ひろしまタイムラインブログ

2020年08月21日(金)

8月20日のシュンのツイートについて

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8月20日に発信したツイートについて、お問い合わせなどいただきましたが、「1945ひろしまタイムライン」は、被爆75年を機に、戦争・原爆の悲惨さや戦後の厳しい現実を、若い世代の方々にSNSを通じて知ってもらうために始めたNHK広島放送局の企画です。

3つのツイッターアカウントで、1945年の広島を生きた3人の日々を毎日発信しています。①中学1年生の「シュン」、②26歳主婦の「やすこ」、③32歳新聞記者の「一郎」。当時、広島で暮らしていた実在するお三方の日記や手記、本人や関係者への取材にもとづき、発信しています。「シュン」「一郎」は2020年3月から、「やすこ」は5月から発信を始めています。
 

8月20日のシュンが発信した、「大阪駅で戦勝国となった朝鮮人の群衆が、列車に乗り込んでくる」と関連のツイートは、シュンのモデルとなった男性が、広島の自宅から両親の故郷である埼玉県に移動する途中に体験したことを伝えています。

当時中学1年生だった男性にとって、道中の壮絶な経験が敗戦を実感する大きな契機になったことに加えて、若い世代の方々にも当時の混乱した状況を実感をもって受け止めてもらいたいと、手記とご本人がインタビューで使用していた実際の表現にならって掲載しました。
 

また、6月16日に発信した「既に大人たちが大きな穴を掘り進めている。 話す言葉によるとどうやら朝鮮人のようだ」と関連のツイートも、男性が学徒動員でトンネル掘りに従事したときの経験を紹介しました。こちらも手記とご本人がインタビューで使用していた実際の表現にならって掲載しました。