。質問者さんが利害関係のある相手先に、私的な取材活動のつもりで訪れたとしても、相手方がそう思わないで「ウチをよろしく」と渡した土産を受け取ればアウトです。


なお、質問と少しずれますが、脱税は公務員に限らず誰でもアウトです。
確定申告が必要な金額の収入が有った場合は、きちんと報告・支払いをどうぞ。

売れないけど作家をしています。
元公務員（高校教員）です。

公務員をしながらの作家業はかまいませんよ。違法ではありません。

公務員ではもちろん給与は源泉徴収されますから、作家収入があることを断って、源泉徴収されない形で給与を受けとり、2月に自分で税務署に申告をしたほうが節税となります。

公務員は企業に比べて残業は少ないですからそれだけ執筆に時間をとれるという利点が大きいです。

お薦めは、午前三時か四時に起きて、出勤までの2時間を執筆にあてるということ。ものすごく集中して書けますよ。2時間以上を執筆にあてるのも、かえっていい作品が書けないです。

中学校教諭となると、授業数も多く、部活指導でけっこう忙しいですから、ちょっとだけがんばって、高校教諭を目指して下さい。

教員の仕事がなじまないようならば、県職（教育委員会）への転勤もできます。

よほどのベストセラー作家にでもならない限り（笑）、公務員の仕事と作家業を兼業して下さい。

ちなみに、映画化されたとしても、原作者はごくごくわずかしか収入が得られません。その分、原作本は売れますけど。

ライトノベルならアニメ化を目標にするといいですね。

今は少子化の時代で、特に私立大学は生き残りをかけています。ですので、知名度のある作家は私立大学での教授職の口も回ってくることも多いです。

そうなれば、公務員を辞めることを少し考えてもいいかもしれません。

僕の場合は、教員の生活で疲れて辞め、少し休養をとってから本格的な作家活動に入ったのですが（かなり無謀でした（笑））、もし35歳の誕生日の時点で単行本が（文庫の書き下ろしもあり）、が書店に並んでいないようなら、作家業は辞める必要はないですけど少し見切りをつけた方がいいです。

僕の場合は、ぎりぎりセーフで、34歳で単行本が出版されて、三ヵ月以上書店に平積みされていました。

その年になるまで、結婚はちょっとおあずけのつもりで。結婚すると雑用が多すぎます。

公務員なら安定収入と終身雇用制が保証されていますから、30代後半でも結婚紹介所に登録しておけば、わりと女性から人気がありますよ。

がんばって下さいね。