【閲覧注意】本当は残酷な童謡「マザー・グース」
英米の子どもたちはみんな知ってるマザー・グース(童謡)。実は非常に残酷な内容のものがたくさんあるんです。ミステリーだと見立て殺人などに使われますよね。その一部をご紹介します。
更新日: 2013年05月20日
英米の子どもたちはみんな知ってるマザー・グース(童謡)。実は非常に残酷な内容のものがたくさんあるんです。ミステリーだと見立て殺人などに使われますよね。その一部をご紹介します。
更新日: 2013年05月20日
マザー・グース (Mother Goose) は、英米を中心に親しまれている英語の伝承童謡の総称。
マザー・グースは、英米では庶民から貴族まで階級の隔てなく親しまれており、聖書やシェイクスピアと並んで英米人の教養の基礎となっているとも言われている
子守唄、物語、数え唄、なぞなぞ、早口言葉など、さまざまな唄を含み、その数は1000とも2000とも言われています。子供が最初に出会う絵本が、マザーグースなのです。
こんなマザーグースですが、実は残酷な内容がとても多いのです。
My mother has killed me(お母さんが私を殺した)
お母さんが私を殺して
お父さんが私を食べている
兄弟たちはテーブルの下で私の骨を拾い
冷たい大理石の下に埋めたの
My mother has killed me,
My father is eating me,
My brothers and sisters sit under the table,
Picking up bury them under the cold marble stones
このマザーグースは、親の言うことを聞かない子供に対するいましめのようです。
でも、言うこと聞かないからって食べなくても…
There was a lady all skin and bone(骨と皮だけになった女)※抄訳
床の死体
鼻から顎に蛆虫が這っている
女は聞いた
私も死んだらこうなるの?
ああ!牧師は言った
お前も死ねば腐るのさ
She saw a dead man on the ground;
And from his nose unto his chin,
The worms crawled out, the worms crawled in.
Then she unto the parson said,
Shall I be so when I am dead?
O yes! O yes, the parson said,
You will be so when you are dead.
蛆虫の出てくる童謡なんてあるんですね。
There was a man,a very untidy man(一人の男が死んだ)
一人の男が死んだのさ
すごくだらしの無い男
頭はごろんとベッドの下に
手足はバラバラ部屋中に
ちらかしっぱなしだしっぱなし
There was a man,a very untidy man,
Whose fingers could no where be found
to put in his tomb.
He had rolled his head far underneath the bed:
He had left his legs and arms lying
all over the room.
これも、片付けをきちんとしない子供へのいましめなんですが…どう見てもバラバラ殺人…。
Ring-a-Ring-o' Roses(バラの花輪だ 手をつなごうよ)
Ring-a-Ring-o' Roses,
A pocket full of posies,
Atishoo! Atishoo!
We all fall down.
バラの花輪だ 手をつなごうよ,
ポケットに 花束さして,
ハックション! ハックション!
みいんな ころぼ。
「バラ」はペストの症状の赤い発疹、「花束」はペストを防ぐための薬草の束、「ハックション」は病気の末期症状、そして最後に「みんな ころぼ」で死んでしまう
こんな明るい歌に、死の病の象徴が入っていたなんて…。
Lizzie Borden took an axe(なわとび唄)
Lizzie Borden took an axe
And gave her mother forty whacks.
And when she saw what she had done
She gave her father forty-one.
リジー・ボーデン斧を取り
母を40回 滅多打ち
自分のした結果に気がついて
父を41回 滅多打ち
このとても残酷な童謡は実在の事件をモチーフにしています。
1892年8月4日にアメリカで起きた、リジー・ボーデンの実父と継母の惨殺事件です。
リジー・ボーデンは結局無罪とされ、真犯人は未だ解っていません。
London Bridge is broken down(ロンドン橋落ちた)
ロンドン橋 落ちた
落ちた 落ちた
ロンドン橋 落ちた
マイ・フェア・レディ
London Bridge is broken down,
Broken down, broken down,
London Bridge is broken down,
My fair lady
日本でも有名な童謡ですね。
一見して残酷には見えませんが、実はこの童謡、ロンドン橋建設の際の人柱をモチーフにしているという説があります。
どうしてこんな残酷な童謡が広まっているのか?
なぜこんなに怖いマザー・グースが広まっているのか、不思議ですよね。
普通は「そんな歌、ダメ!」と親が止めそうなものですが…。
実はこれには、深いワケがあったんです。
理由1:子供を怖がらせて、しつけするため
子供に言い聞かせるには、これが一番ということ。
子供が悪いことをしないように、一人で森の中に入ったりして危ない目にあわないようにわざわざ怖い話を子供にしていた
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